(タイトル):High Time/thee michelle gun elephant

(更新日時): 2010-04-20 02:59

(本文)

半年だか一年だかのご無沙汰です。沈黙の内に色々ありました。世の中も自分も……。
私事に関してはあんまり楽しいものではありませんですが、ちょっとした行き詰まりみたいなもんです。どうでもよろしいお話か……。ともかく、副作用として書き手のキャラクターやら文章やらが少し変わりつつありますが、その旨ご容赦のほどをば(※このブログは最初から同じ人間が一人で書いています、念の為)。
音楽業界については……、過去の出来事をしんみり語るのもいいのでしょうが、過去は過去、それを踏まえて今何が出来るのか、将来どこのポジションに落ち着くか……、こういったことを考えた方がベターでしょうから、振り返るのは止めにしましょう。というのも、その手のしんみり記事を書こうと準備していたんです。特に去年は音楽関係でかなりショックな事が多かったもので……。ただ、それだけの話です。また、しばらくこういう代物もぽつぽつ書いておこうかと思います。どうぞ適当にお付き合いください。

今回はちょっとリハビリ(と言ったら失礼か……)として、ミッシェル・ガン・エレファントの「High Time」の感想めいたものを書いてみようかと。しんみりとした記事になりそうかな……。まあいいや。実はミッシェルは割と贔屓のバンドなんです。感想もライブアルバムについて一度だけ書きましたが、アルバムやらシングルに関しては今までなかなか書き起こしてみる気分にならなかったものなのです。それこそ昔のシングルを集めたり、冷蔵庫の音を聞いて悲しくなってみたり、髪を伸ばしてみたり、突然坊主にしてみたり(これについては諸説あり)、髭を伸ばしてみたり、女を…これはまだだ……、あとは、レコードを燃やす……ほどレコードを持っていなかったや。大体、家にある年代もののレコードは、プレイヤーの針が宜しくなくて聴けない状態なのであります。それでもって、「High Time」はCD盤とアナログ盤がありますが、アナログは未聴なのであります。元々盤を持ってない、というのもあるんですが。とにかく、そのレベルでのファンであります。
アルバムの感想を書きます。このアルバムを聴いてみると、「かっこいい」以外の言葉が出てこないのです。考えることが許されないのであります。「考える暇があったら腰を振れ」なのであります。後期になればまだ喋りようもあるんでしょうが、これは困ったぞ……。若さとエロさとセンスをバックに、シュールというか、あのナンセンスのギリギリの世界をパッケージした、ということでいいでしょうか。最近出たベスト盤などを聴いて、初期の気分が良いと思い、これに浸りたければ「High Time」を目指せと。そういや、例のベスト盤買ってないなあ……。映画も行かなかったし……。参ったなあ……。このアルバムの楽曲は「アルバム」として聴いても、iPodの如く「楽曲」単体に切り離して聴いても、テンションが落ちないんですよね。これは何なんだろう、ああ、考えたくない……。
最早、「High Time」は「ミッシェルのキャリア至上、最も言葉の要らないアルバム」という"言葉"が相応しいとしか言い様がありません。結局、「言葉が要らない」という言葉を使わざるを得ない自己矛盾であります。




……そういや、新素材だかのCDで再発したんだっけ。全く疎くなってきましたよ……。


最終更新:2010年04月20日 03:00