プレパンデミックワクチンについて

プレパンデミックワクチンについて


プレパンデミックワクチンは、まだパンデミック(世界的大流行)を起こす前のH5N1ウイルスから作成したワクチンです。
日本では現在1000万人分のプレパンデミックワクチンが備蓄されています。
(3000万人分まで備蓄を増やすことが計画されています)
このプレパンデミックワクチンはパンデミック発生時に、医療関係者・ライフライン従事者・治安維持関係者・政治家などに打つ予定です。

先日新型インフルエンザを特集した「未来予測テレビ」で国立感染症研究所の岡田氏が『全国民分のプレワクチンの備蓄を』という呼びかけで
(プレワクチンの原価が1200円と安価であることもあり)インターネット上では、なぜ政府は決断しないのか、という議論がされていますが
様々な問題点もあるようです。

問題点
  • そもそもプレワクチンは、パンデミック発生時のH5N1ウイルスに有効なのかが不明である。
(理論上は効果があるのだが、いざパンデミックが発生したら全く効かない可能性もある)
  • プレワクチンの安全性
(1億2000万人に打った場合、どれくらい副作用がでるか、最悪多数の死亡者もでるのではないか)

筆者は『プレパンデミックワクチンは魔法の薬ではない』と強く呼びかけます。
政府が全国民にプレワクチンを接種しても、それで全てが解決する問題ではありません。
が、国内死亡者64万人ということから見ても、多少のリスクを負ってでも賭ける可能性のある有効性の高い対策であると考えています。

なお、プレワクチンでない本番の新型インフルエンザワクチンは、パンデミック発生後のウイルスを使用して作られます。
(パンデミックが発生していない現在では、パンデミックを起こす時にH5N1ウイルスがどのような形に変異するかわからないため、作ることができません)
このワクチンの製造には、パンデミック発生後約半年かかります。
(政府はこのワクチンに関しては、全国民に接種を予定しています)


N95 マスク 10枚入KA-0039-15

【大幸薬品】クレベリンG 150g
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最終更新:2008年02月01日 07:20
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