ICカード乗車券


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「Suica」や「PASMO」など改札や運賃箱でタッチするだけで運賃精算ができるICカード乗車券。
定期券の機能も乗せられることができ、その場合乗り越しをした場合は精算機を利用することなく改札機にタッチするだけで精算が完了し大変便利です。
かなり便利なものですが、利用する際には注意が必要です。幾つか事象を挙げてみてみましょう。

どの路線で使えるの?

大都市の近郊、私鉄、バスなどで使えます。バスや路面電車は正面にその旨の表示が、JRなどの鉄道線は改札口等に表示があります。
利用できる区間の外へ乗り出す場合は定期券を付与していない場合、最初からICカードを使って改札を通過することはできません。乗車する全ての区間の乗車券が必要となります。詳しくは下方記述にて。

半年程ほったらかしにしたら使えなくなった

ICカード乗車券の中には半年程使わないと自動的に利用ロックが掛かり、改札などで解除をしてもらわないと以降使えなくなるものがあります。使えなくなったことを改札へ申し出てロックを解除してもらって下さい。カードにも書かれてはいますが小さな字でしか書いてないので注意が必要です。
また、何年か経って使ってみたら通らなかったという場合は一度改札へいって状況を見て貰いましょう。精算が必要だったのに改札を出ていない状況だったり、無人駅でタッチし忘れてたりといったことがままあります。ですのでこの場合は係員の指示に従ってください。

本来なら運賃が引かれているはずなのに運賃引き落としがなかった

これはICカード乗車券に定期券を付与している時にありますが、(本来ならいけませんが)定期券とは別経路でICカード乗車券を利用して乗った場合、本来区間外乗車ですから運賃を引き落とさなくてはいけないのですが、定期券区間の両端が同じで経路が違うという場合に運賃を引き落とさないことがあります。ただ、これは自己申告なので良心が咎めると思った場合はちゃんと申告し精算をすべきでしょう。ただ、引き落とされなかったとしても間違いではありません。

身障者の割引制度は?

身障者割引の項も参照。
鉄道各社の場合、身障者でのICカード乗車券を行わない所が殆どです。ですので、鉄道の場合自動券売機等で小児用乗車券等に引き換えて有人改札を通るか、乗車の際の改札は普通に通り、下車の際身障手帳を提示して精算を受けて下さい。もちろん、割引条件に当てはまる場合に限ります。このときは社局で独自に行っているマイレージサービス等は受けられないのがほとんどです。
バスでの利用の場合は、先払いの場合は運賃箱にタッチする前に運転手に手帳を提示して割引運賃での精算の旨を告げ、運転手の操作が終わった後にタッチをします。後払いの場合は確実に乗車口でのリーダーにタッチをすることが必要です。下車の際に先払いの時と同様に、手帳を提示して割引運賃の旨を告げて操作を終えた後にタッチをします。
身障者用のカードを発行できる各社の場合は、身障者手帳の提示を行って発行を受けます。一部社局では毎年手帳の確認をしていることもあります。その際は運転士等に手帳の提示等は必要ありません。そのままカードをタッチして利用します。ただし、身障者用カードは(鉄道線でも利用できる場合)そのままでは利用できないことがあります。その場合は割引情報が付与されているカードと割引情報がないカードと2枚持つ必要があることもあります。
身障者用カードの一部では同じカードを使う他社線の券売機やチャージ機でチャージできないことがあります。この場合は面倒でも発行した社局でのみチャージやポイント還元等が受けられることになります。
2014年4月から関東圏・関西圏の一部で1円単位でのICカード乗車券からの引落が行われていますが、鉄道・バスに於いて身障者での利用の場合「乗車券のみでの対応」としている社局がありますのでご利用の際には御確認ください。

突然読み取れなくなった

テレビの上や携帯電話などのそばに置いておくと稀に磁気異常を起こし、中のICチップが読み取れなくなる事があります。この場合は発行元の会社窓口に赴き、その旨を告げて再発行を受けます。手続きをしたその日は受け取れませんがその翌日には中身も保障されたカードが返ってきます。定期券が付与されている場合はその旨の証明書をもらえますので、その証明書を有人改札で提示して乗車することができます。
もし、他社局でのカード(名古屋でSuicaを使っていた等)がおかしくなったら それぞれ発行を管轄している駅でしか再発行の処理ができません 。SuicaであればJR東日本の各駅、manacaであれば名鉄・豊鉄・名古屋市営地下鉄、KitacaであればJR北海道でしか手続きができませんのでそれぞれの駅に赴く必要があります。郵送で送って処理を依頼することもできません。

普通に切符を買うのより安くなることがある

これは東京の地下鉄等を利用する際に起こりうることですが、例えば渋谷から北千住に向かう際に半蔵門線を利用して途中押上から東武線を利用した場合普通乗車券だと390円かかりますが、ICカード乗車券の場合は銀座線・日比谷線を利用した230円で計算されます。これは「ICカード乗車券に於いてはもっとも低廉となる経路の運賃を収受する」という規則があるのでこうなります。逆に言うと「両端の駅を結ぶ最低運賃経路で計算されるので経路は問わず乗車ができる」となりますが、できれば最短経路での乗車をお勧めします。

間に定期区間を挟むと・・・?

A-B-C-Dと乗りB-CがICカードに定期券として入っている場合で、A-Dの通し運賃とA-B、C-Dの各区間の合算運賃を比較し低廉になる方を採用してカード残額から差し引きます。ですので、通し運賃の方が安価な場合は最初から定期を使わずに乗車券で乗車しているのと同じ事になります。
定期券に接続するように乗車券を買うこともできます。例の場合、A-BとC-Dの乗車券をあらかじめ購入し、有人改札から全ての乗車券類を呈示して入場します。降りる際も全ての乗車券類を呈示して有人改札から出場します。JR東日本の一部券売機では定期券が付与されているICカードを入れると接続するような乗車券を購入できる物もあります。
但し、例えばA-BがICカード利用不可の範囲である場合は、必ず乗車券を購入して入場しなくてはいけません。また、例の場合でBから乗りDで降りる際、C-DがICカード利用範囲の範囲外の場合は乗車する際自動改札機を通ることができません(下述参照)。

ICカードで新幹線に乗れる?

TOICAの場合、IC定期券の定期区間に新幹線の駅が2駅以上ある場合で、カード内に特急料金以上の残額がある場合に限り、新幹線の自由席に乗ることができます。
ただ、岐阜は岐阜羽島、富士は新富士と読み替えます。ですので「大垣-名古屋」間の定期を持っている場合は「岐阜羽島-名古屋」間の新幹線に乗ることができます。
TOICA定期券は通常の定期券と違い、TOICA定期券+「新幹線定期券用特急券」という乗り方はできません。SuicaやICOCA等では取扱が異なります。

ICカード範囲外へ乗り越す、ICカード範囲外から乗る場合

ICカード乗車券が利用できないエリアへ乗り越す場合は、最初からICカード乗車券が利用できません。この場合はICカード残額で乗車券を引き替えるか、予め全区間を現金などで乗車券を購入する必要があります。なお、IC定期券と併用して範囲外へ乗り越す場合は、予め乗り越す区間の乗車券を持っていたとしても、自動改札を通ることができません。有人改札でICカードの定期券と乗り越す区間の乗車券を提示して通る必要があります。逆の場合も同様です。
範囲の端の駅で停車時間が長い場合若しくは乗換が長くなる場合は改札で申し出てみましょう。そこまでの運賃を精算し、そこまでの運賃を精算した旨の証明書若しくはそこまでの運賃を払った証明書の代用の乗車券等を発行してくれることがあります(駅によって対応が異なります)。

ICカード利用範囲内において定期券範囲外へ乗り越す・定期券範囲外から乗る場合

この場合、チャージが足りているのであればそのまま自動改札を通ることができます。足りない場合はチャージをするか、不足分の乗車券を予め購入し、範囲外から乗る場合は乗車券のみで入場し、降りる駅で有人改札を通る必要があります。範囲外で降りる場合は乗車券を購入する際にICカードの定期と併用する旨を告げるか、有人改札を通る必要があります。

ICカードで乗ったはいいけどチャージ額が足らなくなった

この場合は「有人改札で不足分を現金で支払う」「(関東圏のみ)対応チャージ機で不足額だけチャージする(下述)」「チャージ機で出場出来るようにチャージ(最低1,000円)する」のいずれかになります。殆どの場合有人改札で申し出れば不足額を現金で支払うことにより出場出来ますが、一部社局(大阪市交通局等)では不足額を現金で支払って出場することは出来ません(規則により定められています)。この場合はチャージをして出るか、元々カードを使わずに乗車したとみなし、乗車した駅からの運賃全額を支払うかのいずれかになります。

チャージはどうするの?

鉄道利用の場合、改札外であれば駅券売機や各種コンビニなどでチャージが出来ます。改札内であれば精算機若しくは精算窓口でチャージが出来ます。東京メトロの精算機や券売機では今までの1000円単位のチャージの他、消費税対応に合わせ10円単位のチャージが出来るようになりました(他社カードも対応)。
バスに於いては運転士横の運賃箱で行います。バス停車中に運転士に申し出て下さい。一部社局では車内にチャージ機を置いているところもあります。
2016年4月1日より関西圏の路線バスに於いて全国鉄道系ICカードが利用出来るようになりますが、阪神バスと尼崎市バス以外の各路線バスでは車内でのチャージが出来ません。コンビニ・鉄道各駅で予めチャージをして利用して下さい。

首都圏におけるICカードへのグリーン券情報の付与について

manacaやSUGOCAなどでは首都圏でのグリーン券情報をICカードに記録することができません。この場合は別のSuicaを利用するか、面倒でもグリーン券を別途購入する必要があります。

2~3社相互連絡定期券

JRと名鉄、JRと近鉄のように2社以上で改札口を出ずに乗り換えするのに便利なのが連絡定期券ですが、これにも販売経路に指定や限界があります。
また、乗り換えができる駅も限られており、次のようになります。

※交通事業者欄の左側での駅名で記載。
※JR東日本管区は私鉄との組み合わせが多いので割愛。JR東日本Webページにて乗り換え対象駅、区間等を公開中。
交通事業者 乗り換え可能な駅
JR東海-名鉄 岐阜、鵜沼、可児、尾張一宮、名古屋、金山、刈谷、豊橋、大曽根、弥富
JR東海-地下鉄 名古屋、金山、千種、鶴舞、大曽根、八田
JR東海-市バス 名古屋、尾頭橋、金山、熱田、笠寺、大高、南大高、八田、春田、千種、鶴舞、大曽根、新守山、高蔵寺
JR東海-あおなみ線 名古屋
JR東海-豊鉄 豊橋
JR東海-近鉄 名古屋、桑名
地下鉄-リニモ 藤が丘
名鉄-JR東海-名鉄(瀬戸線) 大曽根と岐阜、鵜沼、可児、尾張一宮、名古屋、金山、刈谷、豊橋、弥富(※6)
名鉄-近鉄 名古屋(※1)
名鉄-地下鉄 上小田井、赤池、名古屋、金山、栄町、上飯田、大曽根(※2)
近鉄-南海 河内長野
近鉄-JR西日本 鶴橋、大阪阿部野橋、柏原、桜井、王寺、新王寺、京都
近鉄-京阪 丹波橋
近鉄-JR西日本-京阪 鶴橋-京橋(※3)
JR西日本-京阪 京橋、河内磐船、東福寺
JR九州-地下鉄 博多、姪浜(※4)
JR九州-北九州モノレール 小倉
西鉄-地下鉄 薬院、西鉄福岡、貝塚(※5)
※1:名鉄ではmanaca利用可能各駅(瀬戸線を除く)と愛知・三重県内近鉄各駅間、近鉄ではICOCA利用可能各駅と名古屋本線、常滑線、空港線、犬山線、津島線の各駅間を対象とする。
※2:接続駅により発売可能駅が制限有り。蒲郡~吉良吉田間、新可児~御嵩間をmanacaに含めることはできない(磁気定期券とmanacaの2枚持ちとなる)。
※3:大阪環状線経由で両駅を移動する定期に限る。JRでの発売は無し。
※4:鹿児島本線相互の定期は博多乗り換え、筑肥線相互の場合は姪浜乗り換え。
※5:貝塚乗り換えは貝塚線相互発着に限る。西鉄-地下鉄-西鉄の定期(例:「春日原~西鉄福岡・天神~西鉄香椎」等)は要確認。
※6:名鉄のみ取扱。瀬戸線と本線系名鉄とはJR大曽根駅での乗り換えを必須とする。

関東圏のバス・電車の運賃について(消費税関連)

消費税増税分を付与する形として、殆どの会社に於いて値上げが実施されています。これにより、現金での乗車とICカード乗車券での乗車とでは数円単位ですが運賃に差が出ることがあります。関東圏では殆どの鉄道線やバス線に於いて1円単位での運賃が設定されます。区間によってはICカード乗車券の方が安いこともあれば現金乗車の方がやすいこともあります。バスの初乗り運賃でも同様です。差があるからといって誤収受ではありません。