トップページ

「トップページ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

トップページ」(2008/08/20 (水) 21:23:55) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

「宅配でーす」 大学とバイトの往復の毎日の中、久々にとれた休日。惰眠を貪るのもほどほどにさぁ掃除でもやるか、と意気込んだ俺の耳にインターフォンが響く。 クソ、タイミング悪いな。 スタートを挫かれ、少し落ち込みつつ扉を開けると、配達員が大きなダンボール箱を重そうに持っていた。俺が配達用紙にサインをし、荷物を受け取ると配達員はそそくさと帰って行ってしまった ・・・なんだよ、サービス業なんだから『ありがとうございます』とか『失礼しました』とかの一言くらい言ってくれてもいいじゃないか。 しかしこの宅配物は何だろう。こんな大きなものを通販で頼んだ覚えはないし、母親が食べ物かなんかを仕送りしてくれたとか? ともかく中身を開けてみない限りは分からんだろ、とガムテープの端に手をかけたその時。 内側から音がする 意を決して一気にガムテープを剥ぎ取る 「・・・なんだお前」 ふてぶてしい、猫? 「てめぇこそ何だ、その態度は。」 うわっ、喋った! 今期アニメにこんな奴いたよな、なんだっけ、ほら、いなかっぺ大将のあの、名前が一緒の・・・、そう、ニャンコ先生! いや、こいつはたぶんニャンコさんが関の山だな 「サインコサインボインボイン・・・」 「何ブツブツ言ってんだ兄ちゃん」 漏れていたようで怪訝な顔をしてこちらを見ていた。恥ずかしい。穴があったら吐いてしまいたい 「・・・えっと、お前は、何?」 「あ?俺は俺だよ。」 「」 「知るか、んなもん。起きたらここにいたんだよ。」 その後ともとりあえず、こんな 「あ、にゃんにゃん。」 「おとーさんみたい!」 「・・・まぁ、その、なんだ。よろしくな」
「宅配でーす」 大学とバイトの往復の毎日の中、久々にとれた休日。惰眠を貪るのもほどほどにさぁ掃除でもやるか、と意気込んだ俺の耳にインターフォンが響く。 クソ、タイミング悪いな。 スタートを挫かれ、少し落ち込みつつ扉を開けると、配達員が大きなダンボール箱を重そうに持っていた。俺が配達用紙にサインをし、荷物を受け取ると配達員はそそくさと帰って行ってしまった なんだよ、サービス業なんだから『ありがとうございます』とか『失礼しました』とかの一言くらい言ってくれてもいいじゃないか。 しかしこの宅配物は何だろう。こんな大きなものを通販で頼んだ覚えはないし、母親が食べ物かなんかを仕送りしてくれたとか? ともかく中身を開けてみない限りは分からんだろ、とガムテープの端に手をかけたその時。 内側から音がする 意を決して一気にガムテープを剥ぎ取る 「・・・なんだお前」 ふてぶてしい、猫? 「てめぇこそ何だ、その態度は。」 うわっ、喋った! 今期アニメにこんな奴いたよな、なんだっけ、ほら、いなかっぺ大将のあの、名前が一緒の・・・、そう、ニャンコ先生! いや、こいつはたぶんニャンコさんが関の山だな 「サインコサインボインボイン・・・」 「何ブツブツ言ってんだ兄ちゃん」 漏れていたようで怪訝な顔をしてこちらを見ていた。恥ずかしい。穴があったら吐いてしまいたい 「・・・えっと、お前は、何?」 「あ?俺は俺だよ。」 「」 「知るか、んなもん。なんか起きたらここにいたんだよ。」 その後も何回かこういう不毛なやり取りを何回か続けた後、 「あ、にゃんにゃん。」 「そのにゃんにゃん、おにーちゃんの?」 「だっこしてもいい?」 「ふふ、おとーさんみたい!」 「・・・まぁ、その、なんだ。よろしくな」

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: