※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。


何を「ニセ科学」と呼ぶか


科学ではないのに科学を装っているもの。つまり「科学ではない」と「科学を装っている」の両方を満たすものをニセ科学と呼ぶ。単に「科学ではない」というだけのものは「ニセ科学」の条件を満たさない(何を「ニセ科学」と呼ばないか、の項を参照)。

条件その1:「科学ではないもの」とは?

最初に「科学ではないもの(広義の非科学)」を列挙する。
  1. 反証不可能でポパー的に見て科学ではないもの (ポパー的非科学)
  2. 反証可能なだけではなく、すでに反証されてしまっているもの (間違った科学)
  3. 反証可能で直接には反証されていないが、他の科学知識と整合しないので反証する必要のないもの(間違った仮説)
  4. 反証可能だが実証も反証もされていないもの(未科学)
よくある誤解として「非科学とは反証不可能なものの事である」というものがある。要するにポパー的なものだけが非科学だとする考え方である。しかし上記の分類より明らかなように、ポパー的非科学だけが非科学ではない。従って「反証可能だから非科学ではない」という言い分は通用しない。
また4.を未科学と呼ぶのは、4.だけが将来的に科学になる可能性を秘めているからである。

条件その2:「科学を装っているもの」

そして、これらの中で「科学を装っているもの」がニセ科学と呼ばれる事になる。
但し「装っているかどうか」の判断はなかなか難しく、議論の余地があるところである。ここでは「科学者ではない一般の人達の目から見て、見かけと実態との間に明確なズレがある場合」に「装っている」と判断する事にする。
つまり「科学の専門家から見れば科学的でないことが明らかでも、一般の人には区別がつかない」場合は「装っている」に含まれるので「ニセ科学」である。もっと言えば、当該分野にある程度詳しい人が「こんなモンに騙されるなんて、馬鹿じゃないの」と思ったとしても、それでニセ科学性が否定される訳ではない。

まとめると「装う」とは以下の条件のうち「少なくとも1つ」を満たすものといえる。全部を満たす必要が無いのは言うまでも無い。
  1. 情報の発信者が科学だと誤解させる意図を持っているもの。
  2. 通常の理解力と常識をもってしても科学であると誤解しうるもの。
  3. 実際に誤解した人が無視できない数存在すること。

抽象的な話ばかりでは何なので「装っている」と看做せる例を挙げる。
  • 用語の混乱
  • 既存理論の否定もしくは超越
  • 体験談の極端な重視

応用編:「未科学を装っている」場合

実は「科学ではないのに科学を装う場合」だけでなく「科学でも未科学でもないのに未科学を装う場合」も「ニセ科学」とみなせる。何故なら、上で述べた様に「未科学だけが将来科学になる可能性を秘めている」からである。
つまり、将来的にも科学になる可能性が全く無いにも関わらず、あたかもその可能性があるかの様に「装う」のも「ニセ科学」の一種なのである。
これはなかなか巧妙なやり口である。「可能性」に言及しているだけなので、一見すると慎重で公平であるという印象を与える事も出来るからである。

何を「ニセ科学」と呼ばないか


「広義の非科学」だが科学を装っていないもの

上記の定義によれば「広義の非科学」であっても、科学を装っていなければ「ニセ科学」には該当しない。繰り返しになるが「広義の非科学」には以下のものが該当する。
  • 未科学(検証されていない仮説)
  • 間違った科学(既に反証されてしまった仮説)
  • 間違った仮説(既存の科学から見て明らかに否定されるもの)
  • そもそも科学を装っていないもの(宗教、オカルト):これらはポパー的非科学の一部といえる。

但し、これらのものが「科学を装う(あるいは未科学ですらないのに未科学を装う)」とニセ科学の仲間入りをする。即ち
  • 検証されていない仮説を検証済みのように紹介する
  • 既に間違った科学であることがわかった後も「間違いではない(可能性がある)」と強弁する
  • 仮説そのものが間違っているのに「間違っていない(可能性がある)」と強弁する
  • 宗教やオカルトに対して一見科学的と思える説明を付加する
というような事をすると、ニセ科学と呼ばれる事になる。


|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|