巣鴨拘置所(すがもこうちしょ)(旧字体で巢鴨)は、かつて東京都豊島区巣鴨(現在の東池袋)に存在した拘置所。通称は「巣鴨プリズン」、「スガモプリズン」(Sugamo Prison)。現在の東京拘置所の前身にあたる。
第二次世界大戦中の1944年には、ゾルゲ事件の主犯とされるリヒャルト・ゾルゲ及び尾崎秀実の死刑が執行された。彼らのほか、当時の同拘置所には主として共産主義者等のいわゆる思想犯や、反戦運動に関わった宗教家等が拘置されていた。
第二次大戦後にはGHQによって接収され、極東国際軍事裁判の被告人とされた戦争犯罪人が収容され、同裁判の判決後、東條英機ら7名の戦犯の死刑が執行されたことでも知られる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_2008年9月27日 (土) 20:50。