海軍記念日(かいぐんきねんび)は、世界各国で独自に祝われる海軍のための記念日。
インドでは12月4日。1971年の第三次印パ戦争において、カラチ港爆撃に成功したことにちなむ。
王立オーストラリア海軍においては、3月中に行われる。
チリでは、Día de las Glorias Navalesとして、5月21日に祝われる。太平洋戦争におけるイキケの海戦での勝利を記念して制定された。
ロシアでは7月の最終日曜日に祝われる。
アメリカ合衆国では、海軍に理解のある大統領であったセオドア・ルーズベルトの誕生日を記念して、1922年に10月27日が制定された。1949年に国防総省の指示により、合衆国海軍は海軍記念日を取りやめ、5月の第3土曜日の軍隊記念日(Armed Forces Day)を祝うようになった。しかし、民間団体などは引き続き海軍記念日の祝賀行事を行っている。
日本では、第二次世界大戦以前に5月27日を海軍記念日としており、休日であった。1905年(明治38年)5月27日に行われた日本海海戦を記念して制定された。1945年に敗戦とともに廃止された。
日露戦争は、アジアの小国日本が欧州の大国ロシアに勝利を収めた。その中でも、遠路ヨーロッパ・バルト海から回航された強力なバルチック艦隊(ロシア名:第2・第3太平洋艦隊)を迎え撃ち これを撃滅した日本海海戦(ロシア名:ツシマ海戦)は、陸上での奉天会戦の勝利(陸軍記念日)と並んで日本国民が記念すべき日とされ、海軍記念日として祝われた。
現在の海上自衛隊も、この日の前後に基地祭などの祝祭イベントを設けている。 主なものに、例年金刀比羅宮で行われる掃海殉職者慰霊祭がある。 詳細は海上自衛隊参照のこと。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_2009年1月10日 (土) 00:19。