関東都督府(かんとうととくふ)は、大日本帝国時代の遼東半島先端部の関東州を統治する機関。
日露戦争後の1905年、遼陽に設置された関東総督府が翌1906年、旅順に移転・改組され関東都督府になった。
関東州の統治のほか、南満州鉄道株式会社の業務監督や満鉄附属地の警備も行った。
長官の都督は陸軍大将・中将から任命された。都督は「都督府令」を発し、禁錮1年以下又は罰金200円以下の罰則を科すことができた。
外務大臣の監督下で清国(後に中華民国)の地方官と交渉することもできた。
また、都督は軍人であるので、関東州駐屯軍司令官も兼ね強大な権限を持った。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_2008年7月18日 (金) 20:51。