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'''中山事件'''(なかやまじけん)は、[[1935年]]に中国、[[上海市|上海]]で起こった、[[中国人]]による、日本人水兵射殺[[事件]]である。
1935年[[11月9日]]午後9時ころ、[[上海租界|上海共同租界]]と中国人街との境界道路である竇楽安路路上において、日本の上海特別陸戦隊勤務中山秀雄一等兵水兵が中国人によって背後から射殺された。
日本側の抗議と工部局、日本総領事館の両警察当局の督促によって、[[1936年]]春になって、租界工部局は被疑者である同仁会主席委員楊文道、同会会員葉海生、周我栄以下数名を逮捕、起訴した。
しかし抗日団体などの脅迫などのために裁判はなかなか進まず、[[10月2日]]にようやく上海第一特区法院において楊、葉の2名は死刑、周は無罪と断案が下され、中国側はこれによって抗日秘密結社の存在を認めた。
楊、葉の2名は上告したが、11月9日の上訴判決でふたたび死刑判決が下され、事件はいちおうの解決を見た。
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