2009-11-02
「アイマス作品の1本だけを取り上げよう」6回目です。
今回は2008年11月02日投稿のコチラの作品。
アイドルマスター『Listen and repeat』overrocket (真 雪歩)(うしわかP) |
丁度1年前の作品ですね。
自分のリピート率が高いので、全然そんなに前とは思えませんねー。
結構前から取り上げたかった作品でして、どう書いていいのか分からないまま放置って感じでした。
なので今回は画像・文章共に少な目となっております。なんか色々書いたりしたところで「観ればいいじゃない」に落ち着いてしまうので…。
画像は00:05。
このシンプルなのに独特な入り画がイイ。
曲と謎の物体による電子生物のような浮遊感が、
不思議に怪しい今作のカラーを印象付けます。
画像は00:34。
この衣装でダンス、という事自体が面妖な訳でして。
同じ制服でもラフタイムとかですと明るさがある為か衣装臭さが出てしまう所。“日本女子臭”のある制服だから映えるんですよね。
ノスデジ(ノスタルジーなデジタル)って感じ。
飾り気の少ないスタンダードなステージである事や、
真と雪歩のリボン色が曲の温度に合っているのもポイント高いです。
画像は00:36。
場面切り換えの際にインターレースが目立つのですが、これが美味しい。
意図していないかも知れませんが、どうみても好エフェクトです。
例えるなら古い映画でチラホラ目に付くゴミ(ノイズ?)のような、
アコギで弦をスライドした際に「キュッ」となる音のような、
レコードを回した時に聴こえるパチパチ音のような、
綺麗にするには要らないけれど深みを出すにはエサとなる、そういうものになっているなぁと。
画像は01:31と01:34。
基本ステージで主にシンクロの高さで魅せてきておいた分、ここでの開放感がとても気持ちイイ。
ダンスが背景の浮遊体と絶妙な速度バランスを生み出していて、激しさは無くとも爽快な重みのある演出です。
背景色とマルの色配分も秀逸。
なんとなく水族館の水槽を彷彿とさせたり。この演出は中々出来ないですよ。
画像は01:51。
雪歩のステージ帰還。
ダンスを上手い事利用したなぁと。
作品全体ダンスセレクトが見事なのですが、このフレーム開放パート(01:32~01:51辺り)は本当にBEST。
非ステージのダンスパートとしてニコマスの中でも屈指の出来じゃあないかと。
また帰還時のステージカラーとレーザー装置が良い味を出しています。
この照明だから雪歩のオーラ(っていうのか?)も美しく映え、違和感無く戻って来れるのだと思います。
画像は02:26と02:28。
ここのカットが好きです。
ダンスの流れという点では若干ペースを崩すようにも見られそうな場面ですが、
ゆきまこで、このPVのスタイルなら、何か良いです。何が良いのかは「観て察しろ」と。
画像は02:50と02:56。
間奏パートでの微笑み。
素直に可愛いとは受け取れない、意味深気な表情です。
曲のノリと口パクが無いところから余計にそう思わされます。
電子的に演じて踊っているような…もしくは“生きたデジタルアイドル”という風にも取れます。
この半生命感が独自の心地良さを与えてくれるなぁと思いますね。
画像は04:00。
最後は上から。
パーツの内面にゆきまこ。
開放感や浮遊感とは相反するような内側という表現から、『閉鎖的な自由』という意味も見出せそうです。
この重さと軽さが同居した画、素敵です。
自分が好きなパートは…やはり01:32~02:00になるでしょうか。
全編見事なので特に挙げる事も無いなぁとも思いますが…でも良いからねぇ。
画像は01:45と02:00。
可愛く、冷淡で皮肉っぽさ漂うシンクロダンスに
深みのあるクールな音楽と色彩、
それらから中てられる背徳感。
デジタルなのにナマモノっぽい、魅力溢れる逸品で御座います♪。
最終更新:2009年11月02日 23:29