日記/2011年05月13日/震災記事
2011-05-15



福島原発1号機、格納容器に漏出「打つ手なし」 核燃料100%損傷か (産経新聞) - Yahoo!ニュース
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福島原発1号機、格納容器に漏出「打つ手なし」 核燃料100%損傷か
産経新聞 5月13日(金)7時56分配信


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原発の工程表(写真:産経新聞)
■工程表大幅見直し

12日、東京電力福島第1原発1号機で、原子炉圧力容器内の核燃料棒が完全に露出したことが判明し、圧力容器損傷の可能性も浮上した。原子炉を安定冷却するための作業が進められているが、見直しは避けられない。専門家からは「圧力容器に穴が開いているなら、もう打つ手がない」と危惧する声も上がり、事故の収束に向けた工程表の達成に「黄信号」がともった。(原子力取材班)

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▼形状とどめず

「メルトダウン(炉心溶融)が、炉心の形状を維持せず、圧力容器の下に崩れ落ちているというのであればそれ(メルトダウン)で結構」。東電の松本純一原子力・立地本部長代理は12日の会見で、初めて「メルトダウン」状態にあることを認めた。

東電はこれまで、1号機の核燃料について、約55%が損傷していると推定。一貫して「燃料が溶けて下に落ちていることはない」とし、本来の形状を維持していると説明してきた。

ところが、今回調整した水位計で圧力容器内の水位を測定した結果、燃料の大半が露出していたことが判明。これまで燃料露出は一部とされてきただけに、京都大原子炉実験所の小出裕章助教(原子核工学)は「東電が発表したデータは信頼性がない」と手厳しい。

米スリーマイルアイランド原発事故(1979年)では燃料の約45%が溶け、その約3分の1が底に落ちたが、小出助教は「今回の発表をみると、100%の損傷以外考えられない」と厳しい見方を示している。

▼再爆発はなし

核燃料の大半は溶融して圧力容器の下部に落ちたが、下部にたまった水に漬かることで、冷却できているとされる。実際、圧力容器下部の表面温度は100~120度と比較的低い。

大阪大の宮崎慶次名誉教授(原子力工学)は「圧力容器の底の水に、溶けた燃料が落ちて微粒子化しているのではないか」とみる。

核燃料が冷却できていない場合、水素が発生して爆発の懸念も生じるが、宮崎名誉教授は「温度が低いのでそういう状況ではない」と、再爆発の可能性を否定している。

▼部位特定急務

「格納容器からも水が漏れている可能性が高い」

原子力安全・保安院の西山英彦審議官が指摘するように、大量の水が放射能を含んだまま環境に漏出した恐れも懸念されている。

圧力容器には、注水は毎時8トンペースで続けられているが、水位は上がっておらず、九州大の工藤和彦特任教授(原子炉工学)は「冷却水の行き先が分からない。漏洩(ろうえい)があるとしか考えられない」と推測。

燃料は圧力容器底にある制御棒駆動装置や溶接部を貫通し、水が漏出している可能性が高いとみられ、工藤特任教授は「できるだけ早く損傷部を突き止める必要がある」と強調する。

東電が工程表実現への「一番の近道」とする冠水(水棺)作業が最初に始まり、「トップランナー」(西山審議官)とされる1号機だが、専門家は「工程表通りに、冷温停止に持って行くのは難しい」と口をそろえる。工程表は第一関門からつまずき、先行きに不透明感が漂い始めた。

【用語解説】メルトダウン(炉心溶融)

燃料棒が溶けて破損する事故。原子炉の冷却水が失われて水位が下がり、燃料棒が露出すると中の放射性物質の熱が除去できずに起きる。全体や大半が溶け落ちると「全炉心溶融」となり、想定される原子力事故の中で最悪の事態。

【用語解説】工程表

東京電力が発表した福島第1原発事故の収束に向けたシナリオ。1~3号機の原子炉を安定的な「冷温停止状態」にするまでに6~9カ月程度、放射線量の着実な減少傾向に3カ月、放射性物質の放出管理と大幅抑制にはさらに3~6カ月が必要とした。


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最終更新:5月13日(金)11時24分







福島第1原発 1号機圧力容器に穴 工程表の前提崩れる (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
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福島第1原発 1号機圧力容器に穴 工程表の前提崩れる
毎日新聞 5月13日(金)1時2分配信


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東京電力が公開した圧力容器の模型写真(底部)
東京電力福島第1原発1号機で燃料棒を収めている圧力容器が損傷し、大量の水漏れが起きていることが12日、明らかになった。東電は同日夕、圧力容器の底に合計で数センチ相当の複数の穴が開いている可能性もあるとの見解を示した。17日には同原発事故の収束までの課題を示した新しい工程表を発表するが、現在の工程表で盛り込まれていなかった「圧力容器の破損」という事態に、計画の見直しを迫られることは必至だ。【中西拓司、足立旬子、岡田英】

【今のところの工程表】

先月17日に示された工程表は、6~9カ月以内に原子炉の温度を100度未満の「冷温状態」にすることを目標に、3カ月以内に行う対策の上位に燃料域上部まで格納容器を水で満たす「水棺」の実施を挙げている。燃料のある圧力容器(360立方メートル)に注水し、そこから水をあふれさせて格納容器(7400立方メートル)に冠水させるという手法だ。

ただし、水棺を実現するためには格納容器とその内部にある圧力容器がいずれも健全な状態であることが前提となる。工程表では、1号機の圧力容器破損の可能性については触れられておらず、格納容器についても「微量の蒸気の漏えい」を指摘しているだけだ。

東電は燃料を冷やすため、毎日150立方メートルの水を圧力容器に注水し、これまで累計1万立方メートルを入れた。しかし、高さ20メートルある圧力容器の水位は高くても4メートルで、格納容器から漏水していることも指摘されている。

圧力容器の底には、燃料の核反応を止める制御棒を駆動させるための装置が貫通しており、溶けた燃料の熱で溶接部に穴が開いた可能性がある。注水量と貯水量との比較などから、東電は穴は複数あり、大きさの合計は数センチ程度と推定した。また、大量の水や水蒸気が圧力容器の損傷部から格納容器側に漏れ出し、さらにその水が格納容器につながっている圧力抑制プールやタービン建屋に漏れ出している恐れがある。

1号機は2、3号機に比べて冷却に向けた準備が最も進んでいた。「モデル」とされた1号機の新たなトラブルは「6~9カ月」とした日程に影響を与えそうだ。

原子力技術協会の石川迪夫(みちお)・最高顧問は、燃料棒溶融について「冷やされているので(核分裂が連続する)再臨界などの可能性はない」としながら、「燃料棒が溶け落ちたという点では、米国のスリーマイル島原発事故(79年)と同じ状況だ。圧力容器の内部は非常に高温で、溶けた燃料棒は圧力容器の下部でラグビーボールのような形状に変形しているのではないか」とみている。


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最終更新:5月13日(金)12時21分







<福島第1原発>収束工程表見直しへ 細野補佐官が謝罪 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
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<福島第1原発>収束工程表見直しへ 細野補佐官が謝罪
毎日新聞 5月13日(金)21時8分配信

東京電力福島第1原発1号機の燃料棒が溶融し、原子炉圧力容器が損傷して水漏れが起きている問題で、政府・東電統合対策室事務局長の細野豪志首相補佐官は13日の会見で「認識が甘かった」と謝罪した上で、6~9カ月かけて事故の収束を目指すとした工程表を見直す見解を示した。

1号機の炉心溶融について、細野首相補佐官は「溶融していると思っていたが、圧力容器の底にほぼたまっているとは想定していなかった」と釈明。「既存の計測器の(温度や圧力などの)値が正しいか検証し、工程表に反映させる」と述べた。

一方東電は同日、1号機の冷却システムを構築するため、空冷式の冷却装置の搬入を始めたと発表した。原子炉建屋の外側に設置するため、格納容器などからの水漏れによる作業への影響は受けないという。17日までに10基搬入する予定だ。

東電によると、格納容器の水位は現時点で不明。冷却システムを構築するには、格納容器内の冷却水を取り出す配管の高さまで水位がなければならず、東電は「格納容器内の水位の確認が必要」と話す。一方、格納容器を水で満たす「水棺」作業については「圧力容器は安定して冷えている」として、燃料棒の上端から1メートル上まで冠水させるとした当初計画の見直しもあり得るとの考えを示した。

また東電は13日、1号機の原子炉建屋を覆うカバーの設置工事の準備を始めた。水素爆発で吹き飛んだ屋根などから放射性物質が飛散するのを抑え、作業員の被ばく線量も抑えるのが目的。6月上旬から基礎工事を始め、本体工事着手後は2~3カ月で完成させるという。東電によると、カバーはポリエステル製。大きさは縦47メートル、横42メートル、高さ55メートルで、表面積は1万平方メートル。原子炉建屋の周りに鉄骨を組み立てた上でカバーをかぶせる。【河内敏康、比嘉洋、岡田英】

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最終更新:5月13日(金)21時8分







福島原発事故「多くが人災」=原子力専門委員が指摘 (時事通信) - Yahoo!ニュース
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福島原発事故「多くが人災」=原子力専門委員が指摘
時事通信 5月13日(金)20時14分配信

原子力委員会の青山繁晴専門委員は13日の参院予算委員会に参考人として出席し、東京電力福島第1原発事故について「津波の直撃を受けた段階では、原子炉建屋はまだしっかりとしていたが、その後の判断ミス、対応の遅れによって水素爆発が起き、放射性物質が漏えいした。全てではないが多くのものが人災だ」との見解を示した。自民党の衛藤晟一氏への答弁。
青山氏は4月下旬に福島第1原発を視察し、吉田昌郎所長らから聞き取り調査を行った。菅直人首相が東日本大震災発生翌日の3月12日に原発を視察したことに関し、青山氏は格納容器から気体を放出するベントの指示の9分前に首相視察に関する指示が東電本社から現場にあったと説明。「(ベント)作業に加えて首相を迎える準備が必要だったことは間違いない」と述べた。 

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最終更新:5月13日(金)20時16分







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最終更新:2011年05月15日 05:44