日記/2011年12月27日/ニュース記事
2011-12-27



防衛相 評価書の提出に努力 NHKニュース
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20111227/t10014951921000.html

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防衛相 評価書の提出に努力
12月27日 23時47分
一川防衛大臣は、27日夜、防衛省で記者団に対し、アメリカ軍普天間基地の名護市への移設計画に伴う環境影響評価書を沖縄県庁宛てに発送したものの、市民団体などの抗議行動により提出できていない状況が続いていることについて、28日も引き続き評価書を提出できるよう、努力する考えを示しました。この中で、一川防衛大臣は「混乱を生じさせたくないという思いで配送にお願いしたが、今現時点ではまだ届いていないということで残念だ。明日も沖縄県に提出できるように、法令に基づいて引き続き努力していく」と述べ、28日も、引き続き評価書を提出できるよう努力する考えを示しました。







タイ ホンダが浸水車両を処分へ NHKニュース
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20111227/k10014947881000.html

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タイ ホンダが浸水車両を処分へ
12月27日 19時4分
タイの洪水で、工場が浸水の被害にあった日本の自動車メーカーのホンダは、水に浸かった出荷前の車をすべて解体したうえで廃棄処分することを決め、27日、その作業を公開し、操業再開に向けて車の品質の確保に努めていることをアピールしました。

タイ中部のアユタヤの工業団地にあるホンダの工場は、洪水でことし10月上旬に浸水し、一時は高さ2メートル余りの水につかり、敷地の中にあった出荷前の車も水没しました。ホンダでは、品質が確保できないとして、水につかった1055台の車を廃棄することを決め、27日、その作業を公開しました。車は、エンジンやタイヤ、内装などに解体されたうえで、すべて廃棄処分されます。ホンダとしては、水につかった車は、部品も含めて出荷しないことをアピールするとともに、操業再開を視野に、車の品質に対するユーザーの信頼を確保したい考えです。年間24万台の生産能力がある工場では、水没した機器の清掃などが続いており、ホンダでは、損失額の算定作業を進めるとともに、できるだけ早い時期に、操業を再開したいとしています。ホンダ現地法人のピタック副社長は、工場の周囲に新たに堤防を設置するなど、企業としての防衛策を講じる考えを示すとともに、「全体的な治水対策は政府の役割だ」として、操業再開に向けてタイ政府に対し、抜本的な治水対策を要望しました。タイに進出している日本の自動車メーカーは、工場が浸水被害を受けたホンダを除いて、先月までに操業を再開しています。







「北陸新幹線」敦賀まで着工決定 喜ぶ県や沿線市、経済界 北陸新幹線 福井のニュース :福井新聞
ttp://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/super_expless/32234.html

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「北陸新幹線」敦賀まで着工決定 喜ぶ県や沿線市、経済界

(2011年12月27日午前8時04分)

既に完成している福井駅部(写真中央)に続き、金沢―敦賀の新規着工が決まった北陸新幹線の予定ルート。JR北陸線の右側に建設される=10月27日、福井市(本社ヘリから撮影)


北陸新幹線金沢―敦賀の新規着工方針が26日、ようやく決まった。整備計画決定から38年。福井県内では2005年に着工、既に完成している福井駅部に続き、やっと“レール”としての整備が始まる。県や沿線市、経済界は決定を喜び、一日も早い開業に期待を寄せた。経済活性化やまちづくりに弾みが付くと歓迎。一方で、今後は地域自らの手による戦略が求められると決意や戒めの声も聞かれる。(新屋安弘、長谷川靖、青木伸方)

西川知事は県東京事務所で記者団に対し「まさに画期的」と長年の課題前進への喜びを語った。「何十年来の事業だから曲折もあり、我慢しなければならないこともあった」とも振り返った。

ただ「新幹線を進めると同時に、地元の自立をしっかり自ら考えることが重要」と述べ、まちづくり、新幹線を生かした企業誘致、人の交流、観光面で目標を立てて取り組む必要があると強調。「10年はあっという間にきてしまう。気持ちを一つにして、盛り上げていくことが大きな仕事となる」と語った。

県経済団体連合会の川田達男会長も「県民一丸となった要望活動がようやく結実した」とコメント。しかし「手放しで喜ぶわけにはいかない。これまでは国にお願いするだけで良かったが、これからは自らが知恵を出し、どのように地域戦略を立てるか試される」と厳しい言葉を続けた。

経済界には他都市との競争に危機感を抱いており、川田氏は「地域経済の活性化に効果的に結びつくよう官民一体で対策を講じていかなければならない」と指摘した。

「まちづくりは待ったなし。官民一体で着実に進める必要がある」と気を引き締めるのは福井駅前五商店街連合活性化協議会の加藤幹夫会長。同駅西口再開発事業やえちぜん鉄道の高架化、福井鉄道福武線の相互乗り入れなど、新幹線と連動した懸案をめぐり「先送りしてきた感があったが、一気に進めなければならない」と訴えた。

民主党の整備新幹線問題コアメンバー会議で副座長を務めた松宮勲衆院議員は「東日本大震災で国土の多重化が関係方面に理解してもらえるようになった」と解説。「厳しい財源の中、関係者の努力があり、実りある決断に感謝したい」とも述べた。今後は地元自治体や住民への並行在来線問題などの説明が重要とする一方、敦賀開業までの工事が順調に進むよう取り組む意向も示した。

まず用地交渉へ着手

北陸新幹線の県内区間での工事認可、着工が決まると、県は駅部や線路など建設予定地の用地交渉に着手する。JRから経営分離される並行在来線の第三セクターでの運営問題、観光誘客などの受け皿整備など、開業をにらんだ新たな課題への対応が必要になってくる。

建設用地の取得は、県が鉄道建設・運輸施設整備支援機構の受託事業として進める。沿線自治体の区画整理事業で、福井市では寺前町、高柳町、高木町、開発町の一部と上野本町、栗森町の一部、あわら市内では芦原温泉駅東側の一部が既に確保済み。残る用地について県新幹線建設推進課は「交渉は設計、測量の終了後になる。どういう組織で交渉に取り組むか、今後検討する」と話している。

また、ルート上にある福井市の九頭竜川では、新九頭竜橋(仮称)の概略設計などの事前調査が高度化等事業として進められている。全長400メートル余り、全国初の新幹線と自動車道の併用橋として整備される。

三セク化される並行在来線の運営は、県が中心となって協議会を設け、具体的な検討を進める方針。県は「認可後に協議会のメンバー選定を進め、早急に設置したい」としている。

観光誘客、産業活性化につなげるための受け皿づくりも急がれる。福井商工会議所は「観光は、地域の総合産業と位置付け、まちづくりと一体で取り組む必要がある」と指摘する。全国のどの都市でも10年間単位の計画的な事業として進められており「開業までの14年間が長すぎるということはない」という。これまで県内では議論が“封印”されてきた敦賀以西のルート問題も中長期的な課題だ。

関西広域連合は6月、米原ルートを軸に若狭ルート、湖西ルートと合わせて検討する方針を決定。10月に開かれた北陸3県会、北陸経済連合会、関西経済連合会の意見交換会でも「大阪まで開通しなければ(東海道新幹線の)代替機能は果たさない」との意見が出るなど関心が高まっている。ただ、県や県内経済界は「ルートは国が決める問題」との姿勢を崩していない。







2年ぶりの味を求めて… ウェンディーズ復活1号店に長蛇の列 (オリコン) - Yahoo!ニュース
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111227-00000301-oric-ent

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2年ぶりの味を求めて… ウェンディーズ復活1号店に長蛇の列
オリコン 12月27日(火)12時54分配信


2年ぶりの味をいち早く味わいたいと、ウェンディーズ復活1号店前には長蛇の列が【27日=東京・青山】 (C)ORICON DD inc.
2009年末に日本から撤退した世界第3位のハンバーガーチェーン・ウェンディーズが27日、東京・青山に“復活1号店”をオープンさせ、表参道には復活を待ちわびたファンによる長い行列ができた。オープニングセレモニーには米国本社のダリル・ヴァン・リグテン国際社長や駐日米国大使のジョン・V・ルース氏も出席。米国発のウェンディーズが日本の外食産業に再び参入することに喜びの声を寄せた。

【写真一覧】広報大使の“ウェンディーちゃん”も登場/新メニューなど

オープン前に行われた記者会見では再上陸にあたり広報大使に選ばれた“ウェンディーちゃん”も登場。行列の最前列にいたウェンディーちゃんのコスプレをした女性と交流を図ったり、正午のオープンとともに店内になだれ込む多数の来店客に記念品を渡すなどファンと“再上陸”を祝った。

ウェンディーズの国内1号店は1980年、ダイエー子会社がフランチャイズ契約を結び銀座にオープン。ダイエーの経営危機に伴い2002年、すき家などを展開するゼンショー(現ゼンショーホールディングス)に移ったが、2009年にフランチャイズ契約が終了となり、以降日本からウェンディーズの看板は姿を消した。

そのウェンディーズを再び日本に上陸させたヒガ・インダストリーズ社のアーネスト・エム・比嘉会長はドミノピザを日本で成功させ、日本に宅配ピザブームを巻き起こした人物。今回の“日本再上陸”にあたり「日本のマーケット、日本のコンシューマに合ったものを」と、米国式をそのまま導入していた従来のメニュー構成を見直し、近年米国で流行しているファストフードとレストランの中間にあたる“ファーストカジュアル”を導入。長年にわたり日本でも支持されていたメニューはそのままに、プレミアムバーガーを新たに展開し、他社との差別化を図る。

“再上陸ウェンディーズ”の客単価は700~800円を想定。四角いパティが特徴の『ウェンディーズバーガー』(480円)や『ベーコンデラックス』(530円)はダブルサイズ、ハーフサイズも用意。1980年から約30年に渡り人気だった『ウェンディーズチリ』(R290円・L390円)や『ベイクドポテト チリ&チーズ』(360円)も復活する。新たに用意されたプレミアムバーガーは『フォアグラ・ロッシーニ』(1280円)、『アボカド・わさび』(820円)、『トリュフ&ボルチーニ グリルチキン』(920円)、『ザ・チリ バーガー』(780円)の4種類。懐かしの味と新感覚バーガーで年間2億4000万円の売上を目指す。


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最終更新:12月27日(火)15時23分







イチロー「心折れた」11年を振り返る - MLBニュース : nikkansports.com
ttp://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/p-bb-tp2-20111227-881783.html

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インタビューに答えるマリナーズのイチロー(共同)  マリナーズ・イチロー外野手(38)が苦しんだ11年を振り返った。メジャー11年目で200安打に初めて届かなかった今季を「分かりやすく難しいシーズン」と表現。「心が折れる」とも口にし、精神的なストレスが相当なものであったことをうかがわせた。プレーについては、手応えがないのに結果が出た4月の好スタートで逆にその後の軌道修正が遅れたと分析。加齢による心身の変化を認めながらも、それがプレーの衰えにつながっているとの指摘には必死に抵抗する姿勢を見せた。

2011年、イチローが10年にわたって続けてきた200安打が途切れた。衰え知らず、「安定感」の象徴のような存在に訪れた異変。いったい、イチローに何があったのか。苦闘のシーズンをいま、静かに振り返る。

-厳しいシーズンだった

イチロー 厳しくないシーズンなどないですけどね。ただ、その中でも分かりやすく難しいシーズンだったことは確かです。心が折れることなんて、めったにないことですから。

-4月は自己最多タイ、リーグ単独トップの39安打。11年間で最高の滑り出しだった

イチロー 手応えがあったわけでもないのに、結果が出る。最も危険なスタートだったと言えるでしょう。

イチローにとって開幕からの約1カ月間は大切だ。微妙な打撃感覚や体調、相手の配球傾向などを総合し、そのシーズンの基本的な打撃フォームをつくり上げていく。

だが、11年はなかなか確かな形をつかめない。そこでの足踏みが中盤のかつてない不振につながっていった。

-これまでも、オープン戦と公式戦とは全くの別物と繰り返し口にしてきた

イチロー 毎年のことですが、4月の難しさはスプリングトレーニングから自分がやってきたことが正解かどうか、分かりにくいことです。(11年の場合は)結果が出ていることで、正解と判断しました。実際には不正解だったのですが、それに気付くことができるのは、時間がたってからです。

-課題を見つけるのが遅れるほど、修正が難しくなる

イチロー 4月は結果と感触のギャップがこれまでで最も大きかったと言えるでしょう。結果が出ているときに「これは不正解」という判断が必要になるわけですが、そんなことは、僕には不可能に近いです。

-「体は元気で心が折れる」。レギュラーシーズンの最終戦後に語った言葉が印象的だった

イチロー 肉体のストレスなんか大したことないんです。要はメンタルのストレスで疲れは決まる。毎日2本、3本とヒットが出れば、疲れるはずなどない。1時間のマッサージより、1本のヒットがストレスを解放してくれるものです。

ゴールドグラブ賞受賞、オールスター戦出場も10年連続でストップ。周囲からは「年齢からくる衰え」というささやきが聞かれるようになった。

衰えとは無縁。そんなイメージがイチローにはあった。10年は162試合すべてに出場し、オールスター戦にも選ばれた。36歳のシーズンで200安打に届いたのは、メジャー歴代1位の通算4256安打を誇るピート・ローズ(レッズなど)ら数人しかいない。その翌年の不振が衰えの一言で結論付けられるのだろうか。

-年齢からくる衰えを指摘する人たちがいる

イチロー 確かに紅白歌合戦を見ていると演歌の方が気持ち良くなってきたり、テレビに出ている人の言葉の使い方がやたら気になったり、肌が乾燥しやすくなったりもしている。自分も年を重ねてきたのかなあと実感することはあります。

だが、イチローはそういった現象と野球のプレー内容は別物という感覚を抱いている。

-ひとくくりに衰えと決めつけたがる人たちに笑って返す余裕がある

イチロー 生命体が誕生した瞬間からの定め(老化)で片付けてしまうのは、つまらない人たちだなあと思います。だいたい、そういう発想の人たちって、話していて面白みも深みもない、自己管理もできない残念な人だったりするんですよ。あっ、こうやってムキになっている僕は、やっぱりちょっと年取ったってことなんだと、いま思いました。

-この空気を変えるには

イチロー それなら結果を出すことで(あれこれ)言われる方がよっぽどいいなと思いました。当たり前のことですが、プロと呼ばれる世界では結果を残すしかないのです。

新たな戦いはもう始まっている。イチローは再び10年までのように特別な結果をもぎ取るのか。そのために何を考え、いかに動くのか。

-最終戦以降の練習は

イチロー (自宅で特注の器具を使っての)トレーニングは翌日から、走り始めたのが10日後くらいで、今は週に2回ほど。

週2度の「走る」は、自宅近くのロードワークを指す。約10キロのコース途中には、片道2キロに及ぶ急勾配の坂がある。この難所を、スピードを落とさずにぐんぐんと駆け上っていく。

-坂道のランニングは、これまでのオフにはなかった

イチロー 自分がやりたくなったらやるというスタンスです。自宅でのトレーニングや坂のランニングは、腹が減ったから飯を食うという感じでしょうか。何か気持ちを奮い立たすためにやるということは、今のところありません。

苦難のメジャー11年目を終えても、イチローの自信は揺らがない。

[2011年12月27日9時5分 紙面から]







日本に連れ去られた娘戻る、「クリスマスの奇跡」と米国の父親 国際ニュース : AFPBB News
ttp://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2847545/8229975

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日本に連れ去られた娘戻る、「クリスマスの奇跡」と米国の父親
2011年12月26日 18:41 発信地:ミルウォーキー/米国


【12月26日 AFP】米ウィスコンシン(Wisconsin)州の医師、モイセス・ガルシア(Moises Garcia)さんは今年のクリスマス、離婚した妻が日本に連れ去ってしまった娘を約4年ぶりに自宅のベッドに寝かしつけることができた。苦い法廷闘争の末だった。

「カリナは自宅にいる。奇跡だ」と、ガルシアさんは24日、記者団に語った。

ガルシアさんは、日本人の元妻が2008年2月に当時5歳だったカリナちゃんを連れて日本に帰国してから、彼女を取り戻すために35万ドル(約2700万円)を費やし、情熱的に闘ってきた。

英語を忘れてしまうだろう娘と会話できるようにと、日本語を学んだ。日本で弁護士を雇い、太平洋を9回往復して問題解決を訴え、娘との面会を求め続けた。米国務省と祖国ニカラグア政府の協力も取り付けた。日本に子どもを連れ去られた親たちで作る運動団体「グローバル・フューチャー(Global Future)」でも活発に活動した。

09年、ガルシアさんは大きな勝利を収めた。日本の裁判所は、米裁判所がガルシアさんに認めた全面的な親権を認めていなかったが、ガルシアさんに娘と会う権利を与えたのだ。元妻が上訴したために訴訟は長期化したが、それでもガルシアさんは闘い続けた。

この間、ガルシアさんは娘にわずか3回しか会えなかった。会えた最長時間は、ホテルのレストランで過ごした2時間だった。学校の一般公開日には、わずか10分しか会えなかった。

■元妻のハワイ逮捕がきっかけに

日本人の親に日本に連れ去られた後に、司法の助けを得て子どもが米国に引き渡された事例は、カリナちゃんが初めてだ。しかも、例外でしかない。元妻が今年4月に米ハワイ(Hawaii)島を訪れ、現地で児童誘拐容疑で逮捕されていなかったら、カリナちゃんが米国に戻ることはなかったからだ。

元妻は、ウィスコンシン州の刑務所で数か月身柄を拘束された後、カリナちゃんをガルシアさんに引き渡す代わりに長期の禁錮刑を執行猶予に減刑するという司法取引に応じた。

「文明社会でこんなことは起きてはならない」とガルシアさんは語る。

■ハーグ条約加盟しても残る問題

日本は先進8か国(G8)で唯一、国際結婚が破綻した際に子どもが無断で国外に連れ出された場合は元の在住国に戻すことを定めた「ハーグ条約」に加盟していないが、国際的な批判の高まりを受け、加盟方針を決めている。

しかし、日本がハーグ条約に加盟したとしても、加盟後の連れ去り事例にしか適用されない。米国の親が日本に連れ去られた子どもの引き渡しを求めている120件を超える未決事例は、適用外だ。

ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は19日、玄葉光一郎(Koichiro Gemba)外相との会談でこの問題を再度取り上げ、日本に対し条約加盟に向けた「断固とした行動」と「未決事案への対策」を求めた。

子ども連れ去り問題に長年取り組んでいる米共和党のクリストファー・スミス(Christopher Smith)下院議員は、ガルシアさんの事例について「問題解決へ向け迅速に行動する必要があると、改めて日本政府に警鐘を鳴らした」事例だと指摘する。「わが子が連れ去られ、不法に拘束されたままの他の親たちは、今年のクリスマスも苦しみを抱いて過ごしている」

スミス議員は来年にも、連れ去り事件解決にあたって米政府の権限を拡大する法案を議会に提出する予定だ。この法案は米政府に対し、子ども連れ去りに対する各国の取り組みの評価を義務付ける内容で、ハーグ条約未加盟国も評価対象とし、相手国に制裁を課すこともできる。

「この法案は(子ども連れ去りの)問題を、ダビデとゴリアテの戦いではなく、国と国との闘いにするものだ」と、10年前に制定された人身売買に関する法律の提案者でもあるスミス議員は語った。

■ガルシアさん、日本の法制度不備を批判

ガルシアさんは、日本の法律が改正され、家庭裁判所に親権を執行する権限が与えられない限り、他の親が子どもたちと再会することはほとんど不可能だと言う。「元妻が逮捕されて、やっと日本の裁判所に欠けている法執行力を獲得できた。もし彼女が逮捕されていなかったら、カリナは二度と帰ってこなかっただろう」

この数か月のストレスで、カリナちゃんは体重が減り、米国への移住に不安を感じているとガルシアさんは話した。それでも、父と娘は少しずつ、互いを理解し始めているという。4年間の別離でも変わらなかった部分もあった。カリナちゃんは今でも人形を全部ベッドの上に並べて眠る。それに就寝時の習慣も覚えていた。

「彼女は、毛布をかけずに待っていた。私にかけてもらうために。娘が帰ってきたと実感したのは、その瞬間だった」と、ガルシアさんは語った。(c)AFP/Mira Oberman





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最終更新:2011年12月27日 18:41