日記/2012年02月20日(MON)/ニュース記事
2012-02-23



光市母子殺害 元少年の死刑確定へ NHKニュース
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光市母子殺害 元少年の死刑確定へ

2月20日 18時16分

平成11年、山口県光市で主婦と幼い娘を殺害した罪に問われた当時18歳の元少年について、最高裁判所は、「何ら落ち度のない被害者の命を奪った残虐で非人間的な犯行で、犯行当時、少年であっても刑事責任はあまりにも重大で死刑を是認せざるをえない」として上告を退け、死刑が確定することになりました。

平成11年、山口県光市で主婦の本村弥生さん(当時23)と生後11か月だった娘の夕夏ちゃんが殺害された事件では、当時18歳だった大月(旧姓福田)孝行被告(30)が殺人などの罪に問われました。
1審と2審の判決は無期懲役でしたが、最高裁判所が審理のやり直しを命じたのを受けて、4年前、広島高等裁判所が死刑を言い渡し、被告側が上告していました。
20日の判決で、最高裁判所第1小法廷の金築誠志裁判長は、「何ら落ち度のない被害者の命を奪った冷酷、残虐で非人間的な犯行で、遺族の処罰感情はしゅん烈を極めている」と指摘しました。
そのうえで、「被告が犯行当時少年で、更生の可能性もないとは言えないことなど酌むべき事情を十分考慮しても刑事責任はあまりにも重大で、死刑を是認せざるをえない」と述べ、被告側の上告を退けました。
これによって、死刑が確定することになりました。
被告は犯行当時、18歳と1か月で、最高裁に記録が残っている昭和41年以降、死刑が確定する年齢としては最も低くなります。
一方、判決では4人の裁判官のうち1人が、「被告の育った環境などを考えると精神的な成熟度が相当低い可能性があり、死刑を避ける必要があるかどうか、さらに審理が必要だ」という反対意見を述べました。
最高裁で死刑が確定する事件で、反対意見が付くのは極めて異例で、元少年に死刑を言い渡すかどうか、裁判官の中でも意見が激しく対立したことがうかがわれます。
判決について、最高検察庁の岩橋義明公判部長は、「社会に大きな衝撃を与えた凶悪な事件であり、最高裁判決は妥当なものと考える」というコメントを出しました。
一方、被告の弁護団は、「被告に殺意はなかったことは専門家の鑑定などで明らかになっていたのに、裁判所は事実を真正面から検討しようとせず、判断を誤っており、極めて不当だ。被告は、逮捕以来13年間、被害者の無念さ、遺族の憤りを真摯(しんし)に受け止め、反省の日々を送っている。誤った判決を正すため、今後も最善を尽くしたい」というコメントを出しました。

NHKは、少年事件について、立ち直りを重視する少年法の趣旨に沿って、原則、匿名で報道しています。
今回の事件が、主婦と幼い子どもが殺害される凶悪で重大な犯罪で社会の関心が高いことや、判決で元少年の死刑が確定することになり、社会復帰して更生する可能性が事実上なくなったと考えられることなどから実名で報道しました。

少年事件は厳罰化の傾向
少年の事件では、少年の立ち直りの可能性を考慮して成人とは異なる取り扱いをすることになっていますが、厳罰化の傾向が強まっています。
少年が事件を起こしても成人に比べて未熟だとされる少年の立ち直りの可能性を考慮して、18歳未満には死刑を言い渡すことができないなど法律上、成人とは異なる取り扱いをすることになっています。
これまで、少年に死刑が言い渡されたのは、▽市民4人を射殺して平成9年に刑が執行された永山則夫元死刑囚の事件や、▽千葉県市川市の一家4人が殺害された事件など被害者が多い例外的なケースに限られてきました。
こうしたなか、少年による凶悪な事件が相次いだことを受けて、平成12年に少年法が改正され、刑罰を科す対象の年齢が引き下げられたほか、重大な事件を起こした16歳以上の少年は原則として起訴されるようになりました。
平成18年に今回の事件の裁判で、最高裁が、「少年というだけでは死刑を避ける決定的な理由にならない」という判断を示したことは、その流れを決定づけました。
おととし11月には、宮城県石巻市で、若い女性2人が殺害された事件の裁判員裁判で、当時18歳の少年に死刑が言い渡され、裁判員は、判決後の会見で、「人の命を奪う罪は年齢を問わず、大人と同じ刑で判断すべき」と述べました。
20日の最高裁の判決は、少年であっても凶悪な事件を起こした責任や結果を重視するという姿勢を改めて示したもので、少年による重大事件の厳罰化の傾向がさらに強まりそうです。







本村さん“判決を受け止めて” NHKニュース
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本村さん“判決を受け止めて”

2月20日 17時38分

山口県光市で主婦と幼い娘を殺害した罪に問われた当時18歳の元少年の死刑が確定することについて、遺族の本村洋さんが記者会見し、被告に対し、「罪は償わなければならず、判決を受け止めてほしい」などと述べました。

この中で本村さんは、「死刑が確定することについては大変満足しているが、決してうれしいとか、喜びの感情はない。厳粛な気持ちで受け止めなければいけないと思っている」と述べました。
そのうえで被告の元少年に対して、「彼にとっては残念かもしれないが、罪はきっちりと償わなければならない。判決を受け止めてほしい」と話しました。
また、これまでの13年間を振り返って、「この事件は、司法制度の変化や裁判への関心の高まりなど、いろいろなことに影響を与えてきた。妻と娘を守ってあげることができなかった、私の数少ない罪滅ぼしの1つとして2人に報告したい」と、時折、ことばを詰まらせながら述べました。
最後に本村さんは、「死刑判決に勝者はなく、犯罪が起こった時点で、皆、敗者です。自分の人生を絶たれてしまうような被害者がいなくなることを切に願います」と話していました。







母子殺害 元少年の心境は NHKニュース
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母子殺害 元少年の心境は

2月20日 16時43分

山口県光市で主婦と幼い娘を殺害した罪に問われた、当時18歳の元少年は、判決を前に、拘置所でNHKの取材に応じ、「死刑を逃れたいという気持ちではないが、自分が死刑になれば償う機会がなくなってしまう」などと話していました。

広島拘置所に勾留されている大月(旧姓福田)孝行被告は、去年12月からことし1月にかけて、合わせて5回、NHKの記者と面会し、取材に応じました。
事件当時18歳でしたが、現在は30歳で、色白の顔に髪は丸刈り、がっちりとした体格でした。
この中で、死刑については、「死刑を逃れたいという気持ちではないが、自分がしたことに対して責任を取りたいという気持ちでいる。しかし、死刑になれば償う機会がなくなってしまう。死刑は悪だ」などと述べました。
また、事件を起こした理由については、「『甘え』と言われてしまうが、誰かに自分の話を聞いてもらいたかった。被害者の女性なら受け入れてくれるのではないかと思った」などと話しました。
このほか、当時を振り返って、「学校にいる間は、クラスメートや先生が助けてくれたが、18歳になり、社会人として自分で仕事の責任を守らなければいけなくなった。しかし、それができず、社会から逃げるようにして行き着いた犯行だった」などと述べました。







TV番組争い 父親刺され死亡 NHKニュース
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TV番組争い 父親刺され死亡

2月21日 0時39分

20日午後、東京・豊島区の住宅で、50歳の無職の男が、テレビで見る番組を巡って争いになった76歳の父親の首や胸を包丁で刺したとして、殺人未遂の疑いで逮捕されました。父親はその後、死亡が確認され、警視庁は、容疑を殺人に切り替えて調べを進めています。

逮捕されたのは豊島区池袋本町の無職、久保田浩容疑者(50)です。警視庁の調べによりますと、久保田容疑者は20日午後3時半ごろ、自宅の居間で一緒にテレビを見ていた父親の光男さん(76)の首や胸を包丁で刺したとして殺人未遂の疑いが持たれています。
警視庁によりますと、久保田容疑者は突然、台所から包丁を持ってきて座っていた光男さんを正面から刺したということで、光男さんは病院に運ばれましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。
調べに対し、久保田容疑者は「包丁で父親を刺し、懲らしめてやろうとした」と供述し、容疑を認めているということです。また、動機については「昨夜、帰宅が遅くなって父親になじられたことを根に持っていたら、テレビのチャンネル争いになり、刺してしまった」と話しているということです。
警視庁は、容疑を殺人に切り替えて調べを進めています。







高浜原発3号機 定期検査で停止へ NHKニュース
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高浜原発3号機 定期検査で停止へ

2月20日 4時5分

福井県にある関西電力高浜原子力発電所3号機は、定期検査のため、原子炉を止める作業を20日夕方から始める予定です。
高浜原発3号機が止まると、関西電力の原発すべてが停止することになり、全国でも運転中の原発は54基中2基のみとなります。

関西電力は、高浜原発3号機の定期検査に入るため、20日午後4時半ごろから原子炉の出力を下げる作業を始め、深夜に発電を止めたうえで、21日未明には原子炉を停止する予定です。
高浜原発3号機が止まると原発11基すべてが停止する関西電力は、来月23日まで去年より10%の節電をするよう家庭や企業に要請しています。
また、全国では原発54基のうち52基が停止して、運転中のものは2基のみとなり、この2基も4月下旬までに止まることになっています。
一方、原発の運転再開を巡って、国の原子力安全・保安院は、関西電力の大飯原発3号機と4号機について、再開の判断の前提となる「ストレステスト」の「結果は妥当だ」とする最終評価を、今月13日、全国で初めてまとめています。
運転再開の是非は、政府が最終的に判断することになりますが、地元自治体の了解も必要です。
しかし、福井県などは「ストレステストの結果だけでは不十分だ」としているほか、東京電力福島第一原発の事故を踏まえた新たな安全基準を国に求めていて、国が地元にどのように示していくのかが問われています。

全国の原発の状況は
高浜原発3号機が停止したあと運転している原発2基は、▽新潟県にある東京電力柏崎刈羽原発6号機が、来月26日に定期検査に入るほか、▽北海道にある北海道電力泊原発3号機も4月下旬に停止する予定です。
今後、運転を再開する原発がなければ、4月下旬に国内のすべての原発が止まることになります。
こうしたなか、電力会社によりますと、電力の供給量に対する使用率は、今月2日に各社でこの冬の最高を記録し、▽四国電力で97%、▽九州電力で96.7%、▽関西電力で93%に上ったということです。
電力各社は、余った電力を互いに融通し合ったり、老朽化で止めていた火力発電所を再び動かしたりしていますが、火力発電所のトラブルも起きています。
一方で、運転の再開に向けた動きも進んでいます。
国の原子力安全・保安院は、福井県にある関西電力大飯原発3号機と4号機について「ストレステスト」の「結果は妥当」とする最終評価を原子力安全委員会に報告しています。
原子力安全委員会は、外部の専門家を含む会議を21日に初めて開き、保安院の評価が妥当かどうかの検証を始め、来月末までに検証を終えることにしています。
「ストレステスト」は、16基の結果が国に提出されていますが、政府が再開の是非を最終的に判断したり、地元自治体が了解したりしたケースはなく、運転再開の見通しはいずれも立っていません。






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最終更新:2012年02月23日 01:31