日記/2012年02月26日(SUN)/ニュース記事
2012-02-26



野田首相 沖縄を初めて訪問 NHKニュース
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120226/k10013298551000.html

+ 記事コピペ収納
野田首相 沖縄を初めて訪問

2月26日 18時3分

野田総理大臣は、就任後、初めて沖縄を訪れ、糸満市の国立沖縄戦没者墓苑や「ひめゆりの塔」などを訪れ、先の大戦の犠牲者を追悼しました。このあと、野田総理大臣は、記者団に対し、27日の沖縄県の仲井真知事との会談で、沖縄の基地負担の軽減を早期に図り、普天間基地の名護市辺野古への移設計画に理解を求める考えを示しました。

野田総理大臣は、26日から2日間の日程で、就任後、初めて沖縄を訪れ、正午前に、自衛隊機で那覇空港に到着しました。野田総理大臣は、まず、太平洋戦争末期の沖縄戦で、最後の激戦地となった糸満市摩文仁の国立沖縄戦没者墓苑を訪れ、献花台に花を手向けて、犠牲となった戦没者を追悼しました。続いて、野田総理大臣は、同じ糸満市内にある「ひめゆりの塔」を訪れ、沖縄戦で負傷した兵士の看護にあたった「ひめゆり学徒隊」の犠牲者の霊を慰め、関係者から当時の様子について話を聞きました。このあと、野田総理大臣は、豊見城市にある旧日本海軍司令部の壕を視察し、大田實司令官らが祭られている「慰霊の塔」に祈りをささげました。
初日の日程を終えた野田総理大臣は、記者団に対し、「きょう訪問した場所は、沖縄の歴史をたどるという目的で選んだ。先人たちの沖縄に対する思いを引き継ぐという思いで訪れ、改めて戦争の悲惨さと平和の尊さをかみしめた」と述べました。また、野田総理大臣は、27日の仲井真知事との会談について、「これまでの経緯を踏まえて、まずはおわびをし、そのうえで、抑止力を維持しながら、基地負担の軽減を早期に図るという説明をしたい。また、普天間基地の危険性を除去しなければならないなかで、名護市辺野古についても言及させてもらうなど、包括的な政府としての取り組みを説明し、理解を得る努力をしたい」と述べました。







政府と双葉郡の協議が急きょ中止に NHKニュース
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120226/t10013299181000.html

+ 記事コピペ収納
政府と双葉郡の協議が急きょ中止に

2月26日 18時56分

政府は、26日、福島県双葉郡の8つの町村長と除染作業で出る土などを保管する中間貯蔵施設などについて協議する予定でしたが、3人の町長が欠席し、協議は急きょ、中止されました。欠席した双葉町長は、中間貯蔵施設を巡る政府の対応への不信感を記者会見で表明しており、政府は改めて説明をして理解を求めたうえで協議を開くことにしています。

26日の協議は、政府から細野環境大臣と平野復興大臣が出席し、福島県双葉郡の8つの町村長と行うことになっていたもので、政府が去年の年末に双葉郡内への設置を要請した除染作業で出る土などを保管する中間貯蔵施設などについて、郡山市で意見を交わす予定でした。ところが、26日午前になって、双葉郡の町村会の会長を務める双葉町の井戸川町長が平野復興大臣などに欠席の意向を伝え、これを聞いた広野町の山田町長と浪江町の馬場町長も欠席したため、協議は急きょ、中止となりました。
このうち、井戸川町長は、町役場の移転先となっている埼玉県の元の県立高校で会見し、中間貯蔵施設の建設用地などを巡る一部の報道を取り上げて、「丁寧な会議を希望していたのに、国との信頼関係に問題が生じた。知らないところで政府が決めていくことに対して恐怖を感じた」などと述べ、政府の中間貯蔵施設を巡る対応や議論の進め方に対する不信感を示しました。また、広野町の山田基星町長は、「けさ、双葉町の井戸川町長から欠席するという連絡を受けた。中間貯蔵施設という大きな問題を全員の足並みがそろわないなかで、議論すべきではないと判断し、出席を見送ることにした。今後、なるべく早い段階で、双葉地方町村会での議論の場を作れるよう努力していきたい」と話していました。
協議の中止を受けて、会場を訪れていた5人の町村長や平野復興大臣と細野環境大臣は、今後の対応を話し合いました。この中で、政府側が中間貯蔵施設などの課題を話し合うために、国と8つの町村、それに福島県が入った協議会を近く開きたいと申し入れたのに対して、5人の町村長は受け入れる考えを示すとともに、欠席した3人の町長には、国が説明するよう要望したということです。
政府は、中間貯蔵施設の設置についての正式な要請から2か月近くたっても双葉郡内の足並みが揃わず、正式な協議を開けていないことから、中間貯蔵施設とあわせて賠償やインフラ整備などの対策についても各自治体に丁寧に説明し、改めて理解を求めていくことにしています。

細野大臣“われわれに責任”
5つの町村長との話し合いのあと、細野環境大臣は記者団に対し、「きょうは、もともと中間貯蔵施設の用地買収というような踏み込んだ話をするつもりはなかった。中間貯蔵施設を受けいれていただくことは非常に難しいということは分かっていて、われわれも厳しい話をしなければならないところもあり、乗り越えていくしかないと思います。こういった形になったことは我々に責任があります」と述べ、協議が中止になったことについては政府に責任があるという認識を示しました。そのうえで、「中間貯蔵施設は除染にはどうしても欠かせない施設で、それが福島のためでもあることを、ぜひ理解していただきたいです」と述べ、近く、国と県、8町村が参加する協議会を開き、政府として具体的な話ができるよう準備を進める考えを示しました。
一方、平野復興大臣は、双葉町の町長などが欠席したことについて、「きょう午前、双葉町の井戸川町長から電話があった。早い段階で、接触して話し合いたい」と述べました。そのうえで、平野大臣は、「避難区域でのインフラ整備や賠償の問題などは、国が基本方針を立てて、自治体や避難している人に説明していく。そのためには、県も含めて、関係する自治体と協議会を作って議論していくことは大事だ」と述べ、中間貯蔵施設の問題を含め、避難区域のさまざまな課題を話し合う必要があるとして、関係する自治体との協議会を早急に設立するため、双葉町などに理解を求めていく考えを示しました。
中間貯蔵施設の経緯
福島県内での除染作業で出る汚染された大量の土などを保管するための中間貯蔵施設を巡っては、去年の年末、細野環境大臣が、佐藤知事や原発周辺にある双葉町や大熊町など福島県双葉郡の8つの町村長と行った会談で、双葉郡内への設置を正式に要請していました。設置場所については、郡内の被ばく線量が年間100ミリシーベルトを超えるような高い地域で、国が買い上げるなどした土地に建設したいという考えを示していました。
これを受けて、双葉郡内の町と村、それに福島県は、要請を受け入れるかどうかや、施設に関する考え方を議論するため、先月12日、初めての会合を開きましたが、東京電力福島第一原発が立地する双葉町の井戸川克隆町長が、「住民の理解が十分でない」として会合を欠席し、中間貯蔵施設を巡る地元の議論は、一時、不透明な情勢となっていました。その後、先月17日に開かれた会合で、双葉郡の町村長らは、双葉町も加えた郡全体で意見の集約を図っていくことを決め、その後、国から説明を改めて聞く方針も確認されたことから、政府の要請からおよそ2か月がたつ26日、政府と町村長との初の協議が開かれる予定でした。







G20“信用不安の拡大防止策を” NHKニュース
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120226/k10013296031000.html

+ 記事コピペ収納
G20“信用不安の拡大防止策を”

2月26日 16時0分

ヨーロッパの信用不安への対応を最大の焦点に、メキシコシティーで始まった先進国と新興国によるG20の財務相・中央銀行総裁会議は、初日の討議を終え、各国からは、ヨーロッパに対し、信用不安の拡大を防ぐための措置を一段と強化するよう求める声が相次ぎました。

初日の討議では、ヨーロッパの信用不安への対応が主な議題となり、各国からは、ギリシャに対する追加支援が決まるなど信用不安への対応に前進がみられるとして、評価する意見が出たということです。一方、危機の克服に向けてユーロ圏各国が財政状況が悪化した国を支援する仕組みを強化するなど、さらなる対応を求める声も相次ぎました。そのうえで、G20各国は、ヨーロッパが一段の取り組みを進めることを前提として、危機の拡大に備えるIMF=国際通貨基金の融資基盤の強化について、ことし4月にワシントンで開かれるG20の会議に向けて議論していくことを確認しました。
記者会見した安住財務大臣は、「4月までにヨーロッパの信用不安に区切りがつき、IMFの融資基盤の強化の話も進むことを期待している」と述べました。
また、イラン情勢をきっかけに、このところ急激に上昇している原油価格についても、世界経済の懸念材料になっているとして議論され、産油国であるサウジアラビアからは、十分な原油の供給を行っているという表明があったということです。G20は、日本時間27日朝、討議の成果をまとめた共同声明を発表します。







“北朝鮮 拉致問題は前向きでない” NHKニュース
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120226/k10013300111000.html

+ 記事コピペ収納
“北朝鮮 拉致問題は前向きでない”

2月26日 19時29分

アメリカで北朝鮮問題を担当するデイビース特別代表が、外務省の幹部と会談し、北京で行われた核問題を巡る北朝鮮との直接協議について、「若干の進展があった」としたものの、拉致問題について、北朝鮮からは前向きに取り組む姿勢は見られなかったという認識を示しました。

北朝鮮の核問題を巡っては、24日までの2日間、中国の北京で、キム・ジョンイル総書記の死去後、初めてとなる米朝の直接協議が行われ、北朝鮮のウラン濃縮活動の停止とアメリカによる食糧支援を中心に、議論が交わされました。この協議に出席したアメリカのデイビース特別代表は、結果を説明するため、ソウルに続いて、26日、東京を訪れ、外務省で6か国協議の日本の首席代表を務める杉山アジア大洋州局長とおよそ1時間半会談しました。
会談のあと、杉山局長は、記者団に対し、「今回の米朝協議で、『若干の進展があった』という説明を受けた。今後、米朝間の協議がどうなっていくか、日米韓でさらに強い協調、連帯、協力をしながら注意深く見ていかなければならない」と述べました。一方、デイビース特別代表は、今回の協議の中で、アメリカが北朝鮮に対し、拉致問題の解決に向けて、日本政府との協議に取り組むよう求めたことを明らかにしました。ただ、デイビース氏は、「残念ながら、北朝鮮側の反応について、現段階で前向きに報告できることは、何もない」と述べ、北朝鮮からは、拉致問題に前向きに取り組む姿勢は見られなかったという認識を示しました。







成年後見制度“信頼揺るがす事態” NHKニュース
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120226/k10013289481000.html

+ 記事コピペ収納
成年後見制度“信頼揺るがす事態”

2月26日 4時28分

認知症のお年寄りなどに代わって第三者が財産を管理する「成年後見制度」で、財産が使い込まれる被害が、最近の16か月間におよそ37億円に上ることが最高裁判所の調査で分かりました。
最高裁は、制度への信頼を揺るがす深刻な事態だとして、対策の検討を急いでいます。

「成年後見」は、認知症で判断力の衰えたお年寄りなどに代わって、親族のほか、弁護士や司法書士などが後見人となって財産を管理する制度です。
高齢化に伴い利用者が増える一方で、財産が使い込まれる被害が相次ぎ、最高裁判所は被害の実態を全国の家庭裁判所を通じて調査しました。
その結果、おととし6月から去年9月までの16か月間に被害の報告が314件あり、被害総額はおよそ36億9800万円に上ることが分かりました。
このうち306件は、親族が財産を管理していたケースで、1件の被害額が2億円に上るものもありました。
被害は特に去年に入ってから急増し、月平均の被害額はおよそ3億円に達しているということです。
最高裁は対策の1つとして、信託銀行などと連携した資産管理の仕組みを新たに設け、今月から運用を始めていますが、「後見制度の信頼性を揺るがすような深刻な被害が相次いでいる。後見人の指導の在り方も含めて効果的な対策を考えていきたい」と話しています。







野田首相、就任後初めて沖縄訪問(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース
ttp://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120226-00000015-jnn-pol

+ 記事コピペ収納
野田首相、就任後初めて沖縄訪問
TBS系(JNN) 2月26日(日)18時5分配信

野田総理が、就任後初めて沖縄を訪問し、第2次世界大戦の史跡などを視察しました。

野田総理は、記者団に対し、初めての沖縄訪問の目的について次のように述べました。

「(沖縄県)知事にお会いして、沖縄の県民の皆さまに伝えることは、これまでの経緯を踏まえてのおわびと、今、日米協議が始まっておりますけれども、それに対する私の決意・思いをお伝えしたい」(野田首相)

総理はこのように述べて、27日の仲井真知事との会談では、在日アメリカ軍普天間基地の移設問題で政府の方針に理解を求める考えを強調しました。

野田総理は26日、那覇に到着した後、沖縄戦のさなかに亡くなった女学生を慰霊する「ひめゆりの塔」を訪れ、献花したほか、旧日本海軍の司令部があった防空壕も見学しました。この防空壕を現職の総理大臣が訪問するのは異例のことです。

また、野田総理は、沖縄県の要望を受けて決まった事業費1900億円の国の直轄事業、那覇空港の第二滑走路の予定地も視察しています。このほか、滞在中は、普天間基地も訪れます。

今回の野田総理の日程は、沖縄が、第2次世界大戦で受けた苦痛や現在も続く米軍基地の負担に配慮を示すと同時に、政府の沖縄振興策もアピールする内容です。懸案の普天間基地問題解決に向けて沖縄との信頼関係を築きたい、そうした意図がうかがえます。(26日17:21)最終更新:2月26日(日)18時5分







ブラジル軍の南極観測施設で火災、兵士2人死亡 (CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120226-00000014-cnn-int

+ 記事コピペ収納
ブラジル軍の南極観測施設で火災、兵士2人死亡
CNN.co.jp 2月26日(日)16時51分配信

(CNN) ブラジル当局によると、南極海のキングジョージ島にあるブラジル海軍の観測施設で25日、火災が発生し、兵士2人が死亡、1人が負傷した。

施設のエンジン室から火が出て、兵士らが消火活動にあたっていたという。軍当局が出火原因などを調べている。

科学技術省によると、この施設では専門家チームが気候変動の影響や海洋生物、大気などに関する研究に取り組んできた。海軍によれば、出火当時は民間人32人、兵士12人が建物の中にいたとみられる。

スタッフらは全員、チリ南部の同国軍基地に移動した。27日には帰国する予定だ。

ブラジルのメディアがアモリン国防相の発言として伝えたところによると、施設の中心部が全焼し、研究に使われていた資料や設備の多くが焼失した。しかし同国防相は「この事業はわれわれの誇りだ」として、研究継続の方針を強調した。

【関連記事】
4キロ掘削して南極氷床下の湖へ、太古の水採取 露調査隊
米大陸とアジアが合体して超大陸「アメジア」に 1億年後の地球
身長56センチのネパール人、世界一小さい男性認定に挑戦
海底に眠るUFO? バルト海で謎の巨大物体を発見
「培養牛肉バーガー」今秋登場? 牛の幹細胞を利用
最終更新:2月26日(日)19時12分







卑弥呼の「末裔の墓」 考古学マニアも知らない奈良の古墳が脚光  (産経新聞) - Yahoo!ニュース
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120226-00000516-san-soci

+ 記事コピペ収納
卑弥呼の「末裔の墓」 考古学マニアも知らない奈良の古墳が脚光 
産経新聞 2月26日(日)15時11分配信


茅原大墓古墳で発見された国内最古の「盾持ち人埴輪」=平成23年2月、奈良県桜井市(鳥越瑞絵撮影)(写真:産経新聞)
邪馬台国の女王、卑弥呼の墓ともいわれる箸墓(はしはか)古墳近くにある奈良県桜井市の茅原大墓(ちはらおおはか)古墳。考古学マニアの間でもあまり知られていない古墳が、邪馬台国の末路にかかわるカギを握るとして、近年の発掘で脚光を浴びている。一帯は3世紀後半の最古級の前方後円墳が多いが、茅原大墓古墳だけはなぜか4世紀末と飛び抜けて新しい。ヤマト王権は4世紀末に大阪平野に移動したため、王権発祥の地は一気に衰退したが、茅原大墓古墳は「卑弥呼の末裔(まつえい)」として最後の輝きを見せた。(小畑三秋)

【写真で見る】徳川家末裔の現役保母グラドル、頂上を目指す

茅原大墓古墳は、箸墓古墳(全長約280メートル)の東わずか500メートルに位置。全長86メートルで、後円部は72メートルに及ぶが、前方部はわずか14メートルと極端に短く、ホタテ貝のような形から帆立貝(ほたてがい)式古墳と呼ばれる。このアンバランスな形は、大王クラスが葬られた前方後円墳よりランクが下とされる。

「古墳の形は、茅原大墓古墳の被葬者が、すでに王権の中枢となった河内地方に及ばないことを示しているのでは」。発掘を担当した市教委の福辻淳さんはそうみる。

箸墓古墳に代表される巨大前方後円墳の発祥地とされる桜井市など奈良盆地東南部は、3世紀後半から4世紀前半まで崇神、景行両天皇陵(いずれも天理市)など200メートル以上の巨大前方後円墳が次々と築かれたが、それ以降、大型古墳の築造はパタリと止まった。

4世紀末以降になると、応神天皇陵(大阪府羽曳野市、全長約420メートル)のある古市(ふるいち)古墳群や、仁徳天皇陵(堺市、同486メートル)などの百舌鳥(もず)古墳群に勢力は移り、「河内王朝」ともいわれた。

首都が大阪平野に移動したなかで、ヤマト王権発祥の地の桜井市に築かれた茅原大墓古墳は、まさに「保守本流」としての最後の輝きだった。市教委によると、この地域では茅原大墓古墳以降、100メートルに迫る古墳はなくなってしまう。

同古墳で注目されるのが、昨年発見された国内最古といわれる人物埴輪(はにわ)だ。顔は笑っているように見えるが、冑(かぶと)をかぶり盾を持つ姿は、被葬者を邪悪な霊から守ろうとする力強さを感じさせる。政権の中枢を大阪に譲っても、人物をかたどった新しい埴輪文化をいち早く取り入れようとした底力がうかがえる。

ただし、古墳の形が前方後円墳でなく帆立貝式古墳だったことに、本流ではなくなった悲哀もうかがえる。

それでも福辻さんは、100メートル近い古墳の規模に着目。「被葬者はたとえ主流でなくても、政権の一画に入っていたことを示すのではないか」と推測する。

卑弥呼や邪馬台国、初期ヤマト王権など日本の国家誕生の謎を秘める華々しい歴史を持つこの地域も、茅原大墓古墳を最後に、数十メートル規模の小古墳になってしまう。

茅原大墓古墳の頂上に立つと、はるか西方には二上山の姿が浮かび上がる。その先には、古市・百舌鳥古墳群のある大阪平野が…。茅原大墓古墳の被葬者は、二上山の向こうの新たな首都に何を思っただろうか。


【関連記事】
【写真劇場】世界遺産マチュピチュ発見から100年「ティンカイ」再現
5年で4回遷都 聖武天皇時代の「さまよえる都」の謎に迫る
石室のレリーフは何を暗示?ヤマト王権に対抗した吉備王国とは
マニア必見!?魅惑の仏像を紹介-中四国編
1300年前の馬も過労だった!?
最終更新:2月26日(日)17時54分







名前:
コメント:

◇◆前へ次へ目次へ
最終更新:2012年02月26日 23:49