日記/2012年05月14日(MON)/ニュース記事
2012-06-05



中国 休漁発表し緊迫化回避へ NHKニュース
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120514/k10015117921000.html

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中国 休漁発表し緊迫化回避へ
5月14日 21時43分中国とフィリピンが領有権を主張する南シナ海の浅瀬付近で、両国の船が対じする状態が続くなか、中国政府は、16日、周辺海域での漁を控える休漁期間に入ると発表し、事態の緊迫化を避けたいというメッセージとみられています。

この問題は、先月10日、南シナ海の浅瀬の「スカーボロー礁」で、フィリピン海軍のフリゲート艦が中国の漁船を取り締まろうとしたところ、中国の海洋調査船がこれを阻止したもので、周辺海域では、1か月を過ぎた今も、両国の船が対じしています。
フィリピン国内では、今月11日に中国政府を非難する抗議デモが行われ、これに対し、中国側が反発するなど、両国での世論の高まりを受け、緊張した状態が続いています。
こうしたなか、中国の農業省は、16日から2か月半、スカーボロー礁を含む周辺海域で、漁を控える休漁期間に入ると発表しました。この措置は、海洋資源の保全を目的として毎年行われているものですが、農業省の発表では、あえてスカーボロー礁の名前を挙げて漁の休止を強調しています。
14日の外務省の定例会見で、洪磊報道官は「話し合いを通じて事態を解決するという立場に変わりはない」と述べ、今回の休漁期間の発表は、事態の緊迫化を避けたいというメッセージとみられています。
フィリピンも「休漁期間」検討
中国政府がスカーボロー礁を含む周辺海域で休漁期間に入ると発表したことについて、フィリピン外務省は、14日午後、声明を発表し、「われわれの排他的経済水域内で、中国が漁を休止する措置を取ること自体、受け入れられないが、漁業資源の回復のため、フィリピン政府としても休漁期間を設けるのは望ましいことだ」として、フィリピン政府も周辺海域での休漁期間の設定を検討していることを明らかにしました。
また、アキノ大統領は14日、訪問先のフィリピン南部ミンダナオ島で記者団に対し、「外交交渉によって、少なくとも解決の方向には、向かいつつある」と述べています。
フィリピン政府としては、漁の休止について、中国に足並みをそろえることで緊張を和らげ、早期の解決を目指すねらいがあるものとみられます。







世界ウイグル会議 中国政府を非難 NHKニュース
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120514/k10015100662000.html

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世界ウイグル会議 中国政府を非難
5月14日 12時15分 K10051006621_1205141217_1205141233
中国国外で暮らすウイグルの人たちの会議が14日から都内で開かれ、組織の代表は、中国政府による抑圧が激しくなっているとして、中国政府を非難しました。

この会議は、中国国外で暮らすウイグルの人たちでつくる「世界ウイグル会議」が3年に1度開いているものです。
今回は、日本で初めて開催され、東京・千代田区の会場には、ドイツやトルコなど世界20か国からおよそ130人のウイグルの人たちや支援者が集まりました。
会議の冒頭、アメリカに亡命したラビア・カーディル代表があいさつし、「中国政府の暴力的な抑圧政策は激しさを増し、ウイグル族に対する圧力が一段と強まっている。中国の指導者には国内の少数民族の声に耳を傾けるよう希望する」と述べました。
そのうえで、ラビア氏は「民族問題を解決しないかぎり、中国は、国際社会で地位を確立させることは不可能だ」と述べ、中国政府を非難しました。
会議は17日まで4日間開かれ、中国国内のウイグル族への支援活動などについて話し合われる予定です。
今回、この会議が日本で開催されることについて、中国の温家宝首相は13日に行われた野田総理大臣との首脳会談で、中国の核心的利益を尊重し、慎重かつ適切に対応すべきだなどとして日本政府に強く反発しています。







中国 ウイグル会議で日本非難 NHKニュース
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120514/k10015116881000.html

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中国 ウイグル会議で日本非難
5月14日 21時13分
中国国外で暮らすウイグルの人たちが参加する「世界ウイグル会議」の代表大会が14日から日本で開かれていることについて、中国外務省の報道官は「中国の反対を日本側が顧みないで開催を許したことに対し、強い不満を表明する」と述べ、日本政府を非難しました。

中国の国外で暮らすウイグルの人たちなど、およそ130人は、14日から都内で、3年に1度の「世界ウイグル会議」の代表大会を開いています。
これについて中国外務省の洪磊報道官は、14日の定例会見で「『世界ウイグル会議』は、テロ組織とつながっており、中国の分裂をたくらむ組織だ。中国の断固とした反対を日本側が顧みないで、日本での開催を許したことに対し、強い不満を表明する」と述べました。
そのうえで洪報道官は「新疆ウイグル自治区に関することは、中国の内政であり、いかなる外国勢力の干渉も受け入れられない」と述べ、日本政府が関係者にビザを発給したことが会議の開催につながったとして、強く非難しました。中国政府は、今回、出席しているウイグルの人たちが分離独立運動に関わっているとみて、代表大会が隣国の日本で開かれることに強い懸念を示しており、温家宝首相は、北京で13日行われた野田総理大臣との会談で「中国の核心的利益を尊重すべきだ」などとして、強く反発していました。







ネパール 小型機墜落で15人死亡 NHKニュース
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120514/k10015111411000.html

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ネパール 小型機墜落で15人死亡
5月14日 17時59分ネパール西部のヒマラヤ山脈で、乗客乗員21人を乗せた国内線の小型機が墜落し、インド人の観光客など15人が死亡しました。

墜落したのはネパール西部のポカラからヒマラヤ観光の拠点ジョムサムに向かっていた国内線のアグニ・エアーの小型機「ドルニエ228型機」です。
ネパールの航空当局によりますと、現地時間の14日午前9時50分ごろ(日本時間午後1時ごろ)、この小型機がジョムサムの空港からおよそ2キロ離れた山の中に墜落したということです。
小型機には乗客乗員合わせて21人が乗っていたということで、インド人の観光客やネパール人の操縦士ら15人が死亡し、デンマーク人など6人が病院で手当てを受けているということです。
小型機は、何らかの理由でポカラに引き返そうとしていて墜落したとみられるということで、航空当局は、回収したボイスレコーダーなどを解析して事故の原因を調べることにしています。
ジョムサムは、ヒマラヤの山麓(さんろく)を巡るトレッキングや、ヒンズー教や仏教の聖地を訪れる観光の拠点となっている町で、毎年、多くの外国人が訪れています。
現地の日本大使館によりますと、乗客の中に日本人はいなかったということです。







タリバンとの交渉役殺害される NHKニュース
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タリバンとの交渉役殺害される
5月14日 7時32分 K10050941811_1205140750_1205140802
アフガニスタン政府で反政府武装勢力タリバンとの対話に当たってきた幹部が、首都カブールで武装グループに殺害され、和平交渉を進めたいカルザイ政権にとって大きな打撃となりそうです。

アフガニスタン政府でタリバンとの対話の窓口となる「高等和平評議会」の幹部、アルサラ・ラフマニ氏が、13日午前、カブールの自宅を車で出たところ、武装グループに銃で撃たれて死亡しました。ラフマニ氏は、旧タリバン政権の高官で、現在もタリバンの指導部に影響力を持つ人物として、カルザイ政権が進めたいとしている和平交渉で重要な役割を担うと期待されていました。
アフガニスタンでは、去年9月にも「高等和平評議会」のトップだったラバニ元大統領が暗殺されていて、相次ぐ幹部の殺害にカルザイ政権にとっては大きな打撃となりそうです。
カルザイ大統領の報道官は13日の記者会見で事件を強く非難したうえで、「アフガニスタンの安定を望まない勢力による脅しが今後も続くだろうが、われわれは和平に向けて取り組んでいく」と述べ、対話路線を進める立場を強調しました。
一方、タリバンのスポークスマンはNHKの取材に対して「今回の事件に関与していない」と犯行を否定しました。
アフガニスタン政府は、タリバンの中でも指導部とは一線を画し、対話に反対する強硬派が今回の事件に関わった疑いもあるとみて調べています。







メキシコで49人の切断遺体 NHKニュース
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120514/k10015093981000.html

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メキシコで49人の切断遺体
5月14日 6時43分 K10050939811_1205141202_1205141233
麻薬組織による犯罪や抗争事件が後を絶たないメキシコで、切断された49人の遺体が路上で見つかり、警察は麻薬組織の犯行とみて捜査しています。

メキシコ北部にある第3の都市、モンテレイで、13日未明、路上に放置されていた黒い袋から切断された遺体の一部が見つかりました。
地元の警察が現場を調べたところ、同じような袋が次々と見つかり、男性43人と女性6人の合わせて49人の遺体が確認されたということです。
警察では、現場の壁に書かれていたメッセージや手口などから、麻薬組織の犯行とみて捜査しています。
メキシコでは、今月、北東部にあるアメリカとの国境近くの街でも23人の遺体が見つかり、この事件も麻薬組織の犯行とみられています。
メキシコのカルデロン大統領は、警察だけでなく軍の部隊も投入して麻薬組織の撲滅作戦を行っていますが、現地の検察当局によりますと、麻薬組織による犯罪や抗争に巻き込まれるなどして、去年9月までの5年間で4万7000人余りが殺害されたということで、依然として深刻な治安状況が続いています。







シーシェパード代表 独で逮捕 NHKニュース
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シーシェパード代表 独で逮捕
5月14日 12時6分 K10051005311_1205141518_1205141520
日本の調査捕鯨船への妨害行為を繰り返してきた反捕鯨団体「シー・シェパード」のポール・ワトソン代表が、中米のコスタリカの船の航行を妨害したとしてドイツの空港で逮捕されました。

これは、反捕鯨団体のシー・シェパードが13日に発表したものです。
それによりますと、シー・シェパードの代表でカナダ人のポール・ワトソン容疑者(61)は、2002年、中米のコスタリカの船の航行を妨害したとして、コスタリカからの要請に基づきドイツのフランクフルト国際空港で、ドイツの司法当局に逮捕されたということです。
シー・シェパードでは、ワトソン代表は違法なサメ漁を行っていたコスタリカの船に抗議し、この船を撮影していたと説明し、「ワトソン代表が釈放されることを望む」という声明を発表しました。
ワトソン代表を巡っては、日本の海上保安庁も、おととしシー・シェパードのメンバーが日本の調査捕鯨団へ妨害行為を行ったことについて、メンバーらに指示していたとして傷害などの疑いで逮捕状を取り、ICPO=国際刑事警察機構を通じて国際手配しています。







おおい町議会 原発運転再開に同意 NHKニュース
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おおい町議会 原発運転再開に同意
5月14日 12時48分 K10051018511_1205141313_1205141314
関西電力大飯原子力発電所について、地元・福井県おおい町の議会は、14日、全員協議会を開いて、運転再開に同意することを決め、午後、時岡忍町長に伝えることになりました。

関西電力大飯原発の3号機と4号機の運転再開の是非を巡って、町議会は14日朝から全員協議会を開き、最終的な意見の集約を行いました。
この中で一部の議員から「東京電力福島第一原発の事故の原因究明の途中で、国の新しい規制機関すらないなか、大飯原発の運転再開は許されない」として、反対する意見が出ました。
一方で、「原発の長期停止で地元の経済、雇用が窮地に陥っている現実がある」など、町の財政や雇用を守るために運転再開は必要だとする意見が多く出されました。
その結果、おおい町議会は、運転再開に同意することを決め、午後、時岡町長に、議会としての判断を口頭で伝えることにしています。
時岡町長は、運転再開の是非の判断は、町議会の意向とともに県の専門家会議の検証結果を踏まえて行う考えを示していて、今後は、検証結果がどのような形で示されるのかに焦点が移ることになります。







敦賀原発 地下の亀裂を調査へ NHKニュース
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敦賀原発 地下の亀裂を調査へ
5月14日 18時49分 K10051116111_1205141926_1205141928
福井県にある敦賀原子力発電所の敷地の地下を走る亀裂について、専門家から活断層の可能性があることが指摘されたことを受けて、日本原子力発電は敷地の地下にある複数の亀裂と周辺の地層を詳しく調べ、調査結果を随時、国に報告することになりました。

福井県敦賀市の敦賀原発について、先月24日、専門家らが現地調査した結果、2号機から西に150メートル離れた地中にある破砕帯と呼ばれる亀裂が活断層の可能性があり、敷地内を走る浦底断層という活断層と連動する可能性が指摘されたほか、2号機の真下を走る亀裂も活断層の可能性があるか調べる必要があるとして、原子力安全・保安院が日本原子力発電に再調査するよう指示しました。
これを受けて、日本原電は14日の専門家会議で、これらの亀裂が活断層かどうかを調べる計画を示しました。
計画では、2号機の真下や周辺にある6本の亀裂について、ボーリング調査などを行って地層を詳しく調べ、過去に亀裂が動いた年代やずれた方向を測定し、亀裂が活断層かどうかや浦底断層と連動する可能性があるかについて調べるということです。
調査はことし11月まで行い、日本原電は調査結果が分かったものから随時、国に報告することにしています。
国の耐震設計の指針では活断層の真上に原発の重要な設備を設置することを認めておらず、調査の結果、2号機の真下の亀裂が活断層だった場合、定期検査で止まっている2号機が運転できなくなる可能性もあります。
専門家会議の主査を務める耐震工学が専門の東京大学の高田毅士教授は「亀裂が活断層かどうかを判断するためには、これまで以上に詳しい調査が不可欠なので、時間がかかっても綿密な調査をしてもらいたい」と話しています。
日本原電“しっかり調査したい”
専門家会議で敦賀原発の亀裂調査の説明にあたった日本原子力発電の開発計画室の入谷剛副長は「きょうの会議で時間がかかっても信頼できる調査結果を出してほしいという意見が出たので、計画に沿ってしっかりと調査したい」と話しました。
そのうえで、専門家からの指摘で、こうした亀裂を活断層でないとしてきた日本原電の調査に疑問が出ていることについて「これまでもきっちり調査してきたつもりで、今もこうした亀裂は活断層ではないと考えている。ただ指摘があるのは事実なので、より詳しく調査をして、活断層かどうかの評価をしたい」と述べました。
敦賀原発の活断層問題とは
福井県の日本原子力発電の敦賀原発の敷地内を走る活断層や亀裂を巡っては、耐震性に問題がないとする日本原電に対し、専門家が繰り返し疑問を投げかけてきました。
昭和45年に運転を始めた敦賀原発1号機は、建設が許可された段階では、日本原電は敷地内に活断層はないと評価し、国の審査でも認められました。
しかし、阪神淡路大震災をきっかけに原発の耐震性の指針が見直され、それまでより8万年さかのぼり、13万年前よりあとに動いた可能性のある断層を「活断層」と定義したことや専門家の指摘を受けて敦賀原発周辺を再調査した結果、平成20年に1号機から東側に250メートル離れた敷地内を走る浦底断層が活断層であることが新たに確認されました。
また、この作業の中で専門家から敷地内におよそ160本ある「破砕帯」と呼ばれる亀裂の一部が、周辺の活断層の動きに連動することで地面に傾斜などができて、原発の施設に影響する可能性が指摘されました。
これに対して、日本原電は平成22年に「これらの亀裂は少なくとも13万年前よりあとに動いた形跡はなく、浦底断層とも連動する可能性がないことから活断層ではない」という評価結果をまとめ、現在、経済産業省の審議会で妥当かどうかを審議しています。
こうしたなかで、去年3月に起きた震災で断層の活動が震災前より活発になったため原子力安全・保安院が原発周辺の活断層の評価の見直しを進める中で、専門家から「浦底断層」が近くにある活断層と連動した場合、これまでより10キロ長い35キロとなり、より大きな揺れを引き起こすおそれがあると指摘され、保安院は、日本原電に再評価するよう指示しました。
さらに、先月24日に専門家の現地調査で、敦賀原発の地下を走る亀裂が活断層の可能性があると指摘されたことを受けて、保安院はこうした亀裂が活断層かどうかや「浦底断層」と連動して動く可能性があるか改めて評価するよう指示し、敦賀原発の敷地内を走る活断層や地下の亀裂が原発の耐震性にどのように影響するかが問われる事態になっています。







横断中に車 小学生1人が死亡 NHKニュース
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横断中に車 小学生1人が死亡
5月14日 18時49分14日午後、大阪・中央区の道路で、小学1年生の女の子が車にはねられて死亡しました。
警察によりますと、女の子は、集団で学童保育に向かう途中で、ほかの児童にけがはありませんでした。

14日午後3時すぎ、大阪・中央区玉造のT字路で歩いていた小学1年生の有井千織さん(6)が右折してきた乗用車にはねられました。
千織さんは病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
警察によりますと、千織さんは集団で学童保育に向かう途中で、ほかの児童3人と学童保育の指導員にけがはありませんでした。
警察は乗用車を運転していた会社員の佐藤幸一容疑者(65)をその場で逮捕しました。
調べに対して、「前をよく見ていなかった」と供述しているということで、自動車運転過失致死の疑いで事故の状況や原因を調べています。
現場はJR玉造駅から北西におよそ500メートルの信号や横断歩道のないT字路だということです。







迫る列車から飼い主救った犬、線路外へ引っ張り出すも自身は脚切断。 | ニコニコニュース
ttp://news.nicovideo.jp/watch/nw260125

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迫る列車から飼い主救った犬、線路外へ引っ張り出すも自身は脚切断。
ナリナリドットコム:記事一覧 2012年5月14日(月)10時22分配信


ナリナリドットコム
時に飼い主が注ぐ愛情に応えるべく、献身的な行動を見せてくれる犬。米国ではいま、1匹の犬が身を挺して飼い主の命を救った事故が報道され、大きな話題を呼んでいる。先日の夜中、飼い主と犬は出先から徒歩で自宅へ向かっていた。すると、侵入した線路上で突如飼い主が意識を失う事態が発生。直後に貨物列車が接近し、危険を察知した犬は飼い主を線路外へ引っ張るように懸命の救助活動を行った結果、飼い主はけがもなく無事助かったものの、犬は右前脚を切断する大けがを負ったという。



米放送局ABCや米放送局ABC系列WCVB-TVなどによると、この事故は5月3日の夜遅くにマサチューセッツ州シャーリーを走る線路上で起きた。事故に遭遇した貨物列車の運転士によると、列車が現場に接近したとき、線路上に倒れている女性と、彼女を必死に線路外へ引っ張ろうとしている犬の存在を確認したという。運転士はすぐに急ブレーキをかけたが間に合わず、接触音を聞いたため女性のもとへと急行。すると女性は無傷で無事だったそうだが、助けようとしていた犬は右前脚を轢かれ、大けがを負ってしまった。

現場で倒れていたのは、犬の飼い主で54歳の女性クリスティーン・スペインさん。彼女はこの日、友人宅へ出かけた帰りに線路へ侵入し、連れていたメスのピットブル犬リリー(8歳)と一緒に家に向かっていた。ところが酒を飲んで酔っ払っていた彼女は、現場で突然意識を失い卒倒。それに気付いたリリーが、列車から彼女を救おうと、必死の行動に出た。

リリーがスペインさんと出会ったのは、いまから3年前のこと。ボストンの警察官をしている彼女の息子、デイビッド・ランテインさんが「アルコール中毒の母にとって良い治療になる」と、飼い主がいなかったリリーを引き取ったことがきっかけだった。彼女も、彼が「溺愛する」と表現するほどリリーを可愛がっていたそうで、飼い出してからは息子の目論見通りに飲酒量も減少。リリーにとってもスペインさんにとっても、お互いに素晴らしい関係を築ける最高のパートナーとなった。

事故を受けて、ランテインさんが運ばれた動物病院へと駆けつけると、大けがを負ったリリーは「美しい目で」大丈夫と知らせるように心配する彼を見つめ、尻尾を振ったという。しかしこのときのリリーは右前脚を切断しただけでなく、骨盤骨折や内臓を損傷する重傷を負っていた状態で、それでも気丈に振る舞う愛犬に、彼は「私たちはリリーを救ったけど、彼女は母の命を救ってくれた」と感謝の気持ちでいっぱいになったそうだ。

ただし、倒れた直接の原因は不明ながらも、現場に駆け付けた際には酒に酔った状態だったというスペインさんの不注意が、事故を招く大きな一因になったことは否めない。実際、彼女は「アルコールに関係する罪には問われなかった」ものの、線路侵入や動物虐待の容疑で事故翌日に起訴された。そんな反省も込めた感謝の気持ちもあってか、助けられた彼女は事故後、ランテインさんと共に家を掃除して、「大好きなおもちゃ」も用意してリリーの帰りを待ち侘びているという。

リリーの勇気ある救出行動を伝える事故報道は、米メディアでも広く取り上げられ、多くの人々に感動をもたらしている。リリーが運び込まれた動物保護センターのサイトでは、事故の話と共に手術費用の寄付を求めるページを開設したところ、すでに世界中から「7万6,000ドル(約600万円)」ものお金が集まったという。現在は順調に回復し、「5月12日昼頃に退院」したと伝えられているリリー。これからはスペインさんにも充分助けてもらいながら、再び仲良く幸せな時間を過ごしてもらいたい。
(著:Narinari.com編集部)






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最終更新:2012年06月05日 18:31