日記/2014年01月11日(SAT)/今日のまとめ
2014-01-12









【ニュース記事一覧】

化学工場爆発 設備のメンテナンス一度もせず NHKニュース

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014423621000.html

化学工場爆発 設備のメンテナンス一度もせず
1月11日 4時57分

三重県四日市市のコンビナートにある化学工場で、設備のメンテナンス中に爆発が起き、5人が死亡し12人がけがをした事故で、爆発が起きた設備はこれまでに一度もメンテナンスが行われていなかったことが分かり、会社では、付着した化合物が原因で爆発につながった可能性もあるとみています。
一方、警察は、安全管理に問題がなかったか、11日にも業務上過失致死傷の疑いで工場を捜索することにしています。

9日、三重県四日市市の「三菱マテリアル四日市工場」の第1プラントで爆発が起き、社員3人と下請け会社の作業員2人の合わせて5人が死亡し、12人が重軽傷を負いました。
会社の説明によりますと、爆発が起きた熱交換器と呼ばれる設備では、当時、内部に付着した水素を含む化合物などを取り除く作業が行われていて、その際、水素が空気に触れて爆発するのを防ぐために窒素を注入して空気の進入を防いでいましたが、この措置が不十分だった可能性があることが分かっています。
この設備について、7年前に設置されてからこれまでに一度も化合物を取り除く作業が行われていなかったことが、会社側への取材で新たに分かりました。
会社では、付着していた化合物が多かったため、窒素の注入が妨げられて爆発につながった可能性もあるとみています。
一方、警察は、11日にも業務上過失致死傷の疑いで工場を捜索し、作業の手順や安全管理に問題がなかったか捜査を進めることにしています。





爆発事故 会社側は十分な対策を取らず NHKニュース

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014430921000.html

爆発事故 会社側は十分な対策を取らず
1月11日 18時13分

9日、三重県四日市市のコンビナートにある化学工場で、設備のメンテナンス中に爆発が起きて5人が死亡し、12人がけがをした事故で、引火して爆発しやすい水素が作業中に発生する危険性があったのに、十分な対策が取られていなかったことが会社側への取材で分かりました。
警察は、会社の安全管理などに問題がなかったか捜査を進める方針です。

9日午後、三重県四日市市の「三菱マテリアル四日市工場」で爆発が起きて、社員3人と下請け会社の作業員2人の合わせて5人が死亡し、12人が重軽傷を負いました。
会社側のこれまでの説明で、作業の手順に何らかの不備があったため、水素爆発が起きた可能性があることが分かっています。
警察は11日、業務上過失致死傷の疑いで工場の事務棟を捜索して、爆発が起きた「熱交換器」と呼ばれる設備に関する書類や図面のほか、作業日報など合わせて40点余りを押収しました。
会社側によりますと、作業では引火して爆発しやすい水素が、発生する危険性がありましたが、屋外だとして、火花や静電気の発生を抑えるなどの十分な防止策を取っていなかったことが分かりました。
また、現場には火花が出るおそれもある発電機などが置かれていたということです。
この工場では、おととしにも、別のプラントで今回と同じ作業をしていた際、発生した水素が引火して爆発する事故が起きて、消防から安全管理について指導を受けています。
警察は捜索で押収した資料を分析するとともに、週明けにも捜査本部を設置して、作業の手順や安全管理に問題がなかったか、捜査を進める方針です。


専門家「管理上の不備」

「三菱マテリアル四日市工場」の爆発事故を巡って、専門家は会社側の安全意識の低さを指摘しています。
安全工学が専門で、横浜国立大学大学院の三宅淳巳教授は、工場に爆発が起きるのを防ぐための明確な安全基準やマニュアルがなかったことについて、「危険度の高い物質を扱っている場合、マニュアルの整備は当然、行われるべきことで、それが十分に整備されていないことは管理上の不備と言わざるをえない」と指摘しています。
また、安全の確認について、会社側が「作業員が手で触って設備の温度を調べたうえで経験的に判断していた」としていることについて、三宅教授は「手で触れて確認することも大事な作業の1つかもしれないが、中に入っている化学物質の状態などをきちんと把握しないままに経験や勘に頼って作業するのは安全管理上、問題だ」と話しています。
そのうえで、「2年前にも事故があったようだが、そのときに安全管理を徹底すべきだった。過去の教訓が生かされていなかったことは重要なポイントだ」と述べ、会社側の安全意識の低さを指摘しています。


会社が会見「総点検行いたい」

三菱マテリアルは11日夕方、三重県四日市市の四日市工場で記者会見を開き、本社の矢尾宏社長が「5人の尊い命が失われたことを深くおわび申し上げます」と陳謝するとともに、再発防止を徹底する方針を明らかにしました。
会社側へのこれまでの取材で、工場には作業中の爆発を防ぐための明確な安全基準がなく、作業員が手で触って設備の温度を調べるなど、経験則に基づいて行っていたことが分かっており、11日の会見で矢尾社長は「もう少し科学的な方法がなかったかと考えている」と不備を認めました。
そのうえで「会社全体で改めて問題がないか総点検を行ないたい。専門家の意見も取り入れて、マニュアルや体制を改善しなければならない」と述べました。





下水道事故 重体の1人が死亡 NHKニュース

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014430551000.html

下水道事故 重体の1人が死亡
1月11日 17時34分

10日、神奈川県横須賀市で、マンホールの中で下水道の工事をしていた作業員4人が倒れるなどした事故で、意識不明の重体となっていた2人のうち66歳の男性が11日午後、死亡しました。

10日午前、横須賀市久里浜で道路上にあるマンホールの中で硫化水素が発生し、下水道の工事をしていた作業員の男性4人が倒れたり、気分が悪いと訴えたりして病院に運ばれました。
この事故で作業員2人が意識不明の重体となっていましたが、このうち、福島県白河市の森茂さん(66)が11日午後、死亡しました。
警察などによりますと、当時は合わせて6人の作業員が現場にいて、横須賀市が発注した下水道管の内部の空気を抜く弁の交換工事を行うため弁を開けたところ、下水道管の中から硫化水素が出てきたということです。
警察は当時の状況や作業の手順が適切だったのかなどについて調べを進めています。






拉致被害者松木薫さんの母親死去 NHKニュース

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014432551000.html

拉致被害者松木薫さんの母親死去
1月11日 22時26分

北朝鮮による拉致被害者で、熊本市出身の松木薫さんの母親のスナヨさんが11日夜、入院先の熊本県内の病院で亡くなりました。
92歳でした。

松木スナヨさんは、昭和55年、26歳のときに留学先のスペインから北朝鮮に拉致されたまま安否が分かっていない松木薫さんの母親です。
スナヨさんは、認知症が進んだことなどから、10年以上前から熊本県内の病院に入院し、長女の斉藤文代さんの看病を受けながら息子の帰りを待ち続けていました。
枕元には、スナヨさんお気に入りの、高校の学生服姿の松木さんの写真が飾られ、斉藤さんによりますと、病室でよく、「薫が帰ってきたら病院の玄関まで出迎えお帰りと言ってあげたい」と話していたということです。
しかし、ここ数年は体調を崩しがちで、会話をすることも難しくなっていたということで、家族の間では一刻も早い解決を望む声が強まっていました。
スナヨさんは、11日午後、体調を崩し、30年以上待ち続けた息子との再会を果たせないまま、11日夜、亡くなりました。
看病を続けてきた斉藤さんはNHKの取材に対し、「皆さんに応援してもらってこれまで頑張って生きてくれたが、残念ながら薫には会えなかった」と話しました。


高齢化する拉致被害者の家族

拉致からすでに30年以上がたち、被害者の帰国を待ち続ける家族の多くが高齢になり、問題の解決は時間との闘いとなっています。
政府が認定している北朝鮮による拉致被害者のうち、安否が分かっていない12人の親の平均年齢は去年86歳を超えました。
▽最も高齢の市川修一さんの父親の平さんが、ことし99歳になるほか、▽親の世代では最も若い、横田めぐみさんの母親の早紀江さんも来月で78歳です。
また、増元るみ子さんの父親や、市川修一さんの母親のように、肉親との再会を果たせぬまま他界する人も出ていて、去年は闘病生活を続けていた田口八重子さんの姉が亡くなりました。
高齢化が進むなか、「自分たちが生きているうちに解決してほしい」という被害者家族の声は年々、切実さを増しています。


横田さん「ただ悲しい気持ち」

松木スナヨさんが亡くなったことについて、横田めぐみさんの母親の早紀江さん(77)は「『もうちょっともうちょっと』という思いで懸命に救出活動をしていた方が亡くなったことはとても切なくただ悲しい気持ちです。年を重ねている私たちもあすどうなるか分からず、ひと事ではありません」と話しました。
また、父親の滋さん(81)は「北朝鮮にいる被害者も日本で待つ家族も高齢化していて、残された時間はほとんどありません。政府は、拉致問題は一刻を争う問題だという認識を持って具体的な取り組みを進めてほしい」と話しました。





交通事故で家族失った子ども支援でシンポ NHKニュース

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014431551000.html

交通事故で家族失った子ども支援でシンポ
1月11日 19時17分

交通事故で死亡する人が依然として年間4000人を超えるなか、事故で家族を失った子どもに対する精神的な支援を考えるシンポジウムが東京都内で開かれました。

シンポジウムは、交通事故で家族を失った子どもの支援に取り組んでいる内閣府が開き、精神的な支援をテーマに専門家などが意見を交わしました。
この中で、4歳のとき、一緒に自転車に乗っていた2つ年上の姉を事故で亡くした青森県の仲沢悠希さん(24)が講演しました。
仲沢さんは、事故のあと同級生の親から「あなたを助けるためにお姉さんが亡くなった」と言われたことなどから、みずからを責めるようになり、自分の髪の毛を抜いたり、体を傷つけたりするようになったと体験を話し、子どもたちの気持ちをより多くの人に理解してほしいと訴えました。
内閣府の調査では、幼いときに交通事故で家族を失った人の4割ほどが友人や家族からの慰めや励ましのことばを不快に感じたと答えるなど、周囲の対応が子どもの心を傷つけてしまうケースも少なくないということです。
このため、内閣府では、「『がんばれ』と言わない」、「事故の前と同じように接する」といった子どもへの対応のポイントをまとめたパンフレットを自治体などに配るなどして支援を進めています。
心に傷を負った子どものケアを専門としている武蔵野大学の藤森和美教授は、「犯罪や自然災害と比べて交通事故では子どもへの支援が行き届いていない場合もある。よかれと思ってかけたことばが子どもを傷つけるケースもあり、社会全体で理解を深めることが重要だ」と話しています。





小泉元首相宅に侵入容疑で女を逮捕 NHKニュース

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014429481000.html

小泉元首相宅に侵入容疑で女を逮捕
1月11日 15時57分

神奈川県横須賀市にある小泉元総理大臣の自宅に33歳の女が侵入したとして逮捕されました。
小泉元総理大臣の自宅は24時間、警備の対象になっていて、警察は警備態勢に問題がなかったか検証することにしています。

逮捕されたのは、栃木県足利市に住む33歳の無職の女で、11日午前7時半ごろ、横須賀市三春町にある小泉元総理大臣の自宅に侵入し、1階の応接室に座っているのが見つかったとして、住居侵入の疑いで逮捕されました。
当時、小泉元総理大臣は不在で、自宅に1人でいた親類にけがはありませんでした。
女は先月にも小泉元総理大臣の自宅を訪ねていたということで、調べに対し、意味の分からないことを供述しているということです。
警察によりますと、小泉元総理大臣の自宅は24時間、警備の対象になっていて、当時も正門や周辺で複数の警察官が警備に当たっていたということです。
女の靴は鍵がかかっていなかった1階のサッシの外で見つかったということで、警察は、女が敷地や住宅に侵入した方法を調べるとともに、警備態勢に問題がなかったか検証することにしています。
横須賀警察署の小高藤安副署長は、「検証の結果を待って、必要があれば警備態勢の改善を図りたい」と話しています。





女優の淡路恵子さん死去 NHKニュース

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014432011000.html

女優の淡路恵子さん死去
1月11日 20時20分

舞台や映画、テレビドラマなどで幅広く活躍した女優の淡路恵子さんが11日午後、食道がんのため都内の病院で亡くなりました。
80歳でした。

淡路さんは東京都の出身で、昭和23年に松竹少女歌劇学校に入学し、演劇を学びました。
昭和24年には、強盗殺人犯を追う刑事を主人公にした黒澤明監督の映画「野良犬」でデビューを果たし、犯人の幼なじみの踊り子役を演じて注目されました。
その後も淡路さんは次々に映画に出演し、森繁久彌さんらが主演した喜劇映画の「駅前シリーズ」や、「社長シリーズ」などで人気を集めました。
また、昭和36年から放送されたNHKのテレビドラマ「若い季節」では、女性社長として主演を務めるなどテレビでも活躍しました。
一時、女優業から引退しますが、昭和62年に山田洋次監督の「男はつらいよ 知床慕情」で20年ぶりに女優業に復帰し、精力的に活動を続けていました。
平成23年には、結婚、再婚などを経た波乱に満ちた人生とこれまでの芸能生活を振り返った自伝を出版しています。
淡路さんは去年の夏に体調不良を訴え、療養中でしたが、11日午後5時24分、食道がんのため東京・港区内の病院で亡くなりました。


山田洋次さん「映画史で重要な役割担った」

淡路さんが出演した映画「男はつらいよ 知床慕情」の監督、山田洋次さんは、「戦後の映画史で非常に重要な役割を担い、高度成長期の裏で酒場で生きていく女性など特徴のあるタイプの女性を演じることができる人でした。華やかな人でしたが私生活では子どもを亡くされるなど大変つらい人生でもあり、そういうつらい思いからもようやく解放されたのかなあと思います」と話していました。





特定秘密 超党派で各国議会の実情を視察へ NHKニュース

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014424061000.html

特定秘密 超党派で各国議会の実情を視察へ
1月11日 4時57分

特定秘密保護法の施行に向けて、超党派の実務者が、特定秘密の指定の妥当性などを監視する国会の機関の在り方を検討する際の参考にするため、12日からアメリカ、イギリス、ドイツを訪問し、各国の議会の実情を視察することにしています。

特に秘匿が必要な安全保障に関する情報を特定秘密に指定し、漏えいした公務員らに最高で10年の懲役刑を科すなどとした特定秘密保護法は先月公布され、1年以内に施行されることになっています。
これを前に、自民党、民主党、日本維新の会、公明党、みんなの党、共産党、生活の党の7党の実務者は、特定秘密の指定の妥当性などを監視する国会の機関の在り方を検討する際の参考にするため、12日から1週間の日程で、アメリカ、イギリス、ドイツの3か国を訪れ、各国の議会の実情を視察することにしています。
一行は、各国の議会に設置されている秘密情報を扱う委員会のメンバーらと会い、▽政府側から、秘密情報の具体的な内容がどの程度、提供されているかや、▽提供された情報の漏えいを防ぐ仕組み、それに▽漏えいに対する罰則の内容などを聞き、意見を交わすことにしています。





首相 女性の職業訓練施設視察 NHKニュース

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首相 女性の職業訓練施設視察
1月11日 20時45分

中東・アフリカ諸国を歴訪中の安倍総理大臣は、コートジボワールで貧困や家庭の事情で小学校に通うことができなかった女性が文字の読み書きや裁縫などを学んでいる職業訓練施設を視察しました。

安倍総理大臣は日本時間の11日夕方、コートジボワールのアビジャン市内にある女性の職業訓練施設を視察しました。
この施設では、貧困や家庭の事情で小学校に通うことができなかった15歳以上の女性およそ150人が文字の読み書きや計算、裁縫や料理など14の科目を4年間かけて学んでいます。
安倍総理大臣は授業の様子を見たり編み物などの作品を鑑賞したりしたあと、生徒たちに対して「女性が自立し意思決定にも主体的に関わることが、平和でより豊かな社会をつくることになる」と激励しました。
このあと、安倍総理大臣は今回の訪問を記念して開かれた柔道大会を視察し、団体戦の優勝者にトロフィーを贈りました。
そして、安倍総理大臣はロサンゼルスオリンピックの柔道の金メダリストの山下泰裕さんが理事長を務めるNPOが、現地の柔道連盟に柔道着100着を寄贈することを伝えました。
コートジボワールでの日程を終えた安倍総理大臣は、日本時間の11日午後8時半ごろ、政府専用機で次の訪問国のモザンビークに向かいました。






首相 西アフリカの開発支援表明 NHKニュース

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014427421000.html

首相 西アフリカの開発支援表明
1月11日 11時55分

コートジボワールを訪れている安倍総理大臣は、「西アフリカ諸国経済共同体」に加盟する11か国の首脳と会談し、日本企業が投資しやすい環境を整えるため、インフラ整備や人材育成などを支援していく考えを示しました。

中東・アフリカ諸国を歴訪中の安倍総理大臣は、日本時間の11日未明、コートジボワールで、「西アフリカ諸国経済共同体」に加盟するコートジボワール、ナイジェリア、ガーナなど11か国の首脳と会談しました。
この中で、各国の首脳からは高速道路や発電所などのインフラ整備や、雇用の創出につながる産業の育成に向けて、日本からの積極的な投資を求める意見が相次ぎました。
これに対し安倍総理大臣は、「日本は、去年、横浜市で開かれたTICAD=アフリカ開発会議で打ち出した支援策にすでに着手している」と述べ、日本企業が投資しやすい環境を整えるため、インフラ整備や人材育成などを支援していく考えを示しました。
また、安倍総理大臣は、「世界では紛争や対立が後を絶たず、われわれは西アフリカの友人と共に、平和で繁栄した世界、力ではなく法の支配する世界を作っていきたい」と述べました。
このあと、日本と各国の政府や企業関係者などおよそ500人が参加して晩さん会が開かれ、安倍総理大臣は、西アフリカの開発に日本が積極的な役割を担っていく考えを強調しました。






日米国会議員連盟「中韓との関係改善に取り組む」 NHKニュース

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014425901000.html

日米国会議員連盟「中韓との関係改善に取り組む」
1月11日 9時40分

アメリカを訪れている自民党の中曽根・元外務大臣ら日米国会議員連盟のメンバーは、下院議員らと会談したあと、記者会見し、安倍総理大臣の靖国神社参拝について、アメリカ側の理解は得られたとする一方、中国や韓国との関係改善に取り組んでいく考えを示しました。

アメリカを訪れている日米国会議員連盟の会長を務める自民党の中曽根元外務大臣ら3人は10日、ワシントンで、下院議員やラッセル国務次官補らと相次いで会談しました。
このあと中曽根氏は記者会見で、安倍総理大臣の靖国神社参拝について「不戦の誓いのためだという安倍総理大臣の考えを説明した。アメリカ側からは好意的に受け止めてもらったと思っている」と述べ、一連の会談を通じてアメリカ側の理解は得られたという認識を強調しました。
一方で、「中国や韓国との関係を改善しなければならないし、何より日米韓3か国の関係がしっかりとしたものでなければいけないという点について共有した。努力していきたい」と述べ、中国や韓国との関係改善に取り組んでいく考えを示しました。
また、同席した議員連盟の事務局長を務める自民党の塩崎元官房長官は、日米両政府が調整しているオバマ大統領のことし4月ごろの日本訪問について「予定どおり実現するという印象を受けた」と述べました。






自衛隊提供の銃弾1万発 韓国軍が返却 NHKニュース

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014424391000.html

自衛隊提供の銃弾1万発 韓国軍が返却
1月11日 5時18分

韓国国防省は、南スーダンで国連のPKO=平和維持活動を行っている韓国軍が、自衛隊から提供を受けていたおよそ1万発の銃弾を、国連に返却したことを明らかにしました。

韓国軍は、およそ280人が南スーダン東部、ジョングレイ州の州都ボルでPKO活動に参加していますが、大統領を支持する部隊と前副大統領を支持する部隊の戦闘がボルに迫ってきたことから、先月、現地の陸上自衛隊に銃弾の提供を求め、自衛隊がおよそ1万発を提供しました。
国防省によりますと、韓国軍はその後、韓国から新たに銃弾を輸送していましたが、これが現地の部隊のもとに到着したことから、現地時間の10日、自衛隊から提供を受けていた銃弾を国連に返却したということです。
銃弾は、すでに国連のヘリコプターで韓国軍の駐屯地から首都ジュバの空港に運ばれ、今後、自衛隊に引き渡される予定だとしています。
銃弾の提供について、日本政府は緊急性が高いことからいわゆる武器輸出三原則の例外措置として決めたとしています。
しかし韓国では、安倍政権が安全保障政策を進めるために政治的に利用しようとしているなどとして日本を批判する声が高まり、軍の見通しの甘さが日本を後押しすることになったとして、政府の責任を問う声も上がる事態となっていました。


「政府の対応は適切」

外務省関係者はNHKの取材に対し、「日本が供与した銃弾は必ず使わなくてはならないというものではなく、十分に足りているならば返却されるのは自然の流れだ。日本が供与を決定した時点では切迫した状況だったことは間違いなく、政府の対応は適切だった」と話しています。






イスラエル・シャロン元首相死去 NHKニュース

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イスラエル・シャロン元首相死去
1月11日 21時44分

イスラエルの政治家で対パレスチナ強硬派として知られる一方、占領地の一部、ガザ地区から軍を撤退させたシャロン元首相が、11日、入院先の病院で死去しました。
85歳でした。

軍人出身のアリエル・シャロン元首相は、対パレスチナ強硬派として知られ、1982年の国防相時代には、隣国レバノンに侵攻し、この際に起きたパレスチナ難民の虐殺事件で激しい非難を浴びました。
2000年にはエルサレムにあるイスラム教の聖地への訪問を強行してパレスチナとの暴力の応酬を引き起こしました。
そして翌年、首相に就任すると、安全保障を最優先にした政策を掲げテロを指揮しているとして、宿敵といわれたパレスチナ暫定自治政府のアラファト前議長を事実上の軟禁状態に置くなど力で押さえ込む姿勢を見せました。
イスラエルが1967年以降、占領を続ける地域では、パレスチナ側と交渉せずに一方的な分離政策をとり、このうちガザ地区については、右派の猛反発を押し切ってユダヤ人の入植地をすべて撤去して軍も撤退させ、和平を期待する国内の世論の幅広い支持を集めました。
一方で、ヨルダン川西岸では、パレスチナ側の土地を奪う形で、国際法違反とされる入植地や分離壁の建設を推し進めたことから中東和平問題に及ぼした影響を巡っては評価が分かれています。
シャロン元首相は、在任中の2006年に脳卒中で倒れ、それ以降、意識不明の状態が続いていて、11日、入院先のテルアビブ郊外の病院で多臓器不全で亡くなりました。


オバマ大統領「深い哀悼の意」

イスラエルのシャロン元首相が死去したことを受けて、アメリカのオバマ大統領は11日、「イスラエルのためにその生涯を捧げた指導者を失ったご家族とイスラエルの人々に対し、アメリカ国民を代表して深い哀悼の意を示す」という声明を発表しました。
そのうえでオバマ大統領は「アメリカは、イスラエルとパレスチナ、2つの国家が平和的に共存するという目標達成への取り組みを通じ、イスラエルの人々の永遠の平和と安全を確保するため、引き続き努力していく」としてアメリカが仲介する中東和平交渉に引き続き力を入れる考えを示しました。





中国・シャングリラ 200棟以上焼ける NHKニュース

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中国・シャングリラ 200棟以上焼ける
1月11日 19時36分

観光地として人気がある中国雲南省のシャングリラで、旅館から火が出て伝統的な住宅などに燃え広がり、200棟以上が焼けました。

中国南西部・雲南省、シャングリラの旧市街地で現地時間の11日午前1時すぎ、旅館から火が出て、風にあおられて燃え広がりました。
地元の消防や軍などおよそ2000人が出て消火や救助に当たりましたが、現場は空気が乾燥し、木造住宅が密集していたこともあり、火は数時間燃え続け、地元政府によりますと242棟の住宅や商店が焼けました。
これまでのところ、けが人などは報告されていません。
3000メートル以上の高地にあるこの地域には少数民族のチベット族が多く住み、豊かな自然と独特の文化で知られていて、特に火災のあった旧市街地はおよそ1300年の歴史があるとされ、観光地として外国人にも人気があります。
今回の火災では伝統的な建築物のほか、仏教文化の芸術品も焼失したということで、地元政府は被害額は日本円で17億円以上に上るとして、出火原因や被害状況の確認を急いでいます。






中央アフリカ 大統領辞任表明 NHKニュース

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中央アフリカ 大統領辞任表明
1月11日 7時47分

宗教対立を背景に武装勢力どうしの衝突が続いている中央アフリカで、クーデターで政権を握ったイスラム教系の大統領が辞任を表明し、今後、後任の大統領選びなどを巡って混乱が拡大する懸念が出ています。

武装勢力どうしの衝突が続いている中央アフリカのジョトディア大統領は、10日、事態の打開に向け隣国チャドで開かれていた周辺国との首脳会議の場で、大統領を辞任すると表明しました。
ジョトディア氏は去年3月、イスラム教徒主体の武装勢力を率いてクーデターによって大統領に就任しましたが、その後、武装勢力を掌握し続けることができず、中央アフリカは各地で略奪や襲撃が繰り返される無政府状態に陥りました。
さらに、武装勢力どうしの衝突が激化してイスラム教とキリスト教の宗教対立に発展し、これまでに数千人が死亡して、93万人が住む家を追われています。
首都バンギなどではこのところ、暴力の拡大を防げなかった大統領の責任を追及するデモが連日行われていて、今回、ジョトディア氏が辞任を表明した背景には、混乱の波及を恐れる周辺国が圧力を強めたこともあるとみられています。
中央アフリカでは、旧宗主国のフランスやアフリカ連合の部隊が軍事介入して治安の回復に当たり、事態の打開を目指していますが、今後、後任の大統領選びなどを巡って混乱が拡大する懸念が出ています。






人質事件1年を前に対応正当化 NHKニュース

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014423471000.html

人質事件1年を前に対応正当化
1月11日 6時26分

アルジェリアの天然ガス施設で日本人10人を含む多数の外国人が犠牲となった人質事件から1年になるのを前に、アルジェリア外務省は声明を出し、当時、軍が施設内に立てこもっていた武装勢力を攻撃したことについて「必要不可欠な作戦だった」として、軍の対応に問題はなかったと強調しました。

去年1月16日、アルジェリア南東部イナメナスの天然ガス施設がイスラム武装勢力に襲撃され、多数の外国人が人質となり、日本人10人を含む40人が犠牲となりました。
この事件を巡っては、施設を包囲した軍の部隊が事件発生の翌日から、施設内に立てこもっていた武装勢力に対する攻撃を始めたり、人質が乗った車を上空から攻撃したりしたとされており、軍の対応を疑問視する見方も出ています。アルジェリアの国営通信によりますと、アルジェリア外務省の報道官は10日までに事件に関する声明を出し、「多くの命を救い、武装勢力が爆破しようとしていた場所を守るために必要不可欠な作戦だった」として、軍の対応に問題はなかったと強調しました。
そのうえで、「事件から1年での外国メディアによる偏った扇動を懸念する」と述べ、アルジェリア政府としては、事件から1年になるのを前に、外国のメディアが当時の政府や軍の対応を批判するのをけん制するねらいがあるとみられます。





米司令官 防空識別圏内で監視強化 NHKニュース

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014424011000.html

米司令官 防空識別圏内で監視強化
1月11日 6時20分

アメリカ海軍の司令官は、中国が東シナ海に設定した防空識別圏について、各国の航空機が自由に飛行できる国際的な空域だと指摘したうえで、日本に配備した最新鋭のP8哨戒機を防空識別圏内に飛行させて監視活動を強化していることを明らかにしました。

西太平洋地域を管轄するアメリカ海軍第7艦隊のロバート・トーマス司令官は、10日、NHKのインタビューに応じ、中国が去年11月に設定した防空識別圏について「国際的な空域だ。われわれの任務に変化はない」と強調しました。
そのうえで、アメリカ海軍が国外では初めて沖縄県の嘉手納基地に先月配備した最新鋭のP8哨戒機を、中国が主張する防空識別圏内に飛行させて監視活動を強化していることを明らかにしました。
さらに、トーマス司令官は「P8哨戒機の配備は日米同盟がいかに強固であるかを明確に示すものだ。海上自衛隊との連携こそがアジア太平洋地域の平和と安定を維持する基盤だ」と述べ、自衛隊と連携して地域の安定を図る考えを示しました。
一方でトーマス司令官は、アメリカ海軍が主催してことしの夏にハワイ沖で行う、多国間軍事演習「リムパック」に中国が初めて参加することについて、「信頼を構築するうえでの鍵となる」と指摘し、中国との軍事交流も進めることで地域の緊張を和らげたいとの意向を示しました。





7ドルの絵 ルノアールの作品だった NHKニュース

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014430101000.html

7ドルの絵 ルノアールの作品だった
1月11日 17時3分

アメリカのフリーマーケットで7ドルで売却されていた1枚の絵画が、60年以上前に美術館から盗まれた印象派の巨匠、ルノアールの作品だったことが分かり、地元の裁判所は10日、この絵画を美術館に返却すべきという判断を下しました。

この絵画は、印象派の巨匠として知られるフランスの画家、ルノアールが1879年に描いたセーヌ川の風景画です。
アメリカ・バージニア州の女性がフリーマーケットで7ドルで購入し、おととし、競売にかけようとしたところ、絵画はルノアールの作品ではないかと話題になりました。
その後、国立のナショナル・ギャラリーなどで鑑定したところ、これが本物で、1951年にメリーランド州ボルティモアの美術館から盗まれたものであることが分かりました。
これを受けてバージニア州の連邦地方裁判所は10日、絵画は本来の所有者である美術館に返却すべきという判断を下しました。
作品は、少なくとも2万2000ドル(日本円にしておよそ230万円)の価値があるとみられ、7ドルで買って所有権を主張する女性は、地元メディアの取材に「裁判所の判断にがっかりしている」と話しています。
女性は今後の対応を明らかにしていませんが、アメリカの主要メディアは「ルノアールがフリーマーケットから美術館に帰ってくる」などと伝えています。






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最終更新:2014年01月12日 21:58