日記/2009年01月07日/アイドルマスター ≪sm5690538≫アイドルマスター ~情熱大陸 2007~(矢夜雨P)
2009-01-07





最近、動画視聴ペースが今一つなD地球は苦ですが、
少し前に 「アイマス作品の中から1本だけ取り上げてみよう!」 とか思ったので、やってみました。


今回は2008年12月29日投稿作品。

アイドルマスター ~情熱大陸 2007~(矢夜雨P)



2008年12月31日の日記でやりました2008年の30選には入れておりませんが、自分の中では入っています。
いや、30選では12月だけで4作品も入れてしまいまして、泣く泣く…ね…。年間で30本しか選べないとか結構難しい。

で、1本チョイスをするなら、まずはこの作品をと心に決めていた訳です。





















まず曲とダンスのシンクロも良いですが、何よりダンスとカメラのシンクロが秀逸。
欲しいところで、望んだ以上のものが次々展開される様は大変気持ち良いですね。

ボーカルの無いもので、これだけキレのあるオールスターPVって観た覚えが無いかも。
これ以外には無いとさえ思う衣装選択も素晴らしい。雪歩がメインの今作では特にですね。

では画像を添えつつ作品を見ていこうと思います。










画像は黒一色の背景からステージへと移行する00:21。

00:00~00:33まで雪歩のソロごはんダンスが続きますが、
いきなりライブステージからダンスを始めるのではなく黒バックを先に添える事で、
この00:21以降の流れに生命感、タイトル的に言えば『』を強調する効果が得られています。
しかも、踊っているのはエロさに定評のあるこの衣装の雪歩に興奮作用のある紅いハイビスカスのアクセサリーという抜かり無いコンボ。
カメラアングルの影響も多分にありますが、この00:21の前後の空気差を是非見比べて欲しいものです。










画像は出だしの雪歩ソロダンス終了後の00:36。

雪歩を中心としたトリオ形式で左右のアイドル達が入れ替わっていくところですね。
ここでの注目は後ろのモニター。
グネグネ動く光が曲とシンクロしているんですよね。その光が映し出されるタイミングさえも。
こういうちょっとした所が総合的な一体感を生み出すポイントにもなっているんだなぁと思いました。










画像は照明がからへと移り変わる前の01:05。

美希が雪歩の前を右から左へ瞬時に移動しているんですが、これが生っぽさをより加熱してくれます(生なのに加熱とか…いや、料理は関係ないわな)。
更に金髪の美希が横切るというのが上手い。
他のキャラだとちょっと他のところへ目をやっていたら見逃してしまうかも知れませんが、青色のステージで金髪ですから、早々スルーされる事も無い。
このサブリミナルなワンカットがライブ感を高めてくれている一因になっていると思います。










画像はメインメロディ終了後の01:13。

01:25まで雪歩・真・真美トリオのダンスで次のパートまで繋いでいますが、ここで一方の組み合わせ、雪歩・美希・あずさを使わない辺りが私的に好感。
というのも次は雪歩・春香・伊織トリオのパートですが、そこでのダンスがカッコイイ系で、見入るタイプなんですよね。
で、そこへ至る手前で2通りのトリオダンスを入れてしまうと、落ち着きの無さを残してしまうのでは無いかなと。
雪歩・春香・伊織パートへ入るには、テンションを維持しつつも一定のクールダウンを入れるのが美味しさを増すポイントだと思いました。
ステージが紫色のまま次へ繋がるのも、自然な空気を作りたいという意図を感じますね。
まぁ、この辺は観る方の好みなんで…。










画像は紫色のステージから白桃色のステージへと移行する01:48。

ここから今までの流れとは違うスローなダンスが始まります。
ステージカラーそのままでダンスを変えてしまうのは、観ている人に違和感を与えてしまいかねない為に照明チェンジを行った、
というのもあるかと思いますが、ここが前半ラストだというのも理由かなぁと思いました。
前半の締め括りは雪歩()・春香()・伊織()のイメージカラーをライトに、ジンワリと熱さを高めようという、ね。
また、先のパートのような動きの大きめなダンスのまま後半へ行ってしまえば、前半のダンスが全体的に単調な印象になる恐れがあるので、
テンポの緩やかなダンスを持ってきたのは良い仕事だと思いました。
エージェントで終わらせる点も中々ツボです。










画像は桃色系のステージから水色のステージへと移行する02:30。

ピンクカラーで始まるステージは前半からの流れを円滑にするためのものだと思いますが、
問題はこのままの色で進めてしまうと次から03:18まで続く大人チックカラーなステージ達との差別化が図れず、
全体的に変化の無さを発生させる懸念があります(作品によっては長所だったりするのですが)。
そこで嬉しい水色照明。赤系の対とも言える涼しげなステージは曲との相性も良好で、動画に若々しさを補充してくれています。
この色があるのと無いのとでは、02:51~03:18の印象も結構変わってしまうハズ。かなり美味しい選択だと思います。











画像は黒の連続カットから続く青緑色のステージ。03:19。

03:10からの雪歩・千早・やよいトリオを維持して青緑色なステージで始まるパート。
これで02:51~03:18を青系のステージで挟む形になり、そこの熱さと力強さを一層印象深いものに出来ているんじゃないかなと。
また、画像の遠目のカメラから横向き顔で始める辺りが凄く良い。千早のいるこのトリオでは尚更合っているかと。











画像は引き続き青緑色のステージ。03:27。

やよいのこういう場面を持って来られれば、大概の方は熱くならざるを得ないでしょう。
熱が逃げそうな照明のクールさをこのワンシーンによって保温に成功しているんですね(保温じゃきかないって方も居られるでしょうか)。
これは雪歩や千早じゃ成し得ない、やよい故に出来る効果なのかなと思います。
ちなみにこのトリオでのパート、やよいがメインとなっている場面で
照明の色が変わります(03:28で青緑色青色、03:56で青色紫色)。
そういう点からも、彼女が作品のチューニングを行っているような気がしますね。







04:02からは雪歩タイム、といったところでしょうか。
勿論ソロではなく皆と一緒にダンスしていますが、主役の空気がバリバリ伝わってきました。






画像は04:23~04:24の4枚。

コチラをチラっと見る姿は惹かれますね。
その後に素早く左を向くダンスが入る事により、
真剣な中での一瞬の素というものを汲み取る事が出来るのでは無いでしょうか。
いや、汲み取るというよりは「掘り上げる」がマッチしますかね。










画像は04:34。

画像の時間より少し前から見られるこのカメラアングルでのトリオが私的にかなり熱いです。
04:31からの動きは00:00~00:33のダンス並に効果的だと思いますよ。
臨場感もしくは生命感ってものが伝わってくるんです。
特に画像の目を閉じた場面は、自分の魂を揺さぶるものがありました。







という事で、アイマス作品1本について語ってみましたが、どんなものでしたでしょうか。
基本的にネット上で人様の製作された動画にクレームのような事を言うのは自分のやりたい事では無いので、
今回のように『スキスキ動画』で無ければ1作品に対して長めに語るということはしません。
まぁ、気が向けば今後もやるかも知れません、ね。






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最終更新:2009年01月07日 07:41