Fedora の概要

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Fedora の概要 - (2009/09/08 (火) 02:21:34) のソース

[[Fedora>http://fedoraproject.org/ja/]] は PC用、一般大衆向けのスタンドアロンな OS である。一般大衆が日常一般に使うのに向いている。この点で、[[Windows>https://www.microsoft.com/japan/windows/default.mspx]] や [[Mac OS X>http://www.apple.com/jp/macosx/]] と同じ製品範疇に属し、競合する。

-実は PC 以外のプラットフォームでも動作するらしいが、PC できちんと動作するということがまず重要だろう。
-製品を入手し、これを PC にインストールして利用する。
-現在の最新版は Fedora 11(2009年6月公開)。ここ数年は、6か月毎に新しい版がリリースされている。おそらく次の版(Fedora 12)は 2009年11月末~12月初旬頃に出ると思う(筆者予想。公式な[[リリーススケジュール>http://fedoraproject.org/wiki/Schedule]]が公開されているが、毎度延び延びになるのがお約束である。ただし、待たされるのは長くても数か月程度)。
-本家からインストーラをダウンロードできる。→ http://fedoraproject.org/ja/ 
-デフォルトでは [[GNOME デスクトップ環境>http://www.gnome.org/]](の主要構成品)がインストールされる。[[KDE環境>http://www.kde.org/]]、[[Xfce環境>http://www.xfce.org/]]も用意されている。
-セキュリティメンテナンスを含むメンテナンスが継続的に行われており、システムを逐次アップデートすることができる。
-インストーラの出来がよい。楽にインストールできる。
-ハードウェア対応が充実している。
-音声もちゃんと出る。
-インターネットへの接続は問題なく行える。
-サスペンドやハイバネーションが問題なく行える。筆者は常時、サスペンドを利用している。復帰も高速。
-「日本語版」という概念がない。言語環境はパッケージとしてまとめられており、例えば日本語ならば、日本語環境をインストールして使うようになっている。日本語環境では日本語の入力や表示などは問題なく行える。日本語のメールの読み書きや、日本語ファイル名の扱いも問題なく可能。ただ、ユーザインタフェースにおいては日本語化が十分ではない。利用に当たっては、英語を読めることが前提である。
-日本語環境の標準フォントは [[VLゴシック>http://dicey.org/vlgothic/]]。美麗なフォントである。
-Windows専用として市販されているソフトウェア製品パッケージは、まず利用できない(動作しない)。特に、市販ゲームはほぼ無理。あきらめること。ただ、Windows のファイルシステムを扱えるので、Windows のデータのバックアップは可能。
--Fedora の上で仮想環境を動作させられるが、仮想環境に Windows をインストールして使うことはライセンス的に許可されていない(と思う。うろ覚え)。
-[[Adobe Flash Player>http://get.adobe.com/jp/flashplayer/]] が問題なく動作する。これはつまり、[[YouTube>http://www.youtube.com/]] を問題なく楽しめるということ。全画面表示も可能だし、HD モードも問題なく動作する。
-WMA や mp3 などの音声形式や、WMV、rm などの動画形式を再生することが問題なくできる(ライセンス的な都合により、デフォルトではこれらの機能はインストールされないようになっているので、自分でインストールする必要がある。難しくはない)。
--再生は問題ないが、エンコードの方は、やったことがないので、できるかどうか知らない。(筆者がその方面に目下興味がないため。すみません。)
-プログラミング環境が充実している。現在筆者が Windows を使わずに Fedora を使っている主な理由は、これ。

**お詫び

筆者は Windows も Mac も持っていないので、パフォーマンス比較ができません。Windows XP は Home Edition を買ったし、使用経験もあるのだが、引越しの際にどこの段ボールに入れたか分からなくなってしまい、現在紛失中。Mac は買ったことがない。

上で「Fedora ではこれこれの機能が問題なく使える」などと書いている場合、その「問題なく」は、同じハードウェア環境での Windows XP の利用経験との比較を念頭に置いている。Vista は見たことも触ったこともないのでまったく分からない。Windows 7 は買う気が無いし使う気も無い。

筆者は Windows のゲームをしないので、Fedora があれば十分だと思っているのだが、それでも、Windows 環境がどうしても必要なときがないわけではない。BIOS アップデートをするのに、アップデート用のフロッピーディスクを作成しなければいけないのだが、これが Windows がないとできないのだった。幸い、筆者は Windows XP 環境のノート PC を持っているので(常時まったく使っていないが)、これを使って、かろうじて BIOS アップデートはできたのだった。完全に Windows フリーな人は、ネットカフェなどを利用したり、学生ならば学校の端末を使えばよいだろう。



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