※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。


エンディング(ED)について(ネタバレ)です。



ここから先、著しいネタバレとなりますので未プレイ
の方は閲覧を避けていただくようお願い致します





























































那ノ羽エンディング

那ノ羽の好感度を★4にして21日目朝イベントで那ノ羽を選択すると発生

内容

那ノ羽「今日で、最後だね…」

どこか遠くを見るように彼女は言った。

七生「う、うん…あっという間だったね…」

最初の頃はそんなに滞在して飽きないのだろうかと
心配していたが、実際終わりが来るとそれもあっという間に
感じてしまう。

那ノ羽「ねぇ、覚えてる?
    ここでさぁ、子供の頃、私が親に初めて我侭を言った事?」

今思えば、あの時が最後の訪問となってしまったのだ。
最後に皆で花火をしている時、彼女は珍しく親に我侭を言った事を
俺は思い出す。

七生「ん?あぁ、帰りたくない…だったっけ?
   我侭って言うか、子供なら誰だって楽しい事から離れたくないって
   思うのが普通だよ」

那ノ羽「楽しいから…じゃあ、なかったんだけどなぁ~」

少し苦笑いをこぼし、彼女はつぶやいた。

七生「ナノ姉さん?」

那ノ羽「うううん、何でもないっ、今言った事は忘れて…」

そして、いつもの聞き分けのいいお姉さんに戻る。

俺の心にチクリと痛みが走った。

子供の頃から感じていた事、そして、大人になっても
彼女に対してその感じた事が変わらない事に
俺は彼女と一緒にいたこの数週間で気が付いた。

七生「……今回は、言わないのかい?帰りたくないって?」

那ノ羽「えっ?」

俺の台詞に驚きを見せる。

七生「大人になろうが、子供だろうが、別に俺、
   ナノ姉さんの我侭なら何だって聞くよ」

那ノ羽「………」

七生「俺、頼りないかもしれないけどさ…ちょっとはナノ姉さんの
   肩の荷を軽くしたいんだ。ここにいる時だけでも…
   ううん、俺の前だけでも…我慢しなくて良いんだよ」

俺が子供の頃から感じていた事、
そして今もそれを感じていた事。
彼女がいろいろな事に我慢している事だった。

時折見せる我侭な彼女を知っているからこそ、
俺は放っておけなかった。

那ノ羽「………」

七生「ず~と、皆の為に我慢して、自分がしたい事諦めて…
   一生懸命お姉さんしてきたけど…もう、良いんじゃないかな…
   もう、我慢しなくても…」

七生「誰ももう、お姉さんさんだからって言わないよ」

よく、親が言う台詞。
(お姉ちゃんなんだから、お兄ちゃんなんだから)

子供の頃、皆といっぱい笑って泥んこになるまで遊んでいた
彼女が、母親にその台詞を言われて以降、皆から一歩引いて
しまった時の俺の心のチクリとする感覚を思い出した。

那ノ羽「ナオくんっ!」

想いが溢れたのか、涙目で彼女は俺に抱きついてきた。
俺はそれを優しく抱きとめる。

七生「…俺にだけでもいいから…甘えてよ…
   その為に…俺は、ここにいるんだから…」

那ノ羽「………」

長い静寂。
だが、そんな事俺には全く気にならなかった。

俺は待つ。
今までだってそうしてきたから…
この場所を…守る為に…

那ノ羽「……私…帰りたくない…」

決心が付いたのか、何かが吹っ切れたのか、
彼女は本音をこぼした。

七生「…うん……じゃあ、もうしばらくいるかい?」

俺は驚きもせず、昔言った事に似たようなニュアンスで
彼女に返事する。

那ノ羽「ううん、もうしばらくじゃなくて、これからずっと♪」

七生「へ?」

彼女は俺から離れると、笑顔で少々理解不能な台詞を言った。

はて?ずっとっと言いませんでしたか?

那ノ羽「今ので私、決心がついたわ!これからはこの別荘で移り住むっ!
    それで、この別荘をリフォームしてペンションにし、
    お客さんを取って生活するのっ!」

七生「い、いきなり、随分と壮大な計画だな~」

那ノ羽「いきなりじゃないわっ!ナオくんに、一緒にいるかいって
    言われたあの日から、私は密かに計画してたのっ。」

那ノ羽「その為の軍資金を今まで貯めておいて、
    ようやく目処が今年付いたのよ!」

那ノ羽「実はその視察も含めて長期滞在してたんだから。
    あっ、ちなみにお母さんからはすでに許可は取れてるから…
    問題ない、なぁ~い!」

いや、そんなに明るく言われても…、きゅ、急すぎるよ…

七生「そ、そう…じゃあ、俺はお役目ごめんって事だね…ハハハッ」

いきなりの失業に、俺は乾いた笑いしか出てこなかった。

那ノ羽「え?何で?ナオくんは引き続きオーナーとして
    管理してくれなきゃ。大丈夫よ、いろんな意味でナオくんの親と
    私の親には許可をとってあるから」

不思議そうに彼女は言う。

俺の知らない間に随分と話が進んでいたのね…
でも、いろんな意味でってのが引っかかる…

七生「そっかぁ…そうなんだぁ…」

いきなりのリストラを回避できて俺はホッと胸を撫で下ろした。
しかも何となく出世?

那ノ羽「もちろん、引き受けてくれるよね♪」

これといって心配するような表情を見せず、
確信を持って聞いてくる。

やっぱりナノ姉さんには敵わないや…

七生「…………言ったろ、ナノ姉さんの我侭なら何だって聞くって…」

那ノ羽「よろしいっ!フフフッ、これから忙しくなるぞぉ。
    二人で頑張りましょっ♪」

七生「あぁ…」

いきなりの展開に全く不安はない。
彼女の笑顔が何となく、昔に戻ったような気がして、
俺は嬉しさに胸がいっぱいだった。

那ノ羽「そして、行く行くは計画の第二段階に移行して、
    夫婦経営の素敵なペンションに…ウフフッ」

七生「ん?何、第二段階が何だって?」

那ノ羽「うぅぅん、何でもな~い!」

何かボソボソと言っていたので、俺は聞き返すと、
彼女は顔を赤らめはぐらかす。

七生「?」

那ノ羽「不束者ですが、これからよろしくお願いしますね、ナオくん」

七生「いえいえ、こちらこそ…」

最初は皆が集まれる家、場所をずっと守り続けておきたくて
この別荘の管理を始めた俺だったが、これからは、また、
違った意味での家として、彼女と一緒に守り続けるのだろう…

彼女と一緒…
そう思うと、何でも出来そうな気がしてならなかった。

こうして、俺のひと夏の思い出は幕を降ろし、
そして、新しい時が始まる。

(エンディングムービー)

………………………………………………………………………
………………………………………………………………………
………………………………………………………………………

あれから、どれだけの時が過ぎたのだろう。
忙しすぎて、余り覚えていない。

七生「ただいま~、食材採って来たよ~。今日は大猟だった~」

新しく生まれ変わったペンションという我が家に
俺は大荷物を持って帰ってきた。

那ノ羽「お帰りなさい、あなた♪」

彼女が笑顔で迎えてくれる。

もう、こういった風景を何度繰り返しただろうか。

ん?あなた?

七生「あ、あなたって…あの、まだ俺達そんな仲では…」

そう、二人で一緒に経営してはいるがまだ、
そんな間柄にはなっていない。
周りの人は早く身を固めろとうるさいが…

那ノ羽「だぁ~て、お客様に、綺麗で気のきく良いお嫁さんね。
    あの旦那あんには勿体無い位だわって言われちゃったのぉ~
    えへへへ♪私、お嫁さんに見えるんだぁ~~♪」

うっとりとした感じで彼女は言う。

あぁ、来る人来る人よく言うよ、その台詞。
勿体無くって悪かったな…

七生「そ、それは良かったね…あれ?良かったんだろうか…
   ま、まぁ、それより…食材は~~?」

俺は持ってきた荷物をどこに運べば良いのか知りたく、
さらには話題を摩り替えようと試みた。

那ノ羽「ねぇねぇ、式はいつごろがいいかしら?
    6月はシーズンで混みそうだし~~♪」

チッ、すり替え失敗…

七生「だ~から、俺達まだそんな…」

別に結婚したくないわけじゃない、まぁ、何というか、
この仕事が軌道に乗ってからというか…男の見栄?

それに、そういうのはちゃんと指輪を用意して、
しかるべき場所でしかるべき演出のなかしたいじゃないか…
うぅぅ、俺が間違ってますか?

那ノ羽「え~~、やだやだぁぁ、式したいぃ、したぁいぃぃ!」

あぁ、まただよ。また我侭が始まった…

七生「我侭言うんじゃありませんっ!仕事をして、ナノ姉さんっ」

あれから、彼女は変わった。

皆の前ではしっかりした年上のお姉さんだが、
俺の前だけは年上?っと思うくらい聞き分けのない女の子になる。
喜ばしい事なのだろうなぁ…きっと…

那ノ羽「ブ~~、じゃあ、チュ~してくれたら仕事する♪」

七生「は~~、やれやれ…」

なんやかんや言っても、彼女に逆らえない俺は、
今現在も健在です…

※一部に誤字がありますが、原文のままです。

乃亜エンディング

乃亜の好感度を★4にして21日目朝イベントで乃亜を選択すると発生

内容

誰もいない静かなチャペルに乃亜は佇んでいた。

乃亜「おそ~い!待ちくたびれたわよ。
   もう、準備は出来てるんだからねっ」

彼女の横には楽器やら、音楽プレイヤーやらが置いてある。

七生「何だよ、これといって約束した覚えはないぞ」

乃亜「あれ?そうだっけ………
   そ、そうだったような気もするけど、まぁ、いいわっ。
   ちゃんと来たから許してあげるっ」

特に悪びれた素振りもなく、しれっと話を進めていく乃亜。

七生「…いまいち納得できないが…まぁいいっか…
   っで、何の準備が出来たんだい?」

おおよそ検討は付くが、とりあえず聞いてみる。

乃亜「決まってるでしょっ!新しい曲が出来たから、特別にあなたに
   聴かせてあげるのよっ。あっ、あなたが世界で
   一番最初なんだから、か、感謝しなさいねっ!」

七生「へいへい…」

彼女が俺に奏でてくれる時は決まって突然で、
俺の都合は関係ない。

だが、それでも俺が一番最初に聴く人だと言われると、
何となく許せてしまう単純な俺。

そうこうしている内に、彼女はプレイヤーを再生させる。
辺りに音楽が流れ始めた。

ふ~ん、今回はヴァイオリンだけじゃないんだ…本格的だな~
などど、感心しながら俺は近くの椅子に腰掛ける。

七生「………」

演奏は終わった。

乃亜「………」

七生「………」

余韻が辺りを支配し、しばらく静寂が続く。

乃亜「拍手は?」

痺れを切らした乃亜が俺に拍手を求めてきた。

いや、普通は自分から言わんだろ、そんな事…

七生「…あっ、あぁぁ、はいはいっ…」

(パチパチパチ)

言われるままに、俺は拍手を送る。

正直彼女の演奏に息を飲み、終わった事すら
気が付かなかったのだ。
それだけ、彼女の演奏がなぜか俺に染み渡ってきた。

七生「…いやぁ~、ほんと、お前には感心するよ…すごい才能だな。
   すごいすごい、うん…プロ目指したらどうなんだ?」

感心しながら、俺は素直に彼女を称える。

乃亜「………」

だが、当然よとか言って調子に乗るわけでもなく、
彼女の表情は暗かった。

七生「…乃亜?」

乃亜「ら、来年から…海外へ、りゅ、留学する事になったの…
   上手くいけばプロへの道が開けるわ」

随分と喜ばしい事実を告げているはずなのに、
彼女の表情は依然として暗い。

七生「…へ、へ~~、すごいじゃないか?何で黙っていたんだよっ。
   というか、こんな所で遊んでいる場合じゃないんじゃないのか?」

俺はつとめて明るく振る無い、話題を盛り上げようとした。

乃亜「む、向こうへ行ったら、もう…ほとんど会えなくなるのよっ!
   そのままプロにでもなったら、私、ここであなたと馬鹿騒ぎ
   できなくなっちゃうっ!」

乃亜「子供の頃みたいにっ!今みたいに…もう…もう…」

何かの想いの壁が俺の言葉で亀裂を生じさせたのか、
彼女は感情的に物を言い始めた。

七生「…そ、そりゃぁ、まぁ…そうだけど…で、でも良いじゃん。
   夢だったんだろ、プロになるのが…
   子供じゃないんだから、そんな我侭言うなよ」

まるで俺が責められているかのような気がして、少々尻込みする。

乃亜「わ、私はっプロに何かなりたくって音楽をやってるんじゃないわっ
   全部、あなたが、あなたが喜んでくれるからっ!あなたが
   褒めてくれるからっ、音楽をやってるのよっ!」

乃亜「私には、これしかなかったのよぉ!」

七生「……乃亜…」

そうだ、子供の頃…彼女は何をやっても他の二人に劣っていた。
二人にはできて彼女には出来ない事が多々あったのだ。

だが、音楽だけは…音楽だけは他の二人より早く覚え、
そして誰よりも上手く奏でられていた。

乃亜「………」

思えば、俺は彼女を音楽以外で褒めた事がない。
それが、彼女を音楽というものに縛り付けてしまった
というのなら…

七生「……もし、今までのが俺を喜ばせる為だけで、
   嫌々やってるのなら…」

乃亜「嫌じゃないっ!嫌じゃないわよっ!嫌いだったらこんなに
   悩まないわっ!分かんないのよ、自分がどうしたいのか!
   だ、だからっ、自分の気持ちを確かめたくって、ここへっ…」

七生「………」

俺の言葉は、彼女の想いの壁に、亀裂を増やしているようだった。
いつもの我侭で自信過剰の彼女とは違って、何かヒステリックに
自分の想いをぶつけようとしているように思える。

乃亜「…この曲だって、あなたに会えなかった今までの想いを込めて
   作ったのよ…」

彼女が俺を見つめている。
まるですがるようなその眼差しに俺は飲み込まれそうになった。

何だか、いつもの乃亜と違う。

いや、長く長く溜めていた想いの何かが、
ここにきて大爆発したのだろう。

七生「ちょ、ちょっと落ち着こうぜ…お前自分で何言ってるのか、
   理解できてるか?」

今の彼女に理性的な意見は求められないだろう。
ここは一つ、落ち着いてから…

そう思い、俺は彼女をなだめようとした。

乃亜「…好きなのよ…」

七生「え?」

だが、俺の考えなど振り払うかのように、
彼女の想いは止まらない。

乃亜「私は…子供の頃から…あなたが…好き…この想いだけは昔から、
   うぅん、久しぶりに会って、さらにはっきりしたわ…」

乃亜「でも、こうして、あなたの前でちゃんと音楽を奏でてると…
   やっぱり私は…音楽が好きなんだなっとも思ったの…」

七生「………」

突然の告白に俺までもが冷静な判断が出来なくなりかけている。

彼女が俺の事を想っていてくれていた。
子供の頃からずっと…

俺は子供の頃の事を思い出す。

……このおバカとぶん殴られた事、
これは命令だと引きずりまわされた事、噛み付かれた事、
泣かれた事……

あれ、どこにそんな色気のある話があったっけ?

乃亜「………」

彼女の想いは嬉しい。
だが、俺のでいで大好きなものを放棄して欲しくはない。
それが今の俺の一番の想いだった。

七生「だったら、迷う事はないじゃないか。行けばいいだろ、海外」

乃亜「で、でもっ…」

七生「別にもう会えないわけじゃないだろ、このグローバルなご時世で…
   だから行ってこい、寂しくなったらいつでも遊びに来いよ。」

七生「ここに俺はいるから…昔も今も、ここが、お前の心休まる場所に
   なり続けるように、俺は守り続けるよ」

彼女に会えなくなるのは俺だって寂しい。
だが、子供の頃、皆とお別れした時に俺は、
居場所を守るんだと決めたんだ。だから、後悔はない。

乃亜「う、浮気しない?」

七生「はぁあぁ?」

予想外の返答に俺は素っ頓狂な声を出した。

乃亜「え、遠距離恋愛は心が離れて、男は身近な女になびいていくのが
   お約束なのよっ。それが心配なのっ!」

えぇ、海外行きとそれを天秤にかけますか、あなたは?
いや、それ以前に。

七生「ちょっと待て、いつから俺達そんな間柄に?」

乃亜「今、私が告白したでしょうがぁぁっ~~」

心外だと言わんがごとく、俺の首を絞めて迫ってくる。

七生「えぇ~~~、お、俺の返事は…」

情けない声をあげ、俺は抵抗した。

乃亜「そんなもの聞く必要ないわ。OKに決まってるでしょっ!
   私が告白した時点でもう決定したのよっ!文句あるっ!」

七生「無茶苦茶だぁぁぁ~~~」

俺の絶叫が静かな空間に木霊する。

だが、その反面、いつもの乃亜に戻ってくれて、
ホッとしている自分がいた。

やっぱり彼女はしおらしくするより、
我侭、自分勝手のほうが良い…

あれ、俺ってもしかして…Mの人なの…
いいや、断じて違うぞっ!

こうして、俺のひと夏の思い出は幕を降ろし、
また、新たな幕が上がろうとしていた。

(エンディングムービー)

………………………………………………………………………
………………………………………………………………………
………………………………………………………………………

あれからどのくらいの時間が経ったのだろうか…

俺は相変わらずこの別荘にいる。
彼女がいつでも帰ってこられるように…

(プルルルル)

と、携帯から着信音が鳴る。

七生「…おい、携帯鳴ってるぞ…出なくて良いのか?」

俺は携帯の持ち主に言葉をかけた。

乃亜「良いのよ、今、手が離せないもの♪」

彼女は携帯には目もくれず、さっきから俺をハグして離さない。

七生「手が離せないって、只くっついてるだけだろ~、
   いい加減離れろっ。ったく、いきなり来て飯食わせろとか…
   離れないと飯作れないだろ」

あれから、彼女は海外へと旅立った。

だが、三ヶ月に一度はこうやって突然こちらに帰ってくるわ、
電話などそれはもう毎日定時連絡のごとく掛かってきた。

あぁ、彼女って束縛したいタイプなのね…

分かっていた、分かっていたさ…
そして、そんな行動を可愛いなぁと思ってしまう、
完全に飼い慣らされた俺がいる。シクシクシク…

乃亜「ブ~~、これは私の元気の源なんだから良いでしょっ。
   またしばらく会えないんだし。
   後、変な虫が付いてないか、定期的にチェックしとかないと…」

そ、そんな意味もあったのか…

七生「お前、まさか、また黙って抜け出したのか?
   コンサート関係者に迷惑かけるなって言っただろう。」

七生「この前だって、あれ、有名な音楽家だっけ?
   わざわざこんな所まで足を運んでもらって、
   俺は焦りまくったんだからな~」

彼女は海外へ行って一気にその才能を開花させたのか、
音楽雑誌でよく取り上げられるようになり、
今ではコンサートを開けるようになった。

そんなビックな方がこんな田舎の別荘でハグハグしているとは、
誰も想像できまい…

乃亜「ん~~、あなたは私と過ごすこのひと時を、一分でも一秒でも
   無駄にしたいわけ?私は嫌よ。だから無視する。あんたも
   聞こえなかった事にしなさいっ。良いわね、これは命令よっ」

七生「は~~、良いんだろうか、これで…」

乃亜「フフッ、この私が良いって言ってるのよ。
   良いに決まってるじゃないっ♪」

七生「へいへい…」

どんなに大きくなっても、どんなに有名な人間になっても、
俺にとっては我侭で自信過剰な彼女は変わらない。

乃亜は乃亜なのだ…

それは良いことなのだろうな、きっと……

でも、も、もうちょっと、
他人を立てる事を学んで欲しいかな~~~…

※一部に誤字がありますが、原文のままです。

八雲エンディング

八雲の好感度を★4にして21日目朝イベントで八雲を選択すると発生

内容

七生「八雲~~…あれ?変だな~…ここにいるって聞いてたのに…
   またフラフラとどっかへ行ったのかな?」

昼下がりの川辺に彼女がいると聞いて来てみたものの、
彼女の姿は見あたらなかった。

俺は、またフラフラと歩き回っているのだろうと、
周辺を探してみる。

七生「おかしい…いつもなら、あっ、兄様っとか言って
   ひょっこり顔を出しても良い時間だ…」

………………………………………………………………

しばらく経っても彼女の姿は一向に確認できなかった。

子供の頃から、彼女は迷子になり易いとはいっても、
俺が近くに来るとなぜかひょっこり顔をだして、
よっちに駆け寄ってきていた。だが、今はそうじゃない。

一つの不安が俺の頭をよぎると、俺は居ても立ってもいられず、
駆け出してした。

七生「八雲~~、どこだ~、返事しろぉ~」

静かな山に俺の声が木霊する。

見つからない。
もしかして、どこかで怪我をしたのか?
動けないのか?

彼女の寂しそうな顔が俺の胸を支配し、
焦りばかりが募ってくる。

七生「…八雲っ!」

と、ひょいっとわき道から、探している人物が何気なく現れた。

八雲「あっ、兄様。どうしたのですか、そんなに慌てて?」

驚いた顔をする彼女に怒りなど全くなく、
俺はそのまま彼女を抱きしめた。

七生「…!」

俺の心がホッと肩をなでおろし、無意識に彼女を抱きしめた。

八雲「に、兄様?」

彼女は嫌がるというより、驚きの余りその場で立ち尽くしていた。

七生「バカっ、また迷子になって、
   どこかで怪我しているのかと思ったよ」

八雲「………」

妹だから。
親御さんから預かっている子だから…

そんな理由なら俺はもう少し冷静に動く事が出来たはずだ。

でも、できなかった。

彼女がいない…
それだけで俺の胸がとても締め付けられて、慌てふためいていた。

八雲「…すみません…綺麗な花畑を見つけて…
   それで、兄様にと絵を描いてたら、夢中になってしまって…」

彼女に謝られて、俺はやっと心を落ち着かせて、彼女を離す。

七生「俺に?」

八雲「…はい、兄様…今年の休日は、とっても楽しく過ごせました…
   全部、兄様のおかげ、で、す…」

一枚の絵を手渡そうとするその手がフルフルと震えている。

七生「八雲…」

よく見ると、瞳から一粒の涙が零れ落ちていた。

八雲「…えへへ…やだ、なぜでしょう…手、手が震えて、な、涙が…」

七生「八雲…」

俺は先程とは違い、
優しく包み込むようにギュッと彼女を抱きしめた。

八雲「………」

彼女はそのままその身を俺に預けてくる。

八雲「………」

七生「………」

八雲「…八雲は…八雲は、もう…兄様とお別れするのは嫌です…」

彼女はギュッと俺を抱きしめ返し、自分の気持ちを打ち明けた。

その台詞に俺は聴き覚えがある。

子供の頃、彼女はお別れする時いつも泣いて、
俺から離れなかった。

また来年と約束して、無理矢理帰る彼女は、
時と共に我侭を言わなくなり、いつしか聞き分けの良い子…
いや、俺を困らせないように自分を殺す子になっていったんだ。

でも、今、目の前にいる子は、昔のまま…
何も変わらない彼女がそこにいる。

そう思った時、俺の中にくすぶっていた何かが吐き出された。

七生「無理に聞き分けの良い子にならなくったって良いんだよ…
   無理に大人を演じなくてもいいんだよ…
   それで、俺がお前の事、嫌いになんかならないから…」

八雲「兄様…」

七生「………」

八雲「兄様のそばにいられるのなら、
   もう…何と思われても構わないです…」

七生「………そっか…」

どちらともなく離れると、しばらくお互いを見詰め合った。

八雲「………」

七生「…戻ろうか…姉さん達も心配している事だし…」

八雲「あ、あの…兄様…」

踵を返して山を降りようとする俺を、彼女は慌てて止めた。

七生「…早く姉さん達に言っておかないと、お前を心配して彼女達まで
   帰りの便に乗り遅れちゃったら、それこそ大変だからな…」

八雲「兄様っ!」

俺の意図が分かったらしく、
彼女は笑顔で再び俺に抱きついてきた。

七生「…八雲はもう子供じゃないんだし、自分の事は、
   自分で決められるだろ…だから、好きなだけいれば良い。
   俺はその為にここにいるのだから…」

そうだ、
俺は彼女達が心休まる場所を守る為にここにいるんだ…

八雲「迷惑じゃ、ありませんか?」

七生「フフッ、八雲がそう望むのなら、俺は何だっていいよ♪」

不安そうに聞く彼女を和ませようと、
彼女がよく言う台詞を代用する。

八雲「やだ、兄様ったら…それ、誰かのモノマネですか?フフフッ」

七生「ハハハッ」

これでいいんだ…
俺はこの日の為に今まで、ここにいたのかもしれない…

こうして、俺のひと夏の思い出は幕を降ろし、
また、新たな幕が上がろうとしていた。

(エンディングムービー)

………………………………………………………………………
………………………………………………………………………
………………………………………………………………………

七生「やくも~~、帰るぞ~~」

昼下がりの川辺に佇み、絵を描く彼女を俺は呼び寄せた。

八雲「あっ、はいっ!兄様っ♪」

歩き出す俺の横をスタスタと駆け寄って歩き出す彼女。
もう、この風景をどれだけ繰り返したのだろう。

七生「なぁ、八雲。お前って子供扱いするな~っとか、
   妹じゃないっとか言ってたのに、何で俺の事、
   兄様と呼んでたわけ?」

俺はふと、引っかかっている事を思い出し、彼女に聞いてみた。

八雲「え、えっとですね…い、妹扱いは嫌でしたけど…
   その…お兄さんは欲しかったので…」

モジモジと恥ずかしそうに彼女は答えた。

七生「なんだそりゃ…えらく矛盾してるな~~」

八雲「えへへ、
   でも今は、お兄さんももう良いかな~って思っています」

七生「あれ?俺はお役目ごめんってわけ?」

いきなりの告白に、ちょっぴり、いや、かなりガックリくる。

八雲「いえいえ、只、兄様を、兄様と呼ばないようにしたいだけです♪」

七生「おっ、って事は名前で呼んでもらえるわけかな?」

思えば、彼女に名前で呼ばれた事は一度もなかった。

そう考えると、何だか新鮮で、ドキドキする。

八雲「う~ん、それもちょっと違いますね」

違うのか…

七生「じゃあ、何だよ。もったいぶらないで教えてくれよ」

それ以外の答えに皆目検討付かず、俺はあっさり白旗をあげる。

八雲「それはぁ~」

七生「ふんふん…」

彼女が俺の耳元に顔を寄せてきたので、
俺はちょっと身体を落として耳を近づける。

八雲「旦那様です」

七生「へ?」

ささやくように言ったかと思ったら、
彼女は恥ずかしそうに離れた。

八雲「フフッ、ほらほら、兄様。
   そんな所で突っ立ってると日が暮れちゃいますよっ♪」

七生「あっ、あぁ」

嬉しそうに微笑む彼女を見、そして俺は空を仰ぎ見た。

七生「…旦那様…ねぇ」

これから先に起こり得る可能性に、俺の胸が期待で高鳴る。

これはちょっと…マジで人生設計立てなきゃいけないかな~
…などと、柄にもない事を考えては苦笑する。

でも、彼女と一緒にいられるのなら、
その考えに何の不安もなかった。

※一部に誤字がありますが、原文のままです。

さよならエンディング

21日目朝イベントで「休む」を選択すると発生

内容

彼女たちは何も言う事なく、この地を去っていき、また静かな
毎日が戻ってきた。

七生「来年もまた、来るのかな?」

期待を不安を抱きつつ、俺は家路へと向かう。
こうして、俺と彼女たちとの楽しかった日々は幕を下ろした。




情報提供コメント

  • 乃亜エンディングは、海外留学という話に -- 名無しさん (2009-06-07 23:41:43)
  • 連投です で三ヶ月起きに島に戻ってくるっていう話になってました -- 名無しさん (2009-06-07 23:43:03)
情報提供コメント(名前)
エンディング別情報