ある戦闘区域での出来事だ
殲滅作戦を遂行中の我々対テロリスト組織は着々とテロリストを追い詰めていた

だが、どちらが正義か悪かも分からない状況の中で、我々は酷く疲弊していた

寂れた孤児院に差し掛かった時、人影が目に留まった

逃げ遅れたのだろうか
その人影は少女だった

まだ年端もいかぬ少女はじっとこちらを見つめている
私の仲間はためらわず少女に銃口を向ける

.....よくある事だ

別にガキが一人や二人死のうが知った事じゃない
だから、銃口を向けた仲間を止める者もいなかった

だが、その少女は怯える様子も命乞いすらせずに
その向けられた銃口を唯々無垢な瞳で見つめる


.....気がつくと俺はその少女を抱えて走っていた
「どうして....?」少女が初めて喋った
「....わからない」俺はそう答えた
俺の内に眠る何かが勝手に足を動かせた

....俺は今同志達とテロリスト組織を構え、ここにいる
弱き者を守るため、真の悪を見出すまで俺たちは戦い続ける...


そう、俺たちはロリコン
最終更新:2008年01月24日 06:36