対策「哲学B」(2007年度・担当:柿木)

1.デカルトの哲学

デカルト(1596~1650)
フランスの哲学者・自然哲学者(自然学者)・数学者。
主な著作→「方法序説」
「知の確実な原理はどこにあるのか?」という問いは「方法的懐疑」の末に「われ思う、ゆえにわれ在り」。

2.スピノザの哲学

スピノザ(1632~1677)
オランダの哲学者、神学者。
主な著作→「エチカ」(幾何学方法による倫理学)、

「神とは何か?」と徹底的に論理的に考え、汎神論に達するとともに「神への知的な愛」のうちに究極の幸福を得る。

3.ライプニッツの哲学

ライプニッツ(1646~1716)
ドイツ・ライプツィヒ生まれの哲学者・数学者。
主な著作→「人知の範囲について」「形而上学叙説」「単子論」

神の予定調和を「永遠法」ととらえ、宗教的対立の調停のヨーロッパの平和を説く。
「単子(モナド)」の概念で世界構造を、その平和の可能性へ向けて解き明かそうとした。

4.ロックの哲学

ロック(1632~1704)
イギリスの哲学者、社会契約論者、ピューリタン信仰者。
主な著作→「人間知性論」

「人間知性論」は人間の知識の期限、確実性、範囲の探求
それぞれ平等な人間が、いかに知識を獲得するかを解き明かそうとした。
いかなら権威にも最初からとらわれることなく、平等に知識を獲得する筋道を示すものであったが、不徹底のまま終わった。

5.バークリーとヒュームの哲学

バークリー(1711~1776)とヒューム(1685~1753)
バークリー…アイルランドの経験論の哲学者、聖職者。「人知原理論」
ヒューム…スコットランド・エディンバラ出身の経験論を代表する哲学者であり、歴史学者、政治思想家。「人性論」

バークリーはロックの思想(抽象概念、一次性質と二次性質)を否定し、ヒュームはロック以来の経験論を極限までに推進めた。
両者は、我々が目で視覚・知覚するということは、、そもそもどういうことなのかという経験論を徹底させる形で取り組んだ。

6.カントの理論哲学

7.カントの実践哲学

カント(1724~1804)
ドイツの思想家で大学教授である。
主な著作→「純粋理性批判」「実践理性批判」「判断力批判」

8.ヘーゲルの哲学

ドイツのシュトゥットガルト生まれ。
著作(?)「精神現象学」「哲学体系」「法哲学」


9.ニーチェの哲学

著作(?)→「悲劇の誕生」「ツァラトゥストラはこう語った」
最後は昏倒、精神錯乱のまま逝ってしまう。

「神は死んだ」などと物騒なこと言い出す。(「悦ばしき知識」の中で)

ニヒリズム

10.ベルクソンの哲学

コレージュ・ド・フランス教授に就任、当時の芸術・科学に影響を与える。
なんかノーベル文学賞をもらったりもしている。

ナチス占領下のパリで死去。かわいそう

11.

12.ハイデガーの哲学

神学から哲学に転じた人。フッサールとは師弟関係にある。
ヒトラーのナチスに、ついウッカリ加担してしまった。

「存在」の問題を研究。

13.ウィトゲンシュタインの哲学

ユダヤ系大富豪の家に生まれる。
ケンブリッジでラッセル(教P.177)に就いて学んだ。
著作(?)→「論理哲学論考」や「哲学研究」

自己批判をつうじて新たな思想を形成。
最終更新:2008年02月11日 19:56