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1 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 03:40:13 創作、実話、三戦の歴史、三戦範囲含めた古今東西の歴史、なんでも可。 百話語り終えるごとに、何かがおこる……? 納涼で済むか、納涼を越えてしまうかは一人一人のレス次第。 ブラックユーモア落ちの話も歓迎。 4 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 03:48:08 都内女子御三家のある学校 校舎の壁の色が少し他校と違う 定期的に発生する生徒の飛び降りで校舎の壁を塗り替えるコスト削減のためだそうだ 血の色が目立たないと言えば目立たない 5 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 03:56:50 むかし、むかし、ある妓楼にある妓女がいた 戦乱で親を亡くした彼女は美貌のため妓楼の主人に買い取られ、当然の如く妓女になった そんな彼女を本気で愛した青年がいた 当然だ 彼女は美しく教養もあり、心まで綺麗で彼女の職業は彼女の魂をなんら穢れさせることもなかった 彼女と青年は所帯を持つことになった が、翌朝血まみれの彼女が出てきた 彼女は泣きながら訴えた 「私は春を売る生業で生きてきましたがこんな屈辱は初めてでございます」 人々は何があったのだろうかと心配し噂しあった 「だって、うちの夫は枕を共にして代金も払わずただ乗りしたんですもの」 彼女は無罪になった 6 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 04:03:36 むかし、むかし、日本のお話 彼は戦後のどさくさに紛れ、身分を詐称し、さまざまな女性を手に掛けた 悪事の末彼は獄中に収監されることとなり、「ただ飯にありつけたわあ」と反省もしなかった ところがしばらく経つと彼は看守に泣きながら訴えてきた 「部屋を変えてつかぁさい。窓のところに殺した女の首が出てくるんで夜も眠れませんわぁ。七つの首が窓にぞろっとでるんでさぁ」 警察の調べでは彼が殺したとされる女性は六人であった 残り一人の正体は彼しか知らない 7 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 04:09:45 むかし、むかし、独逸のお話 ある若いイカレたカップルがいた 女の方には連れ子がいた 可愛い盛り五歳の女の子 男は女に言った 「ニーチェの言う超人になろう。俺たちは超人になるんだ」 男は女に女の子を残虐な方法で殺すように命令した 可哀想に女の子は内蔵塗れにされたのか、それとも女の子がもともと内蔵しか持っていなかったのかわからない肉塊にされた だけど、イカレたカップルは普通に死刑になった ごく普通の常人と同じ方法で死刑になった 9 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 04:17:00 僕の祖父母のお話 僕の家系はパパも含めて骨董好きで「なんでも鑑定団」なんかよく見る 僕の祖父母のコレクションは結構な数で東洋のものが多い だけれどせっかく手に入れたコレクションをカンタンに安値で手放す時がある 「これを手に入れてから~があった」とかそんな理由 オルロフのダイヤじゃないけれど、骨董にはご用心 10 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 04:21:21 日本刀のお話 僕のパパは日本刀を集めるのが趣味で小学生のころ、「じゃあ、手入れをしてやろう」と 紙ヤスリで削ってあげたら怒られた 日本刀には「二つ胴」「三つ胴」というランクがある これは切れ味のランクで罪人の胴体を何体切れたかの保証 二つ胴は「罪人二人殺せましたぜ」という保証 17 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 04:33:30 少し昔のものがたり 東京奥多摩山奥で大学生の集団が真夜中にドライブをしていた 「なんかこういうとき出そうだよね」 大学生達は笑いながらも、内心ビビッてた するとおかっぱ頭の女の子が髪を振り乱して車に向かって走ってきた 「こんな時間に女の子? しかも子供にしては走るのか速くねーか?」 大学生たちは混乱した 女の子は必死な様子で「助けて 助けて」と言う 「連れ込まれるよ。よく事故現場であるだろう」 大学生達は運転手にアクセルをめいいっぱい踏むようにまくし立てた 後日大学生たちは、その女の子をテレビで見ることになる 宮崎某に殺害された女の子として 女の子は幽霊ではなかった 24 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 04:51:39 唐の張巡という名将のお話 騅陽城で大唐帝国の命運を賭けた孤闘 籠城となれば自然と食料も減ってくる 人々は家畜を殺し、馬を捌き、それでも戦った 張巡の妾は「どうせ生きながらえないから」と自分の乳児を殺し調理し、兵にふるまった 食料が尽き張巡は妾をも殺して兵士に振る舞った 張巡は本当に大唐帝国のために尽くした だが、誤報により士気は喪失し皇帝のいる西へ拝礼し自害した 官軍が洛陽を反乱軍から取り戻したのは張巡の自害の僅か数日のこと 張巡のもとに官軍の勝利の吉報は届かなかったのである

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