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29 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 05:01:25
秦の始皇帝のお話
秦の始皇帝が永遠の命を願った
命と若さ、これはどんな権力者でも枯渇し、切望するもの
怪しい薬をガンガン飲んだ
永遠の命のため
永遠の若さのため
薬には大量の水銀も使われた
始皇帝の死因は水銀中毒とも言われている
33 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 05:10:04
ずっとずっと昔、親戚のおじさんに写真つきで見せられたお話
筑波の某所に「おねえさん」と読める染みのあるマンションがある
今は無いのかもしれない
おじさんが若いころのお話だから
小さな男の子がいて彼はお姉さんが大好きだった
だからいつもお姉さんと学校に行きたがってむずがった
お姉さんは困りつつ、「早く帰るから」と宥めた
その日は運が悪かった
お姉さんは試験のことで頭がいっぱい
後ろから追いかけてくる弟のことなんかわからなかった
男の子は車に跳ねられて、血はマンションまで飛び散った
そして書かれたのが血文字の「おねえさん」
35 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 05:18:47
某作家さんの書いたお話
ある男がなぜかタイムスリップした
すると目の前の湖で少年が溺れていた
男は必死に助けた
少年は紫色になった唇をガチガチと震わせながら男に礼を言った
「アドルフを助けていただいて何とお礼を言ってよいのか…」
少年の母親も泣きながら男に礼を言った
「アドルフだと?」
男は愕然とした
男が助けた少年は後にヒトラーの名で世に知られることとなる
37 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 05:30:25
ビスクドールのお話1
むかし、むかし、西洋の方の貴族のお嬢様たちはお人形で遊ぶのが大好きだった
娘がねだるからパパは職人たちに言いつけて「もっとかわいいものを」「もっと本物に近いものを」と作らせる
ある職人は考えた
「俺は買われているほど才能は無い。だが、期待には応えたい」
職人はたった一日で最高の出来の人形を献上した
それこそ、生きている女の子と同じ大きさの、同じ感触の
「お前にこれほどの才能があるとは」
貴族様もご満悦
職人は悲しく笑った
「髪、肌、骨格、目、どれも最高の材料を揃えましたから。ただ、遊べる時間が普通のより少ないんですわ」
38 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 05:42:59
去年も語った花魁淵のお話
武田氏は隠し金山を持っていた
さあ、採れ、やれ採れ
金山にはたくさんの労働者が招かれ、客寄せパンダとして年頃の遊女達が五十五人も集められた
労働の後のハーレム
労働者は全国から集まり、金山は賑わった
ところが金山の金は尽きようとしている
「これが他国にバレては、武田家の命運にも関わる」
武田家のある家臣は金山枯渇情報の流出を懼れた
「さあ、お前達もいつも男の相手では疲れるだろう。今日は特別に滝の上に舞台を作り
扇と着物を新調した。存分に舞ってたのしませてくれ」
遊女達は喜んで舞った
扇をひらひらとさせて
舞台は縄で吊っただけの危うさ
それが踊りに微妙な緊張感を与えた
舞が最高潮に達したとき、縄は切られた
遊女達は滝壺に落とされた
だが、全ての遊女が亡くなったわけではない
流され、下流の村に助けを求めた遊女も武田家を懼れた村人に見殺しにされた
花魁淵の看板は撮影するだけでやばいと言う
かくいう僕も、この話をタイプしていて寒気がした
41 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 06:09:56
沈まない船が沈んだお話
タイタニックは沈まない船と謳っていた
でも沈んだ
これは、その真実のお話
エジプトのミイラの盗掘が盛んなのは有名なお話
盗掘村、なんてのもある
あるミイラ泥棒がコレクターに美しい棺に入ったミイラを持ってきた
以来、そのミイラは所有者を転々とした
所有者が死んでしまうから
さあ、困った
最後の所有者は所有者のいない博物館に売っちゃえと考えた
今度の所有者は大英博物館
ところが気味が悪いのでアメリカの博物館へ売っちゃえと押しつけた
アメリカの博物館は条件として難題をふっかけた
そうすれば不吉なミイラを引き取らないで済むと思ったから
「絶対に安全で確実な方法で輸送してくれ」と
そうして選ばれたのがタイタニック号
そしてミイラは『所有者』を殺すミイラ
43 無名武将@お腹せっぷく 2008/07/10(木) 06:14:28
あと、お母さんが妊娠してお姉さんになる子供が
「お腹が大きいと色々大変そうなので赤ちゃんは早く生まれて来てください」
と神様にお願いして叶い、まだ人間の形をしていないまま生まれて・・・
という話も興味あったが読んでない
44 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 06:14:36
タイタニックに積まれたミイラの生前のお話
ミイラにも生前はあった
とても高貴で気高い王女様だった
でも、ある日父親の国王と宗教上のことで言い争いになった
宗教のことなので国王もムシャクシャしてならない
これは僕ら日本人にはわからない感覚だと思う
国王は実の娘に復讐した
三人の僧侶を雇い強姦して殺し、王女としてミイラにはしたものの、成仏できないように体の一部分をミイラにしなかった
ミイラは完全なものにしてこそ、魂が安らかになり、転生するものと考えられていた
これは、とても残酷な復讐だった
47 氷雪 ◆jKdJ051mHQ 2008/07/10(木) 06:30:34
真っ赤な部屋
有名だけど、真っ赤なお部屋のお話
あるところに引きこもりの青年がいた
正確には食料とタバコ調達のためのコンビニと食堂、ラーメン屋には外出していたので引きこもりではないかもしれない
ある日青年は恋をした
今時珍しい黒髪ロングストレート
ストライクゾーンど真ん中のスタイルと服装
歩き方にまで恋をした
でも肝心の顔全体が見れなかった
素敵な髪が邪魔をして半分しか見れなかった
ものすごい美女
だから男には大した問題じゃなかった
青年は彼女の家にまでついていくようになった
軽くストーカーだ
古い感じのアパートで鍵穴から中がのぞける部屋だ
「彼女の生活が見れる」
青年は迷わず覗いた
見えたのはオレンジとも赤とも紫とも言えない奇妙な色の模様だった
「変わったカーテンか置物か」
青年は行きつけのラーメン屋で彼女の話をした
あれだけの美女なら知っていると思って
やっぱりラーメン屋も知っていた
「あの子ね。右目がずっと酷く充血して隠してるんだよ」
鍵穴を通して青年と美女は見つめ合っていたというわけ
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