第五十八話

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201 名前: 水妄想 ◆2nGALdxPuM [sage] 投稿日: 2008/08/23(土) 02:14:40 ID:JKE+jwOn0 霊媒体質の友人が、二人揃って我が家に泊まっていった翌日の話です。 夜遅く仕事から帰って、とても疲れていたのでシャワーを浴びて、すぐに ベットに入りました。 たぶん明け方だったと思いますが、ものすごい金縛りで目が覚めました。 あいつ等!連れて来て置いて帰ってくれたな、と気が付きましたが後の祭りです。 部屋中が重苦しい淀んだ空気に満たされて息苦しく感じ、なんとか金縛り から逃れようとしていたら、低い話し声が聞こえてきました。 というか、私に向かってなにやら話しかけて来ている感じ。 何を言っているのかなかなか聞き取れなくて、一生懸命神経を耳に集中 させていると・・・ 苦しそうな老婆の声で「・・に・・・を・・投げ・・られて・・・!」 と言うのが解ったので、思わず「え?何?」と声に出して聞き返してしまいました。 なんで声が出たのか不思議なんですが、とにかく大きな声が出てしまい、自分でも ビックリしました。 すると、私の問いに答えるように 「・・嫁に甲冑を投げつけられて・・●□▲※(この後聞き取れず)」 と今度はハッキリと聞こえました。 その後もブツブツと言っているのですが、何度繰り返されても 「嫁に甲冑を・・」の部分しか聞き取ることはできませんでした。 とにかく鬼嫁について延々と私に愚痴っているような、そんな感じを受けて (ああ、本当に大変だったんですねぇ・・)と本気で思った瞬間、金縛りが 解け、同時に淀んだ空気も消えていました。 ソレを連れて来ただろう友人に「いったい何を連れて来てくれたんだ!」と怒ったの ですが、私の話しを聞いても笑うばかり。 まあ、確かに甲冑を投げる鬼嫁の図を想像すると、怖いより笑えるのですが、 投げつけられた老婆の気持ちはいかばかりかと・・・ 私に散々愚痴ってスッキリ成仏してくれたのならいいのですが。

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