第六十話


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206 名前: 毒苺 ◆m4FfOBrUGg [sage] 投稿日: 2008/08/23(土) 02:22:52 ID:RRoSgXR50
「お参り」

友人と二人で花火を見に行くため車通りの少ない道を走っていました。
その道は周りも暗く私達の車だけが走っている状態
私は助手席に座っていたので周りの景色を見ていたらふと小さな神社がある事に気がついた。

夜9時も近いのに灯籠と提灯がついていて神社の脇に白いセダンが止まっているのがみえた
境内では男の人が熱心に参拝中。
こんな時間に珍しいなと思いつつ運転していた友人にそのことを伝えた。

「こんな神社でお祭りかな?賑やかなのじゃなくて地味なやつ。ほら時々あるじゃない」
「…どこで?」
「運転してて気がつかなかった?今通った神社の…」


「やめて!!!!」


「えぇ?なんで??灯りもついてたし、車も止まってた。男の人がお参りしてたよ?」

頭の中が疑問でいっぱいになったのでそんな質問を投げかけていたが
友人は黙々と猛スピードで運転に集中していた。目的地につき後、もう一度問い直したところ

「車もなかったし、灯りもついてなかった。むしろ真っ暗だったの」

いや、おかしい。私はちゃんと見た。むしろ不思議な光景なので見間違えるはずがない。
でも逆に怖がらせてしまって申し訳ないなと思ったので謝ったらひと言。

「実はちょうどあんたがその話をしたときに私は男の人の怒鳴り声が聞こえたの。」

【完】