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2005/04/07 行った、見られた、勝った!!!

完全勝利ではありません、もちろん。

でもね。ステージは1b-2だったんですよ。
ぼく的にはほぼ末期を覚悟してたんです。

でも。
コルポ診したカーテンのむこうで、三人の医師がそろって

「1。。。bだね」
「うん。1bの。。。2かな」
「2、でいいよね」
「うん。いいかな」

で、結論「1b-2期」。

この自覚症状ではもう2期どころか末期は確実だと思い込んでいた。
腰痛、排便障害、排尿障害。軽い接触での大出血。

でも先生方はみんな「切れるよ」「手術でいけるよ」と言ってくれた。

術式は
「子宮全摘術・骨盤リンパ節廓清・卵巣・卵管摘出・膣壁(2/3)切除」
だという。

妻の友人は「アナタ、いらないものみんな切ってもらえるわね」と笑って、号泣していた。
妹も。そして妻も。

おれの自覚症状から、全員が末期を予測していたのだ。

みんな、ごめんな。
おれ、元気になって帰ってくるよ。

そして。
クソジジイと呼ばれるまで長生きしてやるぜ!!!!


2005/04/08 久々の料理
昨夜は少し酒を飲んで、タバコも吸った。
でもそれも昨日まで。
手術の予後を考えて、今日から本格的に節煙~禁煙へとシフトする予定だ。
朝、久しぶりに早起きをして食事を作る。
市販のサラダを盛り付けて、パスタを添えただけのものだが、やっぱり自分で作るメシは最高だ。
通常通り出勤。
午前中、妻の友人から薦められたドライプルーンを食いながらデスクトップPCの電源を立ち上げると、前々からイカレていたおれの端末のモニタがついに再起不能となり、新しいものへと交換することになった。
こういうときに我が上司は本当に手当てが早くて助かる。
昼過ぎ、クライアントとおれのピンチヒッター君と3人でミーティング。
ピンチ君はたいへんアタマの回転の速い男で、しかも感情をあまりおもてに漏らさないという、たいへん優秀な人間だ。
30分ほど残業をして帰宅。
途中で体調がさほど悪くないということに気づく。
そのとたん、自分の作った中華風イタリアンがどうしても食いたくなった。
スーパーに寄ってみると、食材がまたドンピシャで揃っている。
ということで久々にナベ振ってみました。
【本日の夕食メニュー】
ホタテ・アスパラ・ブロッコリーのトマト炒め。
わかめとヤマブシタケのスープ。
水菜のサラダ。
今日の喫煙本数・1本(ネオシーダー)。


2005/04/09 休日出勤
【朝食】そうめん・ヤマブシタケとアスパラのあえもの。水菜のおひたし。
告知を受けてからというもの、たとえ短時間でもひとりきりでいることが辛くなった。
かといって人ごみの中にいるとどうしようもなく不安になる。
そこで今日はシフト出勤の妻に付き合い、休日出勤することにした。
こういうとき夫婦+友人の奥さんという3チャン経営テイストな部署は便利だとつくづく思う。
もちろんおれが病気になってしまったことで、妻にいらんストレスを与えることになるのは、大きなマイナス要因だ。
しかし、正直な病状を告げ、仕事への影響を最小限に食い止めるよう動けるという点では、これほど理想的な職場はないだろう。
いままで超ワンマンに妻をこき使い、ものすごい量の仕事をこなしてきたが、そんな自分に自己満足していた日々はもう過去の話。
決していい上司ではなかったであろうおれのために、妻は必死で応えようとしている。
無理をするな。
焦るな。イラつくな。
おまえにはもう充分な実力がある。
あとはそれをどう有効に引き出すかということだけなんだから。

2005/04/09・その2 神経科へ
どうも精神的にグラグラする。
確定診断さえ出れば安寧を得られると思ったのはおおきな間違いだったらしい。
しかしもう結果が出てしまったことについて思い悩むのは、すでに終わってしまった試験の合否についてあれこれ考えるのと同様、あまり建設的とはいえない。
ならばもう手術の日までよけいなことを考えなくて済むよう、ものの話に聞いている「抗不安薬」とか、そういうものをもらい、ゆっくり構えていよう。
ところがいざ神経科に行ってみると、何を話したらいいのかまったくわからないのにまず困った。
まあ医者(おれの爺さんくらいの年齢に見えたが本当はいくつくらいなんだろう)はプロであるから、簡単なアンケートなどをやらせて、おれの状態を見ようとしていたらしいが、
 症状が発生したきっかけ=ガン告知
と書き込むのを見て、ため息ともあいづちともつかない声でうなずいた。
そのとたん。なんと近来まれにみる情動失禁を精神科医の前で起こしてしまったのである。
なぜ自分のような性同一性障害患者がこんな不要な器官のガンに罹患してしまったのか不要な器官だから切除してしまえばいいだけだと考えてもなぜ次々と不安が発生するのかこの年齢になってようやく彼女ができたのになぜこんなつらい思いをさせてしまうのかそもそもおれは身体が治って帰ってきても職場には戻れないかも知れずガンが職場にバレたらクビになるのは確実でこんな精神状態ではまともにメシも食えず手術までに体力を消耗するだけでありつまりはぼくはどうしたらいいのかわからないのですと泣いたり笑ったり十数分。
いきなり現れた飛び込み患者にこんな深い話をされるなんて運の悪い医者もいたものである。
だが先生はメモをとりながらおれの話を聞いてくれて、一所懸命おれの心を落ち着かせる言葉を捜しながら、小一時間も話し合ってくれた。
結果処方された薬は以下の通り。
 パキシル 10mg
 プリンペラン 5mg
 デパス 0.5mg
各7日分。
先生、ありがとう。忙しい中、けったいな患者ですみませんでした。
【昼食】
休日出勤のついでに外食。
エッグベネディクト。
【夕食】
腰痛のため外食。
中華海鮮鍋・切干豆腐・中華風豆腐の和え物。アワビときゅうりの冷菜。


2005/04/10 小さな驚き
タバコをやめることにしたのだが、一気に「やめなければ」と考えることもストレスの原因になるようなので、ネオシーダー(煙の出るのどの薬)を代替品にすることにした。
ところがこれをはじめて3日目でのどが痛くなってしまったのである。
ネオシーダー経験者の友人いわく、禁煙準備のためにネオシーダーを使用すると逆にノドが痛くなったり、咳や痰が多くなったり、果ては「ネオシーダー自体がクセになる」という話なので、ガムを噛んでタバコをがまんしてみることにした。
 ※ガン発覚前から節煙方法としてガムをかんでいたのだが
 食欲が落ち、体力が下がるとともに、ものを噛むという気力も
 低下していた。噛む気力が復活しているのはいいことだと思う。
しかし喉のイガイガ感はなかなか消えず、少しだるいような気がしてきた。
安定剤や導眠剤を使ったわけでもないのにアタマがぼーっとしている。
でもこの症状がガンのためではないという判断力だけはある。
ステージ1b2の自覚症状として、こんなものはあるはずがなく、あそこまで主治医がはっきりおれ自身に告知しており、しかも「切る」と明言しているのだから、こんな症状が発生するステージのガンではないことは明確だ。
 #って神経科の先生も言ってたし。。。(やや弱気)
それに前にもこんなことがあった。あれはなんだったろう。。。
そうだ。
寝汗とだるさ、少しアタマがぼんやりして、咳が出る。
そういえば鼻水も出るみたいだ。
これは「カゼ」だ。
なんだかおれはちょっとだけうれしくなってしまった。
なぜかはわからないが、ガンでもカゼを引くことはあるのだと知ったら、うれしくなってしまったのである。
もちろん手術を控えてカゼをひくということが好ましくないことは知っている。
だからやさしい味のスープやお茶を飲み、消化のよい食事をきちんと摂って、暖かくして横になろう。
ビタミンCのサプリや野菜ジュースも飲んで、普段どおりにカゼを治そう。
おれは生きているんだ。
【朝食】
そうめん。にんにくの芽とヤマブシタケのおひたし。
【昼食】
トマトスープごはん@温玉のせ。

2005/04/10・その2 勝負服ともずく
半身浴をして昼寝をしたらカゼの調子がだいぶいい。
少し患部付近が痛むので、市販の鎮痛剤(イブA)を服用。
それにしてもこの薬はたちどころに痛みが止まるからすごい。
 #だけどなんで患部付近が痛むんだろうなあ。
 #不定愁訴ってやつかなあ。。。
痛みが止まり、機嫌がよくなったので、洗濯をしたり、台所の掃除をしたり、退院の日の勝負服を選んだりする。
退院の日かあ。予定じゃ5月末~6月だからなあ。
結構暑くなってるかもしれないな。
夏ものの紺ブレザーとグレイのスラックスでいいかな。
中のシャツは半袖にしたほうがいいな。
ネクタイは、むかし妻がうっかり洗濯機で洗ってしまったトリコロールのレジメンタルにしよう。
そうこうしている間に急激にハラが減り、どうしてもラーメンが食いたくなる。
だが、ここはガマンガマン。
そんなものは元気になればいくらでも食える。
人として体重78kg・体脂肪率35%(現在82kg・38%)くらいまではコントロールしてから手術に臨みたい。
なんだかガンにきくらしいというウワサの「もずく酢」を、これからはおやつ代わりに用意しておこうと決意した。
【夕食】
トマトスープかけごはん&もずく酢。おれは昼に卵を食ったので卵抜き。


2005/04/11 浮上
朝、少し患部が痛むのでイブA服用。
市販薬を飲むことなどもう気にしない。
あとは手術の日までできるだけ快適に過ごすだけだ。
もちろんできれば体脂肪を減らして。
職場の近くに、「定食のごはんがどんぶり飯」という、うれしい定食屋がある。
妻とひいきにしていたのだが、今回の一件ですっかり足が遠のいていた。
今日、久々に行ってみたらなんと。
小どんぶりの飯を残すのがツライ。
後ろ髪を引かれるような思いで残してきたが、もっともっと食べたい。
数日前のあの食欲のなさがウソのようだ。
痛みや悲しみがいつかは癒えるように
辛さやショックもこうして薄らいでいくのだろう。
外は雨が降っている。
そういえば、この前雨が降ったのはいつだったか。
そんなことも覚えていないくらい辛かったんだなあ。
おれはいま
まるで告知などなかったかのような
平穏な毎日をとり戻した。
もちろん今も、ガンであることには変わりないが、少しだけ病気とうまく付き合っていけるような気がしはじめた。
【朝食】
梅じゃこパスタ レタスのサラダ もずく酢
【昼食】
豚角煮定食(ライス120g)
#by jack-dancer | 2005-04-11 18:04 | 入院まで | Comments(0)

2005/04/11・その2 そういえば
今朝方、すごい地震があった。
家の中で不安定においてあるもの(例:片付けるのが面倒で棚の上に放り上げておいたPS2の空き箱等)がバタバタ落ちた。
おれは地震・カミナリ・火事・嫁さんというタイプの典型なので、地震は不必要なまでに怖がるのだが、今朝はとても落ち着いていた。
 #まあそりゃ「ガン」に比べたらたいていのものは怖くなくなりますな。
実は会社はビルの7階なので、昼間の余震も結構大きく感じたはずなのだが、一瞬うろがきたものの、なんとか取り乱さずに済んだ。
1時間の残業後、妻と帰宅。
近所のコンビニに「もずく酢」がなかったので、これを食うためだけに外食。
ついでにちっちゃいのだけど熱燗1本飲んじゃった、テヘッ(はあと)。
のど元過ぎれば熱さを忘れるという典型のような性格。
しかしいまはこの親譲りの性格に心から、感謝。
【夕食】
有機寄せ豆腐。水菜と大根のサラダ。もずく酢。いかまぐろ納豆。熱燗(0.7合)。


2005/04/12 少しハイです
朝、咳がひどく、漢方薬(小青竜湯)とビタミンCを服用。
痰が切れるようになってきたし、湿った咳なので、肺転移等ではないと確認。
また、おれが通っているT医大は、実は大きな放射線科を有しており、ステージ的にヤバげな大きさであれば、ガンを小さくしてから切りたがるであろうということに気づき、さらに安心。
医者の話をようやく冷静に思い出した。
 西洋では現在、抗がん剤や放射線による治療が盛んになっており
 治癒率も手術と変わらないと言われている。
 しかし日本では現在も切れるステージであれば手術というのが主流だ。
 10年後には切らなかったほうがよかったかもしれないと思う日が
 くるかもしれないが云々。
このときのおれはもう切れる大きさ(約4cm・他臓器への転移・浸潤もいまのところなし)ということで有頂天になっており「切ってください切ってください」と連呼していたため、医者に「まあ話を聞いて」と苦笑いされたほどだ。
10年後。。。10年後?
おれには10年後があるの?
10年後があるならもう今どんな臓器がなくなろうが♪俺様的にはオールOK!♪(byTMレボリューション)といったところだ。
あとで「医学界一般の話として。。。」とか逃げないでくれよな、センセイ!♪(by B'z)
【朝食】
トマトリゾット(というようり、しゅうまいとかヤマブシタケとかにんにくの芽とかが入ったけったいな雑炊)。
タバコ 9:00 1本 12:001本
【昼食】
ぶっかけそば(おくら・めかぶ入り)・もずく酢
【夕食】
日本酒300ml(手術前はこれにて断酒)。
シーフードサラダ・味噌漬豆腐・セロリの浅漬け・一口ぎょうざ・おでん(カマボコ)・枝豆

2005/04/13 日常的なストレス
ぼくらは都営地下鉄沿線に住んでいる。
引っ越して4年近く経つが、致命的な遅れや運休もほとんどなく、優秀な運行状況であった。
ところが今日、初めてその地下鉄のダイヤが麻痺した。
あわてて電車を降り、妻とタクシーをつかまえて飛び乗ったものの、またその運ちゃんがトロ~いしゃべり方で「小滝橋とお~、馬場周りとお~、どっちにしますかねえ~」。
 そんなこた知るか。
 一番早いと思う道を行けばいいじゃねえか。
 おまえプロだろうが。
そんなやりとりが数度繰り返され、なんとか会社まで数十メートルの距離まで乗りつけた。
ストレスは日常に点在している。
ある程度余裕をもって構えることでその陥穽を避けることはできるが、今回の車両故障のように突発的事故だけは対処のしようがない。
こんなときのために普段から、小さなことで怒り狂って心のダムを決壊寸前状態にしておくことだけはやめようと思ったのでした。まる。
【朝食】
トマトガーリックパスタサラダ。もずく酢。ワカメとヤマブシタケのスープ。
タバコ 9:00 1本 10:00 1本
【昼食】
中華定食(エビチリソース)。しぶしぶとおかずと飯を半分残す。
激甘で大盛りだったんだもんなあ。
タバコ 15:00 1本 16:00 1本

2005/04/13・その2 今夜はごちそう
近所の西友に塩分の少ないもずく酢が売っているので、最近よく買いに行く。
実は今年の正月、おれの体重が90kgを越えたときにおれと妻が選択した減量法は「夜、炭水化物をとらない」というごくありきたりなものだった。
おれがガン告知を受けてからもその減量法は続いているのだが、満足感のある食事で炭水化物を抜くのはなかなか難しい。
そこで今日は俺様風居酒屋メニューで食卓を飾ってみた。
 #将来、妻と居酒屋をやるのが夢なのである。
今夜のメニュー
 もずく酢
 めかぶまぐろの温玉オクラソース
 づけまぐろの白胡麻和え
 カキの燻製
 ヤマブシタケのおひたし
 いちご
これに「蕃爽麗茶」を添える。
蕃爽麗茶はグアバ茶が主成分なのでたいへんクセが強く、慣れないと飲みにくいが、ウーロン茶や麦茶と比べたときの「飲みにくさ」が、不思議なことに「酒の代替品」としての役割を果たす。備前焼の片口などに入れ、お気に入りのぐい呑みでちびちび。
う~ん。ホント気分は居酒屋だなあ。
夜、やや腰痛が強いのでカプサイシンとインドメタシン配合の湿布薬を張って寝ることにする。
これで少し楽に眠れるといいんだが。いくら市販のものとはいえカゼ薬と鎮痛剤を併用し続けるのはよくないだろう。
タバコ 21:30 1本 ネオシーダー 22:40 1本


2005/04/14 痛みの単位
昨夜、激しい腰痛。
結局カゼ薬をやめ、痛み止めを飲んだ。
原因やタイミングがまったくわからないので不定愁訴であろうとは思うが、もし何らかの特徴があれば予防することができるかもしれないのでメモ程度に記録することにした。
しかしこういうときにいつも考えるのは「痛みを数値で表せたらなあ」ということだ。
昔どこかのサイトでこんなネタを読んだ。
 痛みの単位を「1ハナゲ」とする(放射能単位の「1ナギサ」からか)。
 
つまり鼻毛を1本抜く痛みを「1ハナゲ」とするらしいが、なかなか着想が素晴らしい。
しかしこれを測定して数値化できる機械ができたらノーベル賞ものなんだろうなあ。
【腰痛】
朝=微弱。
昼=やや強くなるが薬を飲むほどではない。
【朝食】
和風パスタサラダ(おくら・もずく・レタス)
プルーン5コ。
【タバコ】
9:00 1本 12:00 2本 14:00 ネオシーダー 1本


2005/04/14・その2 初の「適切な」自覚症状
午後3時ごろ、激しい腰痛。
そろそろ卵の日なのでその影響かも知れないが、それよりも驚いたのは「不正出血」というやつを初めて意識したことだ。
なにしろ、婦人科を最初に受診したときに
 K医師「不正出血はありますか」
 おれ「いや。ぜんぜんありません」
という状態だったため、「子宮近辺の痛みの原因はクラミジア」との疑いを持たれ、その検査のための内診で大出血したのがガン発覚の最初だった。
しかもその直後回されたT医大ではもちろん最前のK医師(すでにこの時点でガンを予測。名医だ)から紹介状を持たされていたので、同じく
 N医師「不正出血はありましたか」
 おれ「まったくありません(きっぱり)」
とダメ押しで答えるありさまである。
N医師は「K先生は子宮頸ガンの心配をしてらっしゃるので念のため検査しますが、まあ大丈夫でしょう」などと話していたほどだ。
 #今から思えばハデな色のトランクスをはいていたので気づかなかったのだろう。
だが今日、本当に軽くではあるが不正出血を見た。
そりゃまあステージ1b2の確定診断が出たので、それくらいの症状は出なければ逆におかしいのだが、なんともいえない妙な気分だった。
だいたひかる風に言うなら
 ♪ど~でもいいですよ♪
   確定診断のあとの   不正出血
といったところである。
もう「不定愁訴でもかまわないからちょっとでも痛くなったら逆らわず薬を飲む」と決めたので、腰痛はさほど苦にならなくなった。
今夜もちょっと痛くなりかけたのでイブA2錠を先回りして飲んだ。
早く切って楽になりたいなあ。
【昼食】
ものすごくおいしいオーガニック野菜の定食。玄米ご飯は半分残す。
【夕食】
ものすごくおいしい串焼き屋でジャスミン茶・ウコン茶。
中トロあぶり焼き・つくね・ネギサラダ・煮卵・インゲンのごまあえ・枝豆。


2005/04/15 入院前検診の結果など
胸部レントゲン・腹部レントゲン・尿検査・血液検査・肺機能検査・心電図の結果はすべてオーライだったようだ。
しかし術前のカンファレンスで「抗がん剤を投与して少し小さくしてから切るという手段(NAC?)もあるので患者に選択させてはどうか」という意見が出たそうである。
おう。素晴らしい。
やはりそういう意見が出なければおかしいし、真面目に検討してもらえたかどうか不安にもなる。
 N医師の説明「腫瘍は3~4cm。目に見える転移なし。このサイズなら切れる」。
  #あれ。じゃあ本当に1b1と1b2の中間なんだなあ。
 おれの意見「抗がん剤は怖いですう~(ヘタレ)」。
ということでめでたく利害が一致して切ることになった。
しかし「小さくしないことで取り残しとかって。。。ありますか」と不安を口にすると「切らないと正直わからないという点は残りますが、MRI等の結果を見てもそのレベルのガンではないと考えられます。これ以上のガンであれば、現在は手術せず、抗がん剤と放射線併用で治療します」とのお言葉。
 おれ「術式が途中で変わることはありますか。たとえば開けたらもっと広がってたとか」
 N医師「ありません。その場合は閉じます。
     閉じて抗がん剤と放射線の併用治療にシフトすることになるはずです」
 #ということは骨盤内臓器全摘出にはならないということか。
 #わかりました。であれば結構です。
 #たとえ先生が「切りたがり屋」だったとしても、おれは先生についていきます(失礼なw)。
N医師はたいへん理屈っぽいが、おれは数回の問診で、現時点での手持ちカードはすべてきっぱりときってくる医師であることを信じた。
手術までの外泊や外出(手術2日前まで仕事する予定)に関して確認したあと、おれははればれとした表情で診察室を出た。
妻がマンガを読みながら待っている。
 ちったあ不安そうな顔しろや>嫁
会計に向かいながら
 おれ「自己血輸血の話も聞いた。できるらしいよ」
 妻「ホント? よかったあ。で、診断書は?」
 おれ「あ」
大ダッシュで診察室に戻るガン患者も珍しいだろう。
 「せ。。。せんせい。 診断書忘れてました」
ということで書いてもらった「子宮腫瘍」の診断書。
これを持って休職の手続きを行うことになる。
【朝食】
納豆・みそ汁・もずく酢・ヤマブシタケとにんにくの芽のおひたし。
【昼食】
肉食わせ~肉食わせ~といいながら鶏から揚げの南蛮ソース定食。
みそ汁とご飯半分は残しました(;_;
【夕食】
入院前(推定)最後のかに道楽。

2005/04/16 最後のおつとめ直前
あいてててててててててて。
いやあもう腰が痛くて寝てられないんである。
座ってもダメ。薬も効かない。
中腰、ないしはちょっとだけ立つといい感じなのだが、同じ姿勢を続けるともういかん。
そこで本日は風呂掃除(中腰で動くのでラク)をして、真昼間から半身浴をしてみた。
おれはアロマテラピーにはなみなみならぬ関心があり、妻の各種マッサージなどもまめまめしくやっていたので、実は検定2級くらいなら楽勝ではないかなどと自負していたりする。
さて、今回の症状がPMS(月経前緊張症)であることはほぼ確定なので、バスオイルにはクラリセージが必須だろう。これに痛みを和らげるラベンダーをブレンド。ストレス緩和のためにネロリも奮発してしまえ。
 #いや、ほんとネロリ(オレンジの花の製油)はバカ高く(1ccが1万なんてのが相場)
 #また別の意味でのストレスが発生しそうですが(笑)
これでじっくり半身浴。さあどうだ。
血行がよくなったせいか、薬の効果も高まり、すうっとラクになった。
補助療法の偉大さを身をもって知る。
まあこんな痛みもこれで最後だと思えば苦にならない。
入院中は更年期障害対策を含めて、ちょっと専門的にアロマテラピーの勉強でもしておくか。
【朝食】
おにぎり。コンニャク・厚揚げ・ししとうの煮物。おからのサラダ。めかぶオクラ豆腐。もずく酢。
【昼食】
ぶっかけそうめん(ヤマブシタケ・温泉卵)。もずく酢。
ツナとにんにくの芽のマヨネーズあえ。中華風冷奴。


2005/04/16・その2 効能の証明
夜、妻と西友で食材の買出し。
途中、腰痛ベルトで腹部が圧迫されすぎたようで、ふたたび腰痛悪化。
帰宅後本日2度目の半身浴。
いや~効いた効いた。
以前は自分の身体を見るのがイヤで大の風呂嫌いだったのだが、いまは時間と体力が許す限り湯につかっていたいと思う。
【夕食】
豆腐・ヤマブシタケ・にんにくの芽・オクラのスープ。もずく酢。ヤクルト。
【追記】
今まで何度もダイエットにトライしては挫折していた妻が、なんと減量に成功しています(笑)。
いや、ぼくのガン発覚が原因ではありません。
なぜなら彼女はストレス食いをするタイプで、ぼくのガン告知から数日間、3食すべて大好物の握り飯を食いまくるという行動に出ていたからです。
理由はどうやらぼくが糖分吸収を阻害するために飲んでいる「蕃爽麗茶」をお相伴するようになったためと思われます。
意外なところでグアバ茶の効能が確認されました(苦笑)。
しかしここで問題なのはグアバは漢方薬なので摂取量には限度があるということです。
そういえば以前、不足しているビタミンやミネラル類をすべてサプリメントで補充しようとしたところ、妻の肝機能が異常に低下してしまったことがありました。
ぼくの入院中、減量効果に気をよくした妻が、「蕃爽麗茶」のペットボトルを抱えておにぎりや煎餅を食いまくらぬよう、少し脅かしておく必要があるかもしれません。


2005/04/17 Beautiful Sunday
9時起床。
激痛は鈍痛に変わっていたので比較的ゴキゲン。
しかしガマンを続けて痛くなってから不機嫌になるのはバカバカしいので、とっとと薬を飲む。
軽いうちに痛みを抑えておけば、1日1回の服用で乗りきれることもあるからだ。
【朝食】
にんにくの芽・レタス・豆腐・オクラのサラダ。
おでん(大根・ちくわ・卵・じゃがいも・こんぶ・こんにゃく)。
もずく酢。
食後のデザートと称してプルーンとヤクルト。
妻いわく
 「ヤクルトはね、ガンが治るってゆって売っちゃいけないんだって。
 でもね、ワタナベケンをCMに起用することでね、
 『むごんのぷろぱがんだ』をしているんだって。
 だから飲んだほうがいいらしいの」
そうかそうかわかったわかった。
#by jack-dancer | 2005-04-17 11:18 | 入院まで | Comments(0)

2005/04/17 Beautiful Sunday Part 2
昼過ぎ、妻の希望でアクセサリーを作る。
コンビニで買ったお守りをペンダントヘッドにして革紐に取り付けるだけなのだが、老眼が進んでいて細かい作業がなかなかうまくいかない。
入院グッズに普段会社で使っている老眼鏡を入れなければ。
ちなみにお守りは「おにぎり」の形をしている。
その後、妻と新宿へ買い物に出た。
特に何が必要というわけではなかったが、給料日の直後だし天気もうららかで、何とはなしに家にいるのがもったいないような気がしたのだ。
なんと珍しいことに妻は、数年前の妻の誕生日にプレゼントした、ハンドメイドのピンクハウス風の服を着てくれた。これまではタンスの肥やしになっていたのになあ。
アロマ関係の本を買ったり、新しい精油を買ったり、昼飯を食ったり。
帰り道、古本屋でマンガを買い、さらにスーパーに寄って食材も買ったらさすがに疲れた。
痛みは昨日に比べれば屁のようなものだったが、外出先と帰宅後、鎮痛剤を飲んだ。
夜、妻のストレートパーマをかけ、髪を切る。
これでおれの入院中くらいはなんとか見苦しくない髪型を保てるはずだ。
妻は極端な人見知りなので、おしゃれは大好きなのに美容院もエステもブティックも苦手だ。
おれには母性愛も父性愛もまったく縁がないと思っているが、子供を残して死ぬわけにはいかないと考える親の気持ちが、今はなんとなくわかるような気がした。
就寝前、自分の半身浴。
なんだか妻の顔色がよくないような気がしたので、フェイシャルマッサージを実施。
【昼食】
ハーフサイズのカレー。もともとここのカレーはうまいが、久々なので感動。
【夕食】
豆腐・わかめ・ヤマブシタケ・クコ入りしょうがスープ。もずく酢。
友人から頂戴したメシマコブ粉末。
 #値段を知ってビックリしてしまった@メシマコブ。
 #こういう高価ないただきものはプレッシャーになるんだけどなあ。。。困った。。。
【追記】
あと8時間くらいで自己血輸血のための採血なんのだが、デパス(抗不安剤)飲んじゃったけど大丈夫なんだろうか。
不安で眠れなくなってしまったじゃないか(本末転倒)


2005/04/18 しっかりしろ>ぢぶん
朝方、腰が激しく痛む。
あまりにも痛いのでいつもの鎮痛剤を飲み、さらに朝っぱら(午前6時)から半身浴。
痛みが軽くなったのでひと眠りすると、もう朝食を用意するヒマもない時間になっていたのでそのまま病院へ。
予約を取るタイプの診断ではなかったのだが、少し遅めについたので、当然時間がかかるだろうとマンガ本を3冊アロマテラピーテキストを1冊持って受付に腰を据えた。
しかしプラズマディスプレイに表示されたおれの受付番号は飛ばされ、しまいには掲示板から消えてしまったのである。
さすがに不審に思い、受付の女の子に聞いてみると、
 「あの。。。今日は自己血採血のための問診にいらしたんですよね」
 「いや。なんだかわかりませんが月曜日の午前中にここへ来るように言われたのです」
 「婦人科からは問診だという申し送りを受けているのですが。。。
  問診の受付は午後2時からなんです」
 「知りません。午前中に来いと言われたのです」
 「午後2時にもう一度来ていただけませんでしょうか」
ここでしばし呆然。
おれは今日わざわざ会社を半休してここにいるのだ。
スーツを着てきたのは道楽ではない。
午後からは仕事をするつもりなのだ。
なんでこの子は出直して来いなどということを平然と言うのだ。
 「あの。。。ちょっとお待ちいただけますか。今聞いてまいります」
しばらく呆然としているおれを見て、受付の女の子はそういって奥に引っ込んだ。
ほどなく
 「これから問診できるように手配しましたのでそのままお待ちください」
え。やだよ。
だっておれのほかに患者が山ほど待ってるじゃん。
それに時間の間違いはあんたんとこのミスじゃないことくらいわかってるもん。
 「もう結構です。今日は帰ります」
そういっていったん提出した同意書を返してもらい、おれは総合受付に向かった。
 「別の病院でセカンドオピニオンをお願いしようかと思っています。どうすればいいですか」
 「担当の先生にお伝えいただければ紹介状をお書きします」
 「ありがとう」
表玄関を出たら一気に感情が噴出した。
 月曜から金曜の午前中必須。初回は初診扱い。予約は不要。
たしかにN医師はそういった。
もちろん担当外の部署だから、外来の時間に変更があったことを失念していたということだってあるだろう。
人間なんだから。
でもさ。
おれ、この病院に命がかかってんだよ。
切らずに放置できるものならそうしたいよ。
でもそんなことできねえから通ってんだし、ここで手術も決めたんだよ。
なのにさあ。
検査の時間まちがえるなんてひどいよ。
おれ、何を信じていいのかわかんないよ。
そんな電話を妻にかけたらうかつにも泣いてしまった。
妻は「転院しましょう」ときっぱりと言ったが、もう時間はない。
仕事も5/6の手術に向けてスケジュールを組んでしまった。
もう一度だけ。もう一度だけ今の病院に行って。
外から電話をかけたら、産婦人科の看護師が
「もう一度来てもらえませんか。ほんとうにごめんなさいね」
というのでおいおい泣きながら病院に戻った。
病院ではおれを探していたそうである。
自己血問診の担当の臨床検査科受付の女の子が、おれの様子があまりにもおかしいので婦人科に連絡をしたらしい。
本当に戻ってきてくれてよかった、これからいっしょに自己血問診に行きましょうと、最前の看護師さんがつきそってくれる。
臨床検査科の看護師さんも「不安だったわよね。ごめんなさいね」といいながら問診の用意をしてくれた。
そして。
問診待ちの時間に、おれはいつも持ち歩いている手帳を広げた。
ガンの告知以来、正常な判断力はあるのだが記憶力がどうも追いついていかないために、病院での一字一句を書き留めておいているものだ。
なぜそのタイミングで手帳を開こうとしたのかはわからない。
しかし。
 自己血さいけつ。月~金。ごごのみ。2時から(原文のママ)
すいません。
ほんとうにすいません。
ぼくはほんとうに普通の状態ではないのです。
これは言い訳にしかなりませんがほんとうにどうかしていました。
関係者のみなさんにはたいへんなご迷惑をおかけしてしまい、あまつさえ外来待合のど真ん中を泣きながら歩くとは、なんとみっともなくもはた迷惑な患者でしょう。
すごく恥ずかしかったので近くにいた臨床検査科の医師や受付の女の子、ソーシャルワーカの方にはおわびしてきたが、さすがに忙しそうな看護師さんたちを呼び出すわけにもいかず、そのまま逃げるように帰ってきた。
自己血採血は2005/04/21開始ですが、それまでにすべてを忘れていただけるとありがたいのですが(泣)。
【朝食】
お赤飯のおにぎり。ゼリー飲料。野菜スープ。
【昼食】
いや。。。朝食が遅かったので。。。
【夕食】
やきとり!やきとり!やきとり!
おいしゅうございました(^0^)

2005/04/19 ううう。。。
3時55分。
うっかり目がさめてしまうともうどうしようもない、いつもの腰痛。
しかし今日は鎮痛剤の効き目がよく、また眠ることができたのでひと安心。
便通がないことも痛みの原因になっているかと思いきや、職場到着後、出すもの出してちょっとラクになったのに、また痛みだしたのにはまいった。
 いや、これはぜったいにガンのせいではありません。
 今まで忘れていた子宮の存在をいきなり意識し始めたから急に痛くなったんです。
 女の子はみんな毎月こんな苦労をしているんだ。間違いない。
 。。。長井秀和風に自分自身を説得しても、痛いもんは痛いなあ。
ということで11:20、鎮痛剤を飲みました。
こういうことを書いておかないと忘れてしまいそうです。
【朝食】
ヨーグルト(プルーン刻んで入れました)。パスタサラダ。もずく酢。メシマコブ粉末。
【昼食】
久々の弁当。
豆腐ハンバーグ・ヤマブシタケとにんにくの芽のおひたし。

2005/04/19・その2 半身浴グッズ
半身浴が日課になったので、会社の帰り、おふろグッズを買いに行った。
おふろの中で使える座布団みたいなやつとか、バスピローとか。
そして何よりも大量消費するクラリセージの精油。
たぶんこれから最後のおつとめが終わるまで、この精油とラベンダーには頼りっぱなしのような気がする。
いままでは湯を張ってから精油を適宜入れていたが、もう体調に合ったレシピは掴んだので、遮光ビンにブレンドオイルをつくっておいた。
これでいつでも好きなときにすぐ半身浴ができる。
現在のブレンド:
クラリセージ(月経困難解消)・ラベンダー(鎮痛)・ローマンカモミール(鎮痛)
ローズ(沈静)・ネロリ(沈静)
退院後はリンパ活性化&皮膚回復のレシピに切り替える予定。
 #いやあ。今は怖くてリンパ活性系の精油が使えないんですよ。
 #なんかガンが散らばるような気がしちゃって。。。(非科学的だなあ)
【夕食】
中華。肉絶ちをしているので野菜や豆腐をガンガン食う。
【薬】
鎮痛剤 18:00
鉄剤 就寝前
鎮痛剤 01:30


2005/04/20 雨の日と月曜は
などというカッコいいもんじゃないんですが。
昨晩またぞろ患部がえらく痛み出しちょっとヘコんでます。
もともと文字通りの「お天気屋」で、ちょっと体調が悪いなあと思うと雨が降ったりするのだが、今日も案の定、雨。
最近天気予報とかまったく見なくなったので、痛みの多寡で明日の天気予報に代えるという手もあるにはあるのだが、そんな呑気なことをいってらんないくらい痛かった。
幸いにして妻は北斗神拳伝承者かと思ってしまうほどの「指圧の天才」なので、昨夜も「三陰交」とかいう秘孔を突いてもらいなんとか眠ることができたのだが、毎晩これではそう遠くないうちに夫婦そろって力尽きてしまう。
早く入院してばっさりやってもらいたい。
術創が痛むのは納得できるが、見えないところが痛いのは余計な心配を誘発することになるのでやっぱりちょっとヤだ。
 #でも切ったら切ったでまた痛いの痒いのって騒ぐことは目に見えてます。
 #ほんとうに痛みにはとことん弱いので困ったもんです。
【朝食】
シチュードプルーン。卵・ヤマブシタケ・ワカメのスープ。もずく酢。にんにくの芽のおひたし。
13:00 鎮痛剤。
【昼食】
サブウェイの新作サンドウィッチ。えびタルタルソースとハーブティ。
ハーブティの成分は推定ローズヒップとハイビスカス。
18:30 鎮痛剤。残業1時間。
【夕食】
海鮮と焼き鳥。
焼き鳥屋でグアバジュースなんて、以前からは考えられないチョイス。
つくづく病気はしたくないものだ。
10:30 鉄剤
1:00 鎮痛剤


2005/04/21 最後のおつとめ
PMS、終了。人生最後のおつとめである。
うっとおしく、20年以上苦しめられてきたおつとめではあるが、もう2度とないんだなあと思うと、不思議な感傷がある。
デジャブか? なんだか覚えのある感じがするなあ。
あれはなんだったかなあ。。。
 その存在すら許すことができず
 抹消することに自らの半生を賭けておきながら
 別離の瞬間に生じる感傷。
 おお! こ、これは。。。っ!
 おれ「貴様はすでに死んでいる」
 生殖器「フッ。生殖器たるもの。。。決してヒザなどつかぬわ!」
 おれ「生殖器よ。天に還るときがきたのだ」
 生殖器「我が人生に一片の悔いなし!!!! ぐはあ!」
 おれ「強敵(とも)よ。。。」
ということでこの数日間は「北斗の拳」ごっこで個人的に盛り上がってみようかと思っています。
【朝食】
納豆。もずく酢。ワカメとヤマブシタケのスープ。ごはん。
メシマコブ。
【薬】
9:00 鎮痛剤

補助療法に関する考察
あまり強い精油はおすすめできないが、つらい症状があるときには「アロママスク」がいいと思う。
生理痛やPMSにはおれが愛用しているクラリセージを1~2滴、花粉症用の紙マスクなどの表面につける。
これだけでずいぶんラクになるから不思議だ。
昨日は4回も鎮痛剤のお世話になってしまったが、今日はまだ2回。
おれの鎮痛剤は通常「1日3度まで」と服用制限されている、よくあるタイプの市販薬なので、「あと1回残ってる(飲もうと思えば飲める)」というのは気楽だ。
「ああもう4回も飲んでしまった」と思うのは精神衛生上よろしくない。
鎮痛剤の効き目が悪いと思われるときにも、このマスクは効力を発揮するが、補助療法を用いるにあたって何よりも大切なことは「絶対に効く」という信念と「効けばもうけもの」といういいかげんさの中庸だと思う。
アロマテラピーの基本は「身体のためになる匂い」=「そのひとが心地よいと感じる匂い」なので、自分の好きな匂いをチョイスすれば、それには薬効があるということになる。
術後はいきなり更年期障害がやってくるはずなので、いまから精油の準備には余念がない。
おれの場合、ガン自体の治療法はすでに医師から提示されている。
あとはそれをどう快適に乗り切るかだ。
放射線治療の追加があった場合や化学療法に移行した場合の副作用の軽減にも、アロマテラピーはきっと効力を発揮してくれるだろう。
 ※化学療法時には使用してはいけない精油がありますので
  もし試そうと考えている方がいたら、必ずプロのセラピストに
  相談してください。

2005/04/21・その2 ヒーロー特撮もの風に
説明しよう!
jack-dancerの痛覚は常人の3000倍鋭敏である。
そのため1b2段階のガンも痛みという自覚症状で発見できるが、手術待機期間の痛みも常人の3000倍となるのだ!
************************
ということでこの日記は2005/04/22に職場で書いてます。
理由は「昨夜は痛くてころがり回っていたから」。
いやあ、情けない話だが本当に痛くてたまらん。
鎮痛剤は効かなくなるわ翌日の自己血輸血準備は心配になるわ便は出ないわ、ただでさえナーバスになっているところへもってきて、この人生最大の生理痛。
ついに会社でまで横にならなければならないハメにおちいってしまった。
終わるまでおとなしくしているしかないんだろうなあ。しくしく。
【昼食】
ちゃわんむし。もずく酢。
【夕食】
やきそば。サラダ。中華風海鮮炒め。豆乳。
【薬】
15:00 鎮痛剤
22:00 鎮痛剤
24:00 鉄剤



2005/04/22 自己血採血
9:30AM 自己血採血のため、T医大へ。
思っていたよりも時間は短く、モーツアルトなどを聞きながらなごやかかつ快適に400cc採血終了。
しかしこの病院の医師は、独特の表現方法を用いるので飽きない。
 K医師「採血は10分くらいですけど、その後点滴入れますから」
 おれ「点滴ですか」
 K医師「献血のとき、ジュースもらうでしょ? ジュース出ないかわりに点滴するの」
採血後、特に気分が悪いということもなく出社。
いま気づいたが、病院を出てから痛みが軽い。ほとんどないといってもいい。
中世ヨーロッパあたりで流行した「瀉血療法」というのは、あながち迷信とも言えないんじゃないだろうか。
【朝食】
赤飯。豆乳。「一日分の野菜」ジュース。
【昼食】
よく行くオーガニックショップで「鉄分補給弁当」なるものを売っていたのでお試し。
薄味でけっこう美味かった。
【夕食】
友人と妻と3人で焼き鳥。
【薬】
17:00 鎮痛剤。
23:30 鉄剤


2005/04/23 入院日決定
入院は2005/04/26 13:00に決定。
12:40ごろ入院受付にくるようにとのこと。
いよいよかあ。
当日は妻の仕事が休みなので、午前中職場に顔を出し、様子を見たあとその足で病院に行く予定である。
手術の前々日、つまり5/4夕刻までは検査や採血の時間を除けば何をしていてもいいそうで、だったら一日数時間ではあるが会社に行くことにした。
何かをしていなければ落ち着かない。
かといってフル出勤をしていたら神経が持たない。
パートタイムくらいがちょうどいいと思う。
復帰は5/23を予定してみた。
この週からパートタイム出勤をはじめ、翌週には完全復帰のシナリオ。
万が一入院が長引いたときのことはまたあとで考えればいい。
 #そういえば入院するのは大学病院だ。
 #「○○教授の総回診です」とかあるんだろうか。
 #少し楽しみだなあ。
【朝食】
パスタサラダ。納豆。もずく酢。プル-ン5つ。
【昼食】
にんにくの芽のおひたし。エビシューマイ。
【夕食】
焼き鳥。
【薬】
9:30 鎮痛剤。
18:00 鎮痛剤


2005/04/24 おつとめ終了。だがしかし。。。
おつとめはほぼ普段のペースで終了。
おれはもともと「短期決戦」型なので3~4日で完了してしまうのだ。
しかし。
今回はおつとめ終了後も痛い。
あの数日前の気が狂うような痛さではないが、やっぱり痛い。
こんなとき、妻の友人がはげましてくれた言葉を思い出すようにしている。
 「もうね、とられちゃうのがわかってんのよ~。
 だから今『最後に泣きをみせてやるう~』って
 暴れてんのよ、きっと」
思えばおれはおまえらを全然大事にしなかったし、うとましく思っていたのも事実だ。
でもあんなに激しい痛みを与えてくれることで、おれの命を助けてくれようとしたんだよな。
おかげでおれみたいな人間が、こんなに早期にガンを発見することができたんだもんな。
ありがとう。
手術の日まで好き放題暴れてくれていいよ。
おまえらの存在を否定し続けてきたおれが、感謝の気持ちを忘れることのないように。
ほんとうにありがとうな。
 #でもね。
 #ほんのちょっとだけ手加減してもらえると
 #もっと感謝しちゃうんだけどなあ。
 #あいててててててて。
【朝食】
パスタサラダ。
【昼食】
朝食の残り(ひとりでいるときゃこんなもの)。
【夕食】
ロイヤルホストのおかずだけみたいなメニュー。
鉄剤が胃にこたえているらしく、食欲不振。


2005/04/25 明日は入院予定日ですが
何一つ安心して入院できる要素がありません。
みんな職場の長がいなくなるというのに緊張感がなさすぎです。
あるいは緊張しすぎて周囲が見えなくなっています。
ぼくはこのままでは入院することができません。
緊張感のないほうの部下が
「●●さんがいなければそれなりにできますよ~」
とか言うんですが、いままでそれができたためしはないのです。
緊張しすぎて周囲が見えなくなっているほうは、最初に飛びついた自分の思い込みに囚われて、ほかの要素はすべて切り捨てて自分の考えに状況を無理やり合わせようとしています。
手術が無事終わってから数日後までなんとかクライアントと二人三脚で持たせてくれれば、あとはなんとかするからとまで言ったのですが、クライアントの手助けを受けているにもかかわらず、手術前である今日の時点でもうパンクしています。
腹痛がひどく、朝からすでに1日分のイブプロフェン錠を飲みましたがまったく効きません。
しかしすべてはこういう職場にしてしまったぼくの責任です。
いままで何でも自分でやってきてしまったために、部下は自分の判断で仕事をすることができないひとたちになってしまっていたのです。
いまさらそんなことに気づいても仕方ありません。
ぼくは開腹手術をせずに、通院で治療のできるところを早急に探さなければならなくなりました。
【追記】
これから鎮痛剤の座薬をくれるというので病院へ行ってきます。
「明日入院なのでガマンしようと思った」といったら「それはバカバカしいです。遠慮せず来てください」とキッパリ言われました。
こういう物言いのDr.が多いT医大がぼくはとても気に入っています。
痛いとどうしても考え方がネガティブになるようです。反省。

2005/04/25・その2 なんてステキな
時間外だが病院へいってきた。
おれは比較的暗示にかかりやすいたちなので、実は「病院にいる」というだけで安堵して、さまざまな症状が軽減されてしまうことが多い。
しかし今夜は地獄であった。
痛い。痛い。ただひたすら痛い。
腰に少しでも体重がかかると飛び上がるように痛むので横になることも椅子にかけることもできず、おれは救急外来の床にひざまずいてしまった。
 #ちょうど orz のポーズですね。
マジで涙がにじんだ。
カッコ悪いということはもちろんだが、とにかくなんだかわけもわからず痛いのだ。
見かねた救急外来の受付の兄ちゃんが声をかけてくれる。
 受付の兄ちゃん「大丈夫ですか。いま看護師を呼びます。何科ですか」
 妻「婦人科ですう~」
外見的には小太りのとっちゃん坊やを指して婦人科ですと言わねばならない妻の苦悩も気の毒ではあるが、いまはとにかくただひたすら痛い。
ようやく診察室に通されたが、診察ベッドに横になることもできない状態だ。
 C医師「痛み止めは飲んでいますか」
 おれ「はい。でも3日くらいまえから効きにくくなって」
 C医師「今日は飲みましたか」
 おれ「はい。午前中に1日分飲んでしまいました。
    さすがにこれ以上飲むのはよくないと思って午後は飲んでません」
 C医師「ロキソニンですか」
 おれ「。。。? いえ。市販のイブプロフェン製剤です」
 C医師「ロキソニン、飲んでないんですか」
 おれ「。。。はあ」
 C医師「嫌いなんですか、ロキソニン」
 おれ「あの。。。ロキソニンって。。。なんですか」
 C医師「えっ? ロキソニン処方されてないの?」
いや。
そういえばいままでおれ、これほど痛いって言ったことなかったような。
「痛い時には市販薬飲んでいいですか」としか聞いてないし。
ソッコーで血圧を計られてボルタレンを突っ込まれ、ロキソニンを処方された。
20分ほどしたら大量の発汗とともに、痛みが消えている。
こんなステキなものがあるんだったらもっと早く痛いと騒いでおけばよかった。
【教訓】
医師には症状は正確にすべて伝えておきましょう。
どんな小さいことでも不要だと自己判断せず、話しておくべきです。
ぼくは明日入院したら以下のような症状を訴えまくろうと思っています。
 「喉元がつかえるような感じがあるのですが肺転移ではないでしょうか」
 「肛門のあたりが激しく痛むのは直腸転移ではないのでしょうか」
 「尿が近くなったような気がするのは膀胱に転移しているせいではないですか」
 「ここに新しくできたイボはメラノーマではありませんか」
。。。あまりやるといざというときに本気にしてもらえないので、なにごともほどほどに。
【朝食】
おにぎり。プルーン。一日分の野菜ジュース。
【昼食】
おにぎり。
【夕食】
鳥レバーの煮物・炙りトロ・もずく酢・豆腐とオクラとめかぶの和え物。オカラのサラダ。筑前煮。
【薬】
ボルタレン(50mg)
ロキソニン(60mg)
フェルム(305mg)


2005/04/26 いってきまあ~す (^0^)/
妻が入院の支度をしながら鼻歌で「部屋とYシャツと私」を歌っている。
昨夜飲みなれない薬を飲んだせいか、自己血採血による貧血の影響か、はたまた気のせいかは不明だが少し気分がよくない。
珍しく夢を見た。
クライアント側のリーダーと、もうやめてしまったそのアシスタントの女の子と複数で、いきなり九州にいる。
おれはクライアントからバイク(サーモンピンクのRZ250というキモカワイイもの)を借りていたらしいのだが、それを山道の某居酒屋前に止めたまま忘れてきてしまう。
単独でタクシーに乗り、居酒屋前に戻るとなぜかみんな別のタクシーでおれを追ってきており、帰りは「手動タクシー」というベンチシートのタクシー(運転手のほかにドアを開けてくれるやつが同乗していた)に乗って仲良く帰る。すでに他界したおれの母親が助手席に乗っていた。
夢でよく見る大きな湖のほとりに「丸井」が立っていて、母とアシスタントの女の子といつのまにか妻と妹も加わって買い物に夢中になっており、入り口は小さかったのに丸井の中は地上2階・地下25階というとんでもない大きさになっている。おれは体調が悪いと言い出せないまま、彼女たちの後ろをふらふらくっついて歩いている。
上記、落ち着いたら分析してみる予定。
【朝食】
豆乳。プルーン2コ。