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『職人』


「他人と比較してはいけません。
 その人がもっている能力と、その人がやったことを比較しなきゃいけません。
 そうすれば褒めることができます」

  ☆そうですね。これはとても大事なことで、職人の世界だけじゃありません。
   「あいつができたのに何でおまえができないんだ」というのは最低の言い方。
   その人が持っている能力とその人がやった仕事を比較して、
   「えらい、よくやった」
   「もうちょっとだな、がんばれよ」
   ーーーーこうでなきゃ、いけないんです。

永六輔『職人』岩波新書,1996年。
 たしかに。人の「能力」は固定されたものじゃなく、多様で変容もするもの。


『一分間マネージャー』



 彼は言う。
「それで十分だ、トレネル君。では、それがどうなればよいと思うのか、行動に即したことばで
述べてくれたまえ」
「わかりません」
「わからんだと!それじゃ、わたしの時間を無駄にするのはやめたまえ」
とびしゃりと決めつける。
 わたしはびっくりして、数秒間すくんでしまった。どうしていいのかわからなったのだ。だが、
ありがたいことに、恐ろしい沈黙は向こうのほうから破ってくれた。
「どういうようになれば、良いかを述べられないということは、まだ問題を把握してないという
ことなんだ。それはぶつくさ言っていることと同じだ。“現実に”起きているということと、
こうなって“欲しいと思う”こととの間に差(ズレ)があるときだけ、問題があるのだ」
 そこでわたしもさっと覚り、どうなるといいのかが、突然のように分かった。

K・ブランチャード,S・ジョンソン著  小林薫訳
『一分間マネージャー THE ONE MUNETE MANAGER』ダイヤモンド社,1983年。