「和「はぁ……、どうしてこんなことになってるのよ」 ID:WFhq5ZP70」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

和「はぁ……、どうしてこんなことになってるのよ」 ID:WFhq5ZP70 - (2009/09/16 (水) 12:24:43) のソース

750 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 11:08:28.66 ID:WFhq5ZP70
和「はぁ……、どうしてこんなことになってるのよ」 
俺「こんなことって?」 
和「私が、アンタのために、わざわざ罵ってあげようとしている今の状況のことよ」 
俺「何でも言うこと聞いてくれるんだろ?」 
和「それはそうだけど……」 
俺「ならぶつくさ言わないでさっさと罵ってくれよ」 

ちなみに現在、俺たちはあるホテルに来ている。まぁ、その、俗に言うラブホってやつだ。 
俺の誕生日祝いに、和が何でも言うことを聞いてくれると言った為、これが誕生日プレゼントになったのだ。 
和はもちろん呆れかえったが、俺は真剣そのものだ。何度も何度も頼み込んで、ようやく了承してもらった。 
何だかんだ言っても、和は俺に甘い。 

和「で、まずは何をすればいいのかしら?」 
俺「ひたすら罵ってくれるといい」 
和「それだけ? 服は脱がなくていいの?」 
俺「もうとっくに脱いでるじゃないか」 

パコッ 

和「アンタのことじゃないわ、私のことよ」 
俺「いてぇなおい……、脱がなくていい」 
和「そう、それじゃ早速」 
俺「wktk」 


751 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 11:16:55.13 ID:WFhq5ZP70
和「……って、具体的に何を言えばいいのよ」 
俺「いつもどおりでいいじゃないか」 
和「何よその言い方、まるで私がいつもアンタを罵ってるみたいじゃない」 
俺「みたいも何も……事実だろ?」 

バコッ 

和「違うわよこのバカ!」 
俺「あふん」 
和「えっ」 

急に喘ぎ声を上げた俺を、和は叩く手を止めて気持ち悪いものを見るような眼で見てきた。 
おぉう、その視線、いいねぇ。 

和「ちょ、アンタなんで何もしてないのに勃ってるのよ」 
俺「そりゃ、罵られたからだろ」 
和「えぇ!?」 

一々リアクションが大きい奴だ。 

和「今のって罵ってたの?」 
俺「あぁ、バッチリ」 
和「うそ……」 
俺「ほんと」 

衝撃の事実(笑)に、和は絶望的な表情になる。 

和「それじゃ、今までの私は日常的に罵ってたってこと……?」 
俺「だから、そう言ってるじゃないか」 
和「そんな……」 


752 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 11:28:20.38 ID:WFhq5ZP70
どうでもいいけど、早く罵るのを再開してもらえないだろうか。ムスコがかわいそうじゃないか。 

俺「な、なぁ」 
和「なによ!?」 
俺「そろそろ、再会してくれないかなぁ……、なんて」 
和「なにを――うわぁ、気持ち悪い」 
俺「おふぅ」 

和の何気ない一言が、俺のムスコをグングンと大きくさせている。やっぱりこいつは天然のSだ。 

俺「も、もっと……」 
和「えぇい、もうどうなっても知らないわよ?」 

和は一言だけそう言うと、近くにあったイスに脚を組んで座り、口を開いた。 
ミニスカートから覗く紫色の下着が妙に扇情的で、併せて俺の情欲が駆り立てられる。 

和「変態変態ドへんたい! 何気持ち悪い姿を見せてんのよ!」 
俺「ひゃっ」 
和「こんなんで感じてんじゃないわよこのロリコン! いいからその汚いブツをしまいなさい!」 
俺「や、それは」 
和「うるさい黙れ!」 
俺「あひん」 

罵られて俺のムスコが大きくなるのは当然だが、和の下着も濡れてきているように見えるのは気のせいか? 
いや、気のせいではないだろう。組んだ脚の付け根から少し粘液のある液体が太腿を伝って流れてきているし、和の頬も少し赤くなっているし。 
和はそれに気付いているのか気付いてないのか、俺を罵りながらも脚をもじもじと動かしている。 

俺「なぁ、和」 
和「なによ」 
俺「もしかして、興奮してる?」 


753 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 11:35:53.79 ID:WFhq5ZP70
和「そ、そんなわけ……ッ」 

無いでしょと言おうとしたのだろうが、自身の太腿を伝う液体を確認して、ぷっくりとした唇を閉じた。 
自分が興奮しているという事実を知って、更に頬の赤みが増し、俺を罵る回数も減ってきた。 
しまった、教えないほうがよかったか? 

和「おい、アンタ」 
俺「なんだ」 
和「今から私のすることに、何も言わず、何もするんじゃないわよ」 
俺「なんだいそれは」 
和「いいから、言われたとおりにするの、いいわね?」 
俺「はいはい」 

肩をすくめると、和はよろしいと一言言って、左手を自分の秘所に差し込んだ。 
くちゅ……という、独特の濡れた音が室内に響く。 

俺「お、おい、お前何を」 
和「命令!」 
俺「すみません」 

口を挟んだ俺を一言で黙らせ、和はそのまま右手をなかなか大きな乳房へと持っていく。 

和「あんっ……」 
俺「おいおい、ひとりでお楽しみか? 俺も混ぜてくれよ」 
和「アンタはそこでその汚い祖チンをしごいてなさい」 
俺「そんな殺生な」 



758 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 12:08:08.15 ID:LBR2joos0
和「ぶつくさ言わない!」 
俺「すみません」 

かくして、俺たち二人はお互いのナニを見て自分を慰めるという奇妙な状況になった。 
最初は嫌がってた俺だが、普段は見られない和の痴態を見て、これで良かったと思っている。 
そういったことに縁の無さそうな和が、快楽に乱れ狂っているのだ。その姿は、罵られるよりクルものがある。 

和「はぁ……、『俺』……」 
俺「何」 

そろそろ限界なのだろう、敏感な所を擦ってしまえばすぐにイッてしまいそうな声音で俺の名前を呼ぶ和。 
とは言え、俺も限界である。したがって、返事も素っ気ないものになってしまう。 
和はそんな俺の心情を理解しているのか、クスリと笑って一言。 

和「愛してる」 
俺「……ッ」 

――奇しくも、俺が射精するきっかけとなった言葉は、罵倒とは正反対の言葉だった。 



Fin