「ゆうやけりっちゃんにっき 第二話『あめとねこ』 午後の麦茶」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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780 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/16(火) 06:39:48.64 ID:k5qahEm9O
ゆうやけりっちゃんにっき
第二話『あめとねこ』
ザァァァ…
りつ「ふぅ…今日も雨かぁ」
みお「毎日じめじめしていやになっちゃうよね」
女の子A「だよね~!授業もやる気なくなっちゃうよ」
みお「いや、おまえはいつもだろ」ズビシ
女の子A「アタッ!…みおちゃんやったなぁ~!」ビシッ
みお「ふぇっ!?…うぇ…」ジワッ
りつ「泣いちゃだめだよ、みおちゃん」ナデナデ
みお「りつ…りつぅ…!」ガッシ
りつ「よーしよしよし」
女の子A「りっちゃんってみおちゃんのお母さんみたいだねぇ」
781 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/16(火) 06:51:51.74 ID:k5qahEm9O
りつ「え~私が?やだなぁ~えへへっ」テレテレ
男の子A「やーいやーい!泣き虫みおーっ!おーいみんなーまたみおがないてるぞー」
男の子B「ひゃはははwだっさいwwwママー痛いよー怖いよー助けてくだちゃーいってかw」
みお「え…ふぇっ…」ヒック…グスッ
りつ「おいおまえらぁ!」ダッ
男の子A「うわーりつがおこったー」ダッ
男の子B「デュクシwwwwデュクシwwwwwwおっとバリヤーwwwwww」ダッ
女の子A「みおちゃん大丈夫?落ち着いて!…もう!男子ー!あんたらのこと終わりの会の時に報告しちゃうからねー!」
キーンコーンカーンコーン
男の子A「ひゃはははwwwww授業まで逃げ切ったったwwwwはい俺らの勝ちーwwww」パーン
男の子B「デュクシwwwwwバリアー最強ですwwwww」パーン
りつ「おまえらぁ…終わりの会は覚えてろっ!」
782 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/16(火) 07:02:04.92 ID:k5qahEm9O
クソッ男子どもがムカついたから一気に終わりの会にしてやる
ほんとは掃除の時間とかやりたかった
こまちゃん「はい、みんなー終わりの会ですよー」
こまちゃん「今日もいつも通り今日の優しさ大臣を決めたいと思いまーす」
女の子A「はーいせんせー、私はりっちゃんだと思いまーす」
こまちゃん「おっ!それはどうしてかな?」
女の子B「りっちゃん、みおちゃんのために男子を怒りにいったんだよねー」
女の子A「うんうん!男子ABが泣かせるのがいけないんだよ!」
こまちゃん「そうですか!A君B君、女の子を泣かせちゃ駄目だぞ!」
男の子A「うっせーよみおがなくのがいけないんだろー」
男の子B「あの程度で泣いちゃうとかカッコ悪いっていうかー」
こまちゃん「反省してないようだね、終わりの会が終わったら二人とも残るように♪」
男の子A・B「げぇーーーーー!」
アハハハハハ
783 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/16(火) 07:09:55.68 ID:k5qahEm9O
こまちゃん「…よし、もう何もないようだね。じゃあ田井中さん、終礼よろしく」
りつ「はぁーい!きっりーっつ!れぇい!…先生さようなら!」
みお「ふぅー…AちゃんBちゃん、ありがとう」
女の子A「いいよっ、気にしないで」
女の子B「男子っていつもあんなんだもん!あれくらいやるのがいいよ!」
オラーッニゲンナテメーラッ シュウセイシテヤルゥ!
ウワァァァ!センセイヤメテェ!アッーーー!
りつ「…あ、男子たちの声だ。いい気味いい気味♪」
784 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/16(火) 07:17:52.47 ID:k5qahEm9O
りつ「うわー、しっかしまだふってるのかぁ」ザーザー
みお「まぁしかたないよ、一緒に帰ろ?」
りつ「だね!えーっと傘傘…あれ?ない…」
みお「誰か間違えて持って行っちゃったかな…じゃあ私の傘入る?」
りつ「うん!ありがとうみおちゃん!」
♪♪♪♪通学路♪♪♪♪
りつ「あっめあっめふれふれかーさんがー…おっ?」
みお「どうしたりつ?」
りつ「いや…なんかねこさんが道の真ん中で寝てる…」
みお「あっほんとだー!濡れちゃうから起こしてあげなきゃね」タッ
りつ「だね!ねこさーん!起きてくださーい!」タッ
785 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/16(火) 07:22:42.94 ID:k5qahEm9O
りつ「…あれ?ねこさんの周りが赤い…?」
みお「…えっ?」
りつ「…うわっ!顔がぐちゃぐちゃだ…死んでる…!」
みお「えっ!?えっ!?…き、きゃぁぁぁぁぁ!」ダッ!
りつ「え、おいみお!?ちょっ、待てよ!」ダッ
786 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/16(火) 07:31:44.36 ID:k5qahEm9O
りつ「ハッ、ハッ…待てってば!」ガシッ
みお「ひゃっ!!!…なんだ、りつかぁ…」
りつ「その調子だと落ち着いたみたいだな…よし、帰ろう」
みお「うう、ねこさん…」
♪♪♪♪律の家♪♪♪♪
りつ「…ってことがあってさ」
りつ「ねぇ、お母さんもあんな風に死んじゃうの?私イヤだよ…」
りつママ「いや待て律、私は猫じゃないぞ…?」
りつママ「でも、そういう風になることもあり得ないことじゃない」
りつママ「律が昔大好きだった車にひかれたらみんなあんな風になるんだよ」
りつママ「命ってね、ちょっとしたことでなくなっちゃうようなもろい物なんだよ」
787 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/16(火) 07:35:03.23 ID:k5qahEm9O
りつ「…んー、よくわかんない」
りつママ「今はわからなくても、いずれわかるよ」
りつ「そういうもんなの?」
りつママ「そういうもんなの!…さぁ、ご飯にしようか!」
りつ「うん!わーい今日は何かなーっ」ウキウキ
788 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/16(火) 07:41:01.29 ID:k5qahEm9O
ろくがつ△にち あめ
きょうは学校でみおちゃんがいじめられてました
男子ってみんなあんなのだからきらい!
終わりの会で、先生に報告したらすごく怒られてました。やったぁ!
かえりみちで、ねこさんをみました
でも、ねこさんはしんでました。かなしかったです
そのことをおかあさんにはなすと、むずかしいことをいわれました
うーん…いつかわかるっていってたしいっか!
おわり