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975 :やっべまだあった ◆/BV3adiQ.o :2009/07/14(火) 00:35:14.68 ID:u/ZfaRJ/0
ある晴れた休日
「あずにゃんとお出掛けするのってこれで何回目だっけ~?」
「さぁ……。少なくとも軽く100回は超えてると思いますよ」
さして珍しくもなく唯先輩とお散歩をしている。
「もうそんなになるんだねぇ~」
「えぇ。もう毎日のように出掛けてますからね」
本当に、付き合いだしてからは毎日デートのお誘いが来るようになった。それまでも何度かあったけどそれの比じゃない。
……まぁ、悪い気はしないから良いんだけど。
「そういえば毎日出掛けてる気がするねぇ。……迷惑かな?」
「いえ、そんなことは無いですよ。唯先輩とお出掛けするのは楽しいですから」
唯先輩はたまに見せる切なげな表情が可愛い。そんなに心配しなくても私は先輩のことが大好きなのにな……。
「ほんとっ!? わあい! あずにゃん大好き~!」
そう言ってぎゅっと抱きついてくる唯先輩。
やっぱり元気な先輩が一番大好き。
「先輩……少し苦しいです」
「あぁ! ご、ごめん!」
……そんなにすぐに放されても悲しくなるんだけど。
「いえ……。あ、あそこにベンチがありますよ。少し休憩しましょう」
「お! いいねぇ~」
唯先輩と並んで腰を下ろす。ちょっとだけ窮屈だけど、これぐらいならいつもくっついてるし特に問題ない。
「今日もいいお天気だねぇ~」
「そうですね。太陽がぽかぽかしてて気持ちいいです」
しばらくまったりと過ごしていると、急に肩にぽすんと重みが加わった。
「ん?」
びっくりして隣を見ると、唯先輩が私の肩の上ですやすやと寝息を立てていた。
「珍しい……。唯先輩がデート中に寝るなんて」
ほんと、今までに数回あったかないかぐらいしかないのに……。
「ん……あずにゃぁん……」
「…………」
――たまには、こんな日も悪くないかもしれない。
お昼寝タイムに括ったんで更新とリンク無しでよろしく