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662 : ◆H3B0wWBnHk :2009/07/13(月) 16:08:32.01 ID:TYj1oGpU0
アル晴れた日のコト
「のどかちゃんとお出かけするのも久しぶりだねー」
「そうね、唯が軽音楽部に入ってからは全然時間が取れなくなったもの」
私は実に1年ぶりに唯と二人きりでお散歩をしている。
「お、あそこのベンチが空いてるよ~」
「あら、ほんとね」
早速唯が見つけたベンチに二人並んで座る。
「こう天気がぽかぽかしてると何だか眠くなってくるよねぇ」
「そうねぇ……」
しばらくそのままのんびりとした時間を過ごしていると、肩にぽすんと重みが降ってきた。
「ん?」
「すやすや」
気になって見てみると、唯がすやすやと気持ちよさそうに眠っているのが確認できた。
「……ほんと、こういうところだけはいつまでも変わらないのね」
だけど、ちょっとだけ安心している私がいる。
――願わくば、こんな日常が続きますように
Fin
710 : ◆Z/Yf8N8jXI :2009/07/13(月) 17:21:52.91 ID:TYj1oGpU0
ある晴れた日のこと
「憂とお出かけするのも久しぶりだね~」
「そうだね、お姉ちゃん軽音楽部に入ってから全然私と時間合わせてくれないんだもん」
私は久しぶりにお姉ちゃんと二人っきりでお散歩。
「ご、ごめんよ憂ぃ。お姉ちゃんどうしても演奏するのが楽しくて……」
「くすっ、冗談だよ、お姉ちゃん。演奏してるときのお姉ちゃん、本当に楽しそうだもん。今日みたいな日を作ってくれただけで嬉しいよ」
「憂ぃ~、やっぱり優しいねぇ」
お姉ちゃんは本当によく表情を変える。笑ってる顔でも心の底からの笑顔を見せてくれるだけで私は十分だよ。
「あ、あそこのベンチが空いてるよ~」
「本当だ~。座ろっか、お姉ちゃん」
「うん!」
二人並んで腰を下ろす。ちょっと狭いけどお姉ちゃんの体温を感じれてちょっぴり幸せかも。
「お空がぽかぽかしてると何だか眠くなってくるねぇ~」
「そうだね~」
しばらくのんびりとした時間を過ごしていると、肩にぽすんと重みが加わった。ついでに鼻腔をくすぐる甘い香りも漂ってくる。
「お、お姉ちゃん?」
びっくりしてお姉ちゃんを見てみると、ぐっすりすやすやと寝ていた。
「お姉ちゃん……疲れてるんだね……」
それはそうだよね。毎日あんなに頑張ってるんだもん。
「それなのに、今日は私に合わせてくれたんだ……」
胸の奥がほんわかした気持ちになった。
「今日は……ゆっくり休んでね、お姉ちゃん……」
夕日に照らされる公園のベンチを、そっと覗いてみよう。
二人の少女が、お互いに身を寄せ合いながらすやすやと寝息を立てている。
Fin
975 : ◆/BV3adiQ.o :2009/07/14(火) 00:35:14.68 ID:u/ZfaRJ/0
ある晴れた休日
「あずにゃんとお出掛けするのってこれで何回目だっけ~?」
「さぁ……。少なくとも軽く100回は超えてると思いますよ」
さして珍しくもなく唯先輩とお散歩をしている。
「もうそんなになるんだねぇ~」
「えぇ。もう毎日のように出掛けてますからね」
本当に、付き合いだしてからは毎日デートのお誘いが来るようになった。それまでも何度かあったけどそれの比じゃない。
……まぁ、悪い気はしないから良いんだけど。
「そういえば毎日出掛けてる気がするねぇ。……迷惑かな?」
「いえ、そんなことは無いですよ。唯先輩とお出掛けするのは楽しいですから」
唯先輩はたまに見せる切なげな表情が可愛い。そんなに心配しなくても私は先輩のことが大好きなのにな……。
「ほんとっ!? わあい! あずにゃん大好き~!」
そう言ってぎゅっと抱きついてくる唯先輩。
やっぱり元気な先輩が一番大好き。
「先輩……少し苦しいです」
「あぁ! ご、ごめん!」
……そんなにすぐに放されても悲しくなるんだけど。
「いえ……。あ、あそこにベンチがありますよ。少し休憩しましょう」
「お! いいねぇ~」
唯先輩と並んで腰を下ろす。ちょっとだけ窮屈だけど、これぐらいならいつもくっついてるし特に問題ない。
「今日もいいお天気だねぇ~」
「そうですね。太陽がぽかぽかしてて気持ちいいです」
しばらくまったりと過ごしていると、急に肩にぽすんと重みが加わった。
「ん?」
びっくりして隣を見ると、唯先輩が私の肩の上ですやすやと寝息を立てていた。
「珍しい……。唯先輩がデート中に寝るなんて」
ほんと、今までに数回あったかないかぐらいしかないのに……。
「ん……あずにゃぁん……」
「…………」
――たまには、こんな日も悪くないかもしれない。
Fin
662 : ◆H3B0wWBnHk :2009/07/13(月) 16:08:32.01 ID:TYj1oGpU0
アル晴れた日のコト
「のどかちゃんとお出かけするのも久しぶりだねー」
「そうね、唯が軽音楽部に入ってからは全然時間が取れなくなったもの」
私は実に1年ぶりに唯と二人きりでお散歩をしている。
「お、あそこのベンチが空いてるよ~」
「あら、ほんとね」
早速唯が見つけたベンチに二人並んで座る。
「こう天気がぽかぽかしてると何だか眠くなってくるよねぇ」
「そうねぇ……」
しばらくそのままのんびりとした時間を過ごしていると、肩にぽすんと重みが降ってきた。
「ん?」
「すやすや」
気になって見てみると、唯がすやすやと気持ちよさそうに眠っているのが確認できた。
「……ほんと、こういうところだけはいつまでも変わらないのね」
だけど、ちょっとだけ安心している私がいる。
――願わくば、こんな日常が続きますように
Fin
710 : ◆Z/Yf8N8jXI :2009/07/13(月) 17:21:52.91 ID:TYj1oGpU0
ある晴れた日のこと
「憂とお出かけするのも久しぶりだね~」
「そうだね、お姉ちゃん軽音楽部に入ってから全然私と時間合わせてくれないんだもん」
私は久しぶりにお姉ちゃんと二人っきりでお散歩。
「ご、ごめんよ憂ぃ。お姉ちゃんどうしても演奏するのが楽しくて……」
「くすっ、冗談だよ、お姉ちゃん。演奏してるときのお姉ちゃん、本当に楽しそうだもん。今日みたいな日を作ってくれただけで嬉しいよ」
「憂ぃ~、やっぱり優しいねぇ」
お姉ちゃんは本当によく表情を変える。笑ってる顔でも心の底からの笑顔を見せてくれるだけで私は十分だよ。
「あ、あそこのベンチが空いてるよ~」
「本当だ~。座ろっか、お姉ちゃん」
「うん!」
二人並んで腰を下ろす。ちょっと狭いけどお姉ちゃんの体温を感じれてちょっぴり幸せかも。
「お空がぽかぽかしてると何だか眠くなってくるねぇ~」
「そうだね~」
しばらくのんびりとした時間を過ごしていると、肩にぽすんと重みが加わった。ついでに鼻腔をくすぐる甘い香りも漂ってくる。
「お、お姉ちゃん?」
びっくりしてお姉ちゃんを見てみると、ぐっすりすやすやと寝ていた。
「お姉ちゃん……疲れてるんだね……」
それはそうだよね。毎日あんなに頑張ってるんだもん。
「それなのに、今日は私に合わせてくれたんだ……」
胸の奥がほんわかした気持ちになった。
「今日は……ゆっくり休んでね、お姉ちゃん……」
夕日に照らされる公園のベンチを、そっと覗いてみよう。
二人の少女が、お互いに身を寄せ合いながらすやすやと寝息を立てている。
Fin
975 : ◆/BV3adiQ.o :2009/07/14(火) 00:35:14.68 ID:u/ZfaRJ/0
ある晴れた休日
「あずにゃんとお出掛けするのってこれで何回目だっけ~?」
「さぁ……。少なくとも軽く100回は超えてると思いますよ」
さして珍しくもなく唯先輩とお散歩をしている。
「もうそんなになるんだねぇ~」
「えぇ。もう毎日のように出掛けてますからね」
本当に、付き合いだしてからは毎日デートのお誘いが来るようになった。それまでも何度かあったけどそれの比じゃない。
……まぁ、悪い気はしないから良いんだけど。
「そういえば毎日出掛けてる気がするねぇ。……迷惑かな?」
「いえ、そんなことは無いですよ。唯先輩とお出掛けするのは楽しいですから」
唯先輩はたまに見せる切なげな表情が可愛い。そんなに心配しなくても私は先輩のことが大好きなのにな……。
「ほんとっ!? わあい! あずにゃん大好き~!」
そう言ってぎゅっと抱きついてくる唯先輩。
やっぱり元気な先輩が一番大好き。
「先輩……少し苦しいです」
「あぁ! ご、ごめん!」
……そんなにすぐに放されても悲しくなるんだけど。
「いえ……。あ、あそこにベンチがありますよ。少し休憩しましょう」
「お! いいねぇ~」
唯先輩と並んで腰を下ろす。ちょっとだけ窮屈だけど、これぐらいならいつもくっついてるし特に問題ない。
「今日もいいお天気だねぇ~」
「そうですね。太陽がぽかぽかしてて気持ちいいです」
しばらくまったりと過ごしていると、急に肩にぽすんと重みが加わった。
「ん?」
びっくりして隣を見ると、唯先輩が私の肩の上ですやすやと寝息を立てていた。
「珍しい……。唯先輩がデート中に寝るなんて」
ほんと、今までに数回あったかないかぐらいしかないのに……。
「ん……あずにゃぁん……」
「…………」
――たまには、こんな日も悪くないかもしれない。
Fin
:お昼寝タイム ◆RJ8rtnIkh. :2009/07/15(水) 19:56:49.79 ID:epMYwxIw0
ある晴れた日のこと
「澪と出掛けるのも久しぶりだなー」
「そうだな、最近は唯たちとみんなで出掛けてばっかりだったしな」
私は久しぶりに律と二人きりで散歩に出掛けている。
「お、あそこのベンチが空いてるぜー?」
「ほんとだ、座るか」
律が見つけたベンチに二人並んで腰を下ろす。
「こう天気がいいと、何だか眠くなってこないか?」
「いや、ならないだろ」
しばらくお喋りをしながらのんびり過ごしていると、肩にぽすんと重みが降りてきた。
「ん?」
気になってそちらを見てみると――」
「zzz」
律が穏やかな表情で寝息を立てていた。
「……はぁ、本当に寝る奴がいるのか……」
「んんぅ……みぉ~」
「……」
ま、今回ぐらいは見逃してやるか。
Fin