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508 :ゆいういであいすとか ◆Z/Yf8N8jXI :2009/07/23(木) 14:46:36.25 ID:OQO1NHFH0  ある晴れた日。 「やっぱりあいすはおいしいなぁ~」 「そうだね~」  私はお姉ちゃんと一緒に喫茶店に来ている。 「これなら何個だって食べられそうだよ~」 「あはは、お姉ちゃんほんとにアイス大好きなんだね~」 「世界で3番目に大好きなんだ~」 「あれっ、そうなんだ」  てっきりアイスが1番かと思ってたのに……。 「それじゃ、2番目は何なの?」 「2番目はギー太だよ~」 「あはは、ほんとに大事にしてるもんね~」  服を着せたり添い寝したりしてるし。 「それじゃ、1番目は――」 「1番目は憂だよ~」 「――えっ」  私が言い切る前に、お姉ちゃんに告白をされた。  どきどき。  思いがけないお姉ちゃんの言葉に、心臓の鼓動が速くなる。 510 :ゆいういであいすとか ◆Z/Yf8N8jXI :2009/07/23(木) 14:48:24.40 ID:OQO1NHFH0 「それって、どういう意味……?」 「もちろん、憂が世界で一番大好きって意味だよっ!」  ぎゅっ。  そう言うと、お姉ちゃんは私を抱きしめてきた。  どきどきどきどき。  久しぶりの抱擁に心臓の鼓動がますます速くなる。 「お、お姉ちゃん……」 「本当に、憂が妹でよかったよ」  ぎゅうっ。  さらに強く抱きしめられる。 「私、何もできないだめだめなお姉ちゃんだから……」 「そ、そんなことないよ」  お姉ちゃんと一緒にいられるだけで幸せだもん。 「でも……」 「お姉ちゃんは、ちょっと勘違いしてるんじゃないかな」 「えっ?」  お姉ちゃんがふと顔を上げた隙に――  ちゅっ。 511 :ゆいういであいすとか ◆Z/Yf8N8jXI :2009/07/23(木) 14:49:07.53 ID:OQO1NHFH0 「……へっ?」 「えへへ~」 「え、な、今のって……?」 「ちゅう、だよっ」  何をされたのか理解できていないお姉ちゃんに、教えてあげる。  すると―― 「ちゅちゅちゅちゅうっ!?」  途端に顔を真っ赤にしてあたふたとし始める。  ……かわいい。 「そうだよ~」 「そうだよって、そんな簡単に……」  あたふた。 「ふふっ、お姉ちゃんかわいい~」  なでなで。 「ふしゅぅぅぅぅ……」  あ、顔から湯気が出てる……。 「今のはお姉ちゃんに対する感謝の気持ちだよ?」  なんだか真に受けてるような気がするから教えてあげる。 「へ?」 「私は、お姉ちゃんと一緒にいられるだけで幸せなんだ~」  だから、お姉ちゃん―― 「――これからも、私のお姉ちゃんでいてくれるよね?」 「――うんっ」 Fin

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