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目を覚ました私は、見知らぬ場所にいた。 鶏肉」(2009/08/12 (水) 08:15:17) の最新版変更点

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450 :鶏肉 ◆KXdf4vT3Ls :2009/07/29(水) 00:32:42.56 ID:huLFgmsyO ここは、どこだろう。 目を覚ました私は、見知らぬ場所にいた。 全裸のまま、両手両足を縛られ、口には猿轡。 辺りを照らすものは、月光しかなく、私は、そのわずかな明かりを頼りに、ここがどこか確認しようとした。 屋内なのは間違いない、広さはあまりなく、よく見るとあちこちが傷んでいる。おそらく、どこかの廃墟の一室なのだろう。 何故、私はこんな所にいるのだろう? 記憶を辿ってみる。 私は、いつものように部活を終え、澪と一緒に帰っていた。 そうだ、その帰り道で、気を失ったのだ。 ということは、気を失っている間に、私はここへ連れてこられたわけか。 しかし、誰が、何のために? 「目を覚ましたんだな、律」 聞き覚えのある声、澪の声だ。 だが、その声の調子は、今までに私が聞いたことのないものだった。 451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 00:34:35.94 ID:huLFgmsyO 私は、その声の中に、常軌を逸した、何かただならぬものを感じ取る。 それは、私の中にある、声の主のイメージとは、全く符合しなかった。 「律」 声の主が、私の前に、姿を現す。 その瞬間、私は、全身から血の気が引いて行くのを感じた。 その目にあるものを、何と言えばいいだろうか。 狂気―― その言葉だけでは、片付かないものが、そこにはある。 私とこいつの付き合いは長い。 私は、こいつの色々な姿を知っている。 だが、私は、こいつのこんな目を知らない、こんな姿を知らない。 逃げろ―― 反射的に、そんな考えが頭をよぎり、私は、縛られていることも忘れ、走り出そうとした。 当然、私は、無様に倒れてしまった。 454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 00:37:03.33 ID:huLFgmsyO 「ひどいなあ。逃げようとするなんて」 澪が私に体を重ねてきた。 「律、好きだ。どこにも行かないで」 澪が私の体中を撫で回す。 ねっとりとした手つきで、隅々まで、丹念に。 心の底から、恐怖が溢れ出した。 涙が止まらない。 もし、口を塞がれていなければ、私はひたすら絶叫していたであろう。 「律、何で泣いてるんだ?」 澪の顔が私の顔に近づく。 恐怖のあまり、私は失禁してしまった。 「律、漏らしたのか?」 澪は、一旦私の体から離れ、私の股間に、顔を押しあてた。 「駄目だよ。律は綺麗じゃないと」 澪が私の股間を舐め始めた。 464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 00:41:37.68 ID:huLFgmsyO 澪の手が、私の股間に伸びてきた。 「気持ち良くしてやるよ」 そう言って、私の股間をいじり始める。 猿轡の間から、私は微かに声を漏らしてしまった。 「どう気持ち良い?」 間違いなく、気持ち良い。 だが、澪と目が合った瞬間、恐怖がそれを越えてしまう。 私は、また、泣き出してしまった。 「大丈夫。律の純潔を奪ったりしないよ。律はずっと清らかでいなきゃ駄目なんだ」 再び、舌を動かし始める。 その間も、股間をまさぐる手は休めない。 押し寄せる快感の波、それを凌駕する恐怖。 私は、もう、訳が分からなくなっていた。 466 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 00:43:05.38 ID:huLFgmsyO どれだけの時間が経ったのであろう。 全身を舐めまわし、澪はようやく舐めるのをやめた。 「律は私だけのもの。これからもずっと一緒だよ」 どうやら、この地獄は、まだまだ続くらしい。 終わり

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