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【けいおん×春合宿】 第1話 「合宿決定」 ギー助」(2009/08/22 (土) 06:30:29) の最新版変更点

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362 :ギー助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/10(月) 08:02:10.48 ID:UU0f1QAZ0 【けいおん×春合宿】 第1話「合宿決定」 コンサートの前座、ホームページ作り。今年に入ってから軽音部は大忙しだった だが、今はもう3月の下旬。明日で学校も終わりである 音楽室の窓辺で、律はなんとなく外を見ていた。温かい日差しが気持ちいい 「あぁ・・・もう春か・・・」 唯が近づいてきた 「どうしたの?りっちゃん」 「春だよな・・・・」 「それは私の頭の中がってこと?」 363 :ギー助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/10(月) 08:03:09.75 ID:UU0f1QAZ0 「唯、お前の頭の中は『ギ―太でいっぱい!』だろ」 「そうだったね★テヘッ!」 と、返してみたものの、律はそのまま窓の外を見続けている 「・・・りっちゃん元気ないね」 「あたしたちもう3年になるんだぞ。3年生・・・・」 そう言って、また律は窓の外を向いてしまった 唯はテーブルに戻って行った。ムギがちょうどティータイムの用意を終えたところだった 「りっちゃん隊長!紅茶が入ったでごわす!」 「そうか・・・今行く」 ムギ、澪、唯、梓が座っているテーブルに向かって、律がふらふらと歩いてきた 「どうしたんだ・・・律らしくもない」 澪が心配そうに律の顔を覗き込む 364 :ギー助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/10(月) 08:04:46.60 ID:UU0f1QAZ0 「なぁ澪・・・・」 「なんだ律」 「・・・なんでもない」 「なんでもないことはないだろ」 「じゃぁ、抱きしめて」 「・・・・は?」 「寂しき乙女を抱いてくだされ」 「・・・ホントにどうしたんだ?」 澪だけでなく4人全員が律を不安そうに見つめていた 「もしかして5月病!?」 ムギが思いついたように口にした 「今はまだ3月ですよ、ムギ先輩」 「じゃぁ3月病か」 澪はそう言いながら律のおでこに手を当てた 「・・・熱は無いみたいだし」 「澪の手、あったかい」 「そうか、よしよし」 澪は律の頭を軽くなでてやった 「りっちゃんだけずるい~」 「はいはい」 開いていた手で澪は唯の頭もなでてやった 366 :ギー助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/10(月) 08:15:40.78 ID:3QE87zvk0 突然、律が口を開いた 「なぁ、春休みはみんな何するんだ?」 「う~ん、また新しい歌詞でも考えようかなぁ」 「とくにありせんわ」 「家でアイスいっぱい食べるぅ。あと、ギ―太とたくさん遊ぶっ」 「私も家でギターの練習でもしようかなって思ってます」 みんなの返事を聞き、律がはぁ、と息をもらした 「みんなといっしょにいたいなぁ」 しばしの沈黙が続いた。そして、その沈黙を澪の言葉が破った 「春合宿。するか」 「みおっ!愛してるっ!」 澪の言葉を聞くや否や律の目に火がともり、澪に抱きついた 「あっ、こらっ!」 「いいじゃんいいじゃん、ちょっとだけ」 367 :ギー助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/10(月) 08:18:30.75 ID:3QE87zvk0 こうして軽音部の春合宿が決まった 温かい春の陽気。その中でさっきと変らず5人はまた、うとうとしながら紅茶をすすり始めたのだっ た 「ムギちゃんがいれてくれた紅茶はやっぱりおいしいや」 「そんな、照れちゃいますよ」 「あ、ミルキャラコーヒークッキーとるなよ、唯」 「ごめ~ん、じゃこれ食べちゃお」 「唯先輩!私のムギチョコ入りぱふぱふチョコパイ取らないでくださいっ」 「ぶひ~っ、あずにゃんまでっ!」 「唯先輩はお菓子食べすぎなんですよっ。もう10個も食べてるじゃないですか」 「だってぇ、食べても太らないし~」 4人が声をそろえて 「うらやましい」 と言ったのはいうまでもない [[第2話 「ハワイ?グアム?春合宿はリゾート気分!?」>http://www39.atwiki.jp/k-onvip/pages/466.html]]へ続く

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