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【カレーとけいおん】  ギー助」(2009/08/20 (木) 02:13:33) の最新版変更点

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568 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 16:10:30.63 ID:hOTfj7LY0 【カレーとけいおん】 澪は駅近くのスーパーに来ていた 今日は親が家にいないので、自炊しなければならないのだ (カレーにでもしよっかな…夏だし) 『とろけるカレー』をカゴに入れ、レジに向かって歩き出した すると、すぐそばの曲がり角から唯がひょっこりと出てきた 「あ、みおちゃんっ!」 「どうしたんだ唯、こんなところで…」 「ばんごはん買いに来たんだっ!」 嬉しそうに言う唯の後ろには憂の姿が見えた 「あれっ、憂ちゃんもいっしょなんだ」 「あ、澪先輩っ。お姉ちゃんがお世話になってます」 そう言って憂はペコリと頭を下げた 569 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 16:12:58.10 ID:hOTfj7LY0 「いやいや、そんな大げさな・・・」 「ねぇねぇ、澪ちゃん、よかったら家でごはん食べない?」 「えっ?」 「今日カレーにするつもりだからさっ、ねぇ、一緒に食べようよ」 「なんか恐縮なんだが…憂ちゃんはいいの?」 「えぇ、歓迎しますよっ!ぜひいらしてください!」 (相変わらず良い妹さんだ…) そう思いながら澪は2人に着いて行った 「そうだ!どうせだったら軽音部のみんなも呼ぼうよ!」 結局、夏休みということもあり、唯は他の3人も呼ぼうと言い始め、憂もそれに賛成した 「隠し味に板チョコいれよっ!」 「おねーちゃんっ、それホワイトだよっ!」 「ちょっとマイルドなのいれてみようか」 そう言って澪はブラックを取った 571 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 16:15:14.95 ID:hOTfj7LY0 いきなり沢山の人間が家に来て、大丈夫なものだろうかと澪は思ったが (楽しそうだし、まぁいっか) と、気楽に考えてみたのである 「おーい、みんなぁ」 スーパーの前で待っていると 「おいーっす!」 「憂、元気だったぁ?」 「バイトがちょうど終わったんで来てみました」 相変わらずの3人がやってくると 「じゃ、いこっか」 と、6人は唯の家に向かって歩き始めた 572 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 16:17:23.25 ID:hOTfj7LY0 ほどなくして家に着くと、唯が玄関のカギを開けた 「そういえば唯、お父さんとかお母さんは」 「第20回新婚旅行に出かけてるよっ!」 「…ラブラブなんだな」 「うらやましいですわ」 憂がリビングの電気をつける 「じゃぁ、みなさんはここでくつろいでいてください。カレー作ってきますね」 そこで澪が立ち上がる 「今日はみんなでカレー作らないか?いつもいつも憂ちゃん大変なんだし」 「そうだよ、うい。今日は私たちに任せてちょ~だいっ!」 「おねぇちゃん…」 憂は少し目に涙をためてから 「ありがとう」 とつぶやいた 573 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 16:20:55.18 ID:hOTfj7LY0 「た、玉ねぎ目にしみるぅ…」 「な、夏合宿以来ですなっ、りっちゃん隊員っ!」 二人は大粒の涙をすでに流していた 「カレー作りなんて久しぶりですわ」 「お肉炒めるの楽しいですっ」 「ご飯も炊かなきゃな」 澪は炊飯器をセットした 「みなさんっ、テーブルのほうはもう準備完了しました~っ」 憂はすでに食器もすべて並べ終わっていた 「は…早い!」 「うれしかったんで…テヘ」 「さすがは…ういだぁ…ひぐっ」 「泣かないでっ、おねーちゃん」 「…まだ玉ねぎ目にしみるのか…」 574 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 16:23:12.05 ID:hOTfj7LY0 「できた~っ!」 唯が鍋ごとテーブルに持ってきた 「すごいいいニオイが…って、なんか入ってる?」 律が鍋の中を覗き込む 「ちょ、チョコそのまんま?」 鍋の中には黒くて平べったい正方形の塊が浮いていた 「あれ、溶けてないのか」 「…澪が入れたのか?」 「そのままじゃまずかったかな?だめ?」 澪は苦笑した 「いいわけないだろ~っ!!」 澪はカレーをもう一度しっかりと煮込む羽目になったのであった (でも、なんか幸せだ…) 煮込み直したカレーは、とてもとても美味しかったそうである Fin
568 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 16:10:30.63 ID:hOTfj7LY0 【カレーとけいおん】 澪は駅近くのスーパーに来ていた 今日は親が家にいないので、自炊しなければならないのだ (カレーにでもしよっかな…夏だし) 『とろけるカレー』をカゴに入れ、レジに向かって歩き出した すると、すぐそばの曲がり角から唯がひょっこりと出てきた 「あ、みおちゃんっ!」 「どうしたんだ唯、こんなところで…」 「ばんごはん買いに来たんだっ!」 嬉しそうに言う唯の後ろには憂の姿が見えた 「あれっ、憂ちゃんもいっしょなんだ」 「あ、澪先輩っ。お姉ちゃんがお世話になってます」 そう言って憂はペコリと頭を下げた 569 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 16:12:58.10 ID:hOTfj7LY0 「いやいや、そんな大げさな・・・」 「ねぇねぇ、澪ちゃん、よかったら家でごはん食べない?」 「えっ?」 「今日カレーにするつもりだからさっ、ねぇ、一緒に食べようよ」 「なんか恐縮なんだが…憂ちゃんはいいの?」 「えぇ、歓迎しますよっ!ぜひいらしてください!」 (相変わらず良い妹さんだ…) そう思いながら澪は2人に着いて行った 「そうだ!どうせだったら軽音部のみんなも呼ぼうよ!」 結局、夏休みということもあり、唯は他の3人も呼ぼうと言い始め、憂もそれに賛成した 「隠し味に板チョコいれよっ!」 「おねーちゃんっ、それホワイトだよっ!」 「ちょっとマイルドなのいれてみようか」 そう言って澪はブラックを取った 571 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 16:15:14.95 ID:hOTfj7LY0 いきなり沢山の人間が家に来て、大丈夫なものだろうかと澪は思ったが (楽しそうだし、まぁいっか) と、気楽に考えてみたのである 「おーい、みんなぁ」 スーパーの前で待っていると 「おいーっす!」 「憂、元気だったぁ?」 「バイトがちょうど終わったんで来てみました」 相変わらずの3人がやっきたので 「じゃ、いこっか」 と、6人は唯の家に向かって歩き始めた 572 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 16:17:23.25 ID:hOTfj7LY0 ほどなくして家に着くと、唯が玄関のカギを開けた 「そういえば唯、お父さんとかお母さんは」 「第20回新婚旅行に出かけてるよっ!」 「…ラブラブなんだな」 「うらやましいですわ」 憂がリビングの電気をつける 「じゃぁ、みなさんはここでくつろいでいてください。カレー作ってきますね」 そこで澪が立ち上がる 「今日はみんなでカレー作らないか?いつもいつも憂ちゃん大変なんだし」 「そうだよ、うい。今日は私たちに任せてちょ~だいっ!」 「おねぇちゃん…」 憂は少し目に涙をためてから 「ありがとう」 とつぶやいた 573 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 16:20:55.18 ID:hOTfj7LY0 「た、玉ねぎ目にしみるぅ…」 「な、夏合宿以来ですなっ、りっちゃん隊員っ!」 二人は大粒の涙をすでに流していた 「カレー作りなんて久しぶりですわ」 「お肉炒めるの楽しいですっ」 「ご飯も炊かなきゃな」 澪は炊飯器をセットした 「みなさんっ、テーブルのほうはもう準備完了しました~っ」 憂はすでに食器もすべて並べ終わっていた 「は…早い!」 「うれしかったんで…テヘ」 「さすがは…ういだぁ…ひぐっ」 「泣かないでっ、おねーちゃん」 「…まだ玉ねぎ目にしみるのか…」 574 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 16:23:12.05 ID:hOTfj7LY0 「できた~っ!」 唯が鍋ごとテーブルに持ってきた 「すごいいいニオイが…って、なんか入ってる?」 律が鍋の中を覗き込む 「ちょ、チョコそのまんま?」 鍋の中には黒くて平べったい正方形の塊が浮いていた 「あれ、溶けてないのか」 「…澪が入れたのか?」 「そのままじゃまずかったかな?だめ?」 澪は苦笑した 「いいわけないだろ~っ!!」 澪はカレーをもう一度しっかりと煮込む羽目になったのであった (でも、なんか幸せだ…) 煮込み直したカレーは、とてもとても美味しかったそうである Fin

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