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647 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21:15:29.34 ID:hOTfj7LY0
【けいおん×春合宿】
第4話「唯と憂」
「ただいま~っ!」
「あっ!お帰りっ、おねえちゃんっ!」
唯が元気よく帰宅すると、憂はいつものように笑顔で出迎える
「ういっ、明日から春合宿するんだっ!」
「えっ、ほんと!?」
「うん、だから今日は早く寝るつも……うい?」
唯は途中で言葉を止めた
それは、憂が泣き始めてしまったからだった
651 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21:20:33.22 ID:hOTfj7LY0
「う、うい?どうしたの?」
「おねぇちゃん…うぐっ」
無理もない。憂にとって唯は姉であるとともに、ある意味で心のよりどころでもあったのだ
「明日は2人で一日家でゆっくりできると思ったのに…ぐすん」
「うい…そうだよね。最近私ういと一緒に過ごしてないもんね」
唯はそっと憂のことを抱きしめた
「うい…大好きだよっ…」
「おねえ…ちゃん…」
「うい、いつも手間かけさせてごめんね、こんなお姉ちゃんでごめんね…」
ポタポタと床に涙が落ちた。唯の涙だった
652 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21:22:40.81 ID:hOTfj7LY0
「部活で楽しいからって、家のことほったらかしにして…うぐっ」
「…おねーちゃん」
「そのくせ、クリスマス会とかでみんなを家に呼んじゃって…忙しくさせちゃって…」
耐えきれなくなったのか、唯は突っ伏してしまった
「うぐっ、うっ、うっ、うぐっ」
「……」
憂は唯の自由奔放な性格は分かっていたし、それが好きだった
654 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21:26:02.93 ID:hOTfj7LY0
「おねぇちゃん。私、そんなことは全然気にしてないんだ」
「……」
「ただ、最近すごく寂しくて…」
「ごめんね…」
「ううん、お姉ちゃんは悪くない。私の心が弱いのが…」
「いっしょに…ねよ」
「…え?」
唯はまだ涙を流していた
「今日は、一緒に寝よ。うい」
憂は唯の顔を見つめた
「うん、おねえちゃん」
その夜、2人は同じベッドで寝た
655 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21:31:51.25 ID:hOTfj7LY0
次の日、2人は時を同じくして目を覚ました
「おはよ、うい」
「おはよう、お姉ちゃん」
大きなあくびを一つした後、唯は尋ねた
「うい…一緒に合宿行かない?」
それは憂にとってあまりにも意外なことだった
「えっ、いいの?お姉ちゃん」
「いつも私たちがお世話になってるのに、私たちだけで合宿なんてずるいじゃん。一緒に行こう♪」
「みんながいいなら…」
「じゃ、決定!」
こうして憂も合宿に行くことになった
2人はそそくさと準備を整えると、家を後にした
「あ、でも私楽器持ってないや」
「ムギちゃんに聞いてみるっ!」
唯は携帯を開いた
第5話「ムギの秘密」 へ続く
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647 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21:15:29.34 ID:hOTfj7LY0
【けいおん×春合宿】
第4話「唯と憂」
「ただいま~っ!」
「あっ!お帰りっ、おねえちゃんっ!」
唯が元気よく帰宅すると、憂はいつものように笑顔で出迎える
「ういっ、明日から春合宿するんだっ!」
「えっ、ほんと!?」
「うん、だから今日は早く寝るつも……うい?」
唯は途中で言葉を止めた
それは、憂が泣き始めてしまったからだった
651 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21:20:33.22 ID:hOTfj7LY0
「う、うい?どうしたの?」
「おねぇちゃん…うぐっ」
無理もない。憂にとって唯は姉であるとともに、ある意味で心のよりどころでもあったのだ
「明日は2人で一日家でゆっくりできると思ったのに…ぐすん」
「うい…そうだよね。最近私ういと一緒に過ごしてないもんね」
唯はそっと憂のことを抱きしめた
「うい…大好きだよっ…」
「おねえ…ちゃん…」
「うい、いつも手間かけさせてごめんね、こんなお姉ちゃんでごめんね…」
ポタポタと床に涙が落ちた。唯の涙だった
652 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21:22:40.81 ID:hOTfj7LY0
「部活で楽しいからって、家のことほったらかしにして…うぐっ」
「…おねーちゃん」
「そのくせ、クリスマス会とかでみんなを家に呼んじゃって…忙しくさせちゃって…」
耐えきれなくなったのか、唯は突っ伏してしまった
「うぐっ、うっ、うっ、うぐっ」
「……」
憂は唯の自由奔放な性格は分かっていたし、それが好きだった
654 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21:26:02.93 ID:hOTfj7LY0
「おねぇちゃん。私、そんなことは全然気にしてないんだ」
「……」
「ただ、最近すごく寂しくて…」
「ごめんね…」
「ううん、お姉ちゃんは悪くない。私の心が弱いのが…」
「いっしょに…ねよ」
「…え?」
唯はまだ涙を流していた
「今日は、一緒に寝よ。うい」
憂は唯の顔を見つめた
「うん、おねえちゃん」
その夜、2人は同じベッドで寝た
655 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21:31:51.25 ID:hOTfj7LY0
次の日、2人は時を同じくして目を覚ました
「おはよ、うい」
「おはよう、お姉ちゃん」
大きなあくびを一つした後、唯は尋ねた
「うい…一緒に合宿行かない?」
それは憂にとってあまりにも意外なことだった
「えっ、いいの?お姉ちゃん」
「いつも私たちがお世話になってるのに、私たちだけで合宿なんてずるいじゃん。一緒に行こう♪」
「みんながいいなら…」
「じゃ、決定!」
こうして憂も合宿に行くことになった
2人はそそくさと準備を整えると、家を後にした
「あ、でも私楽器持ってないや」
「ムギちゃんに聞いてみるっ!」
唯は携帯を開いた
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