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【ちっちゃな手】  ギー助」(2009/08/23 (日) 06:57:28) の最新版変更点

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292 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/22(土) 23:26:10.12 ID:II/RIJOO0 【ちっちゃな手】 その日、梓は唯の家に来ていた。2人でギターの特訓をするためだ。 「あっ、唯先輩。そこはこう押さえてくださいっ」 「ありゃりゃ、間違えちゃった」 中々うまく押さえられない唯にうずうずした梓は、思わず手を出していた。 「ほら、こうやって押さえてみてください」 「あずにゃん…」 「何ですか?」 気がつくと、唯は梓の手をつかんでいた。 293 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/22(土) 23:29:58.05 ID:II/RIJOO0 「あずにゃんの手、ちっちゃいね」 「そうですか?」 「うん。ちっちゃくて可愛い」 そう言って唯は手を絡めてきた。 「せ、先輩、何するんですかっ?」 「…きもちいこと」 「れ、練習しないと…」 「ちょっとだけ休憩♪」 いつの間にか梓は唯に押し倒されていた。 294 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/22(土) 23:32:59.59 ID:II/RIJOO0 「ちょっとだけ、キスしよっ」 「ちょっとですよ…」 2人はそっと口を重ねた。 しばらく、2人はそのままでいた。 「うんっ…」 「んッ…ぷはぁ」 梓は苦しくなって唯から口を離した。 「だ、大丈夫!?あずにゃんっ」 「だ、大丈夫です」 2人の口の間からは細い糸が垂れていた。 298 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/22(土) 23:35:28.49 ID:II/RIJOO0 「気持ち…よかったんだね」 唯の言葉に、梓がうなずく。 「はい…こんな気持ち初めてですっ。唯先輩ってやっぱり凄いですっ」 唯に手をひかれ、梓は起き上った。 「練習、始めよっか」 「はいっ」 2人はギターパートの合わせを始めた。 301 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/22(土) 23:39:15.31 ID:II/RIJOO0 「さっきより、合ってますね!」 「キスしたのが、よかったのかなぁ」 唯は唇に手を当てて、つぶやいた。 「そうかも…しれませんね」 梓はほんのりと顔を赤らめた。 「この練習、2人だけの秘密にしようね」 「はいっ」 2人は再び合わせを始めた。 Fin

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