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446 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/25(火) 21:53:10.81 ID:1SJxJ4HD0 【あいすあいすあいす】 「ただいま~」 「あっ、お姉ちゃんだ」 私は玄関までちょっと小走りで向かった。 あれ?玄関の向こう側には人影が2人。 ガチャ 「うい~帰ってきたよぉ」 「おかえり!おねえちゃん」 お姉ちゃんと一緒にいたのは梓ちゃんだったみたい。 「憂、ちょっとお邪魔するね」 「あ、梓ちゃん、いらっしゃい!」 私はいつものようにスリッパを並べる。 「あ、いいよ憂。そんなに気を遣わなくて」 「いつもやってることだからっ」 私は2人と一緒に居間に向かった。 450 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/25(火) 21:57:00.20 ID:1SJxJ4HD0 「はふぅ~今日も疲れたじぇ~」 お姉ちゃんは鞄をドサッと床に置いてごろごろし始めた。 いつ見ても可愛い♪ 「唯先輩っ、練習しますよ」 「梓ちゃん、練習ってギターの?」 「うん、今日は部活無いから2人で練習しようと思って」 そう言いながら梓ちゃんはケースからギターを出し始めた。 「唯先輩、やりますよっ」 「ちょっと休んでから~あずにゃ~ん」 梓ちゃんはちょっと困った顔をする。やっぱり梓ちゃんも可愛いやっ♪ 「ねぇ憂。なんとかならないかなぁ」 「まかせてっ」 ごろごろするお姉ちゃんを見れないのは残念だけど、今は練習が大事だもんね。 とりあえずいつもの手を使ってみよう。冷蔵庫に確かアイスがあったはず… 「あったっ!」 冷蔵庫の奥の方にあったスーパーカップを持って、私は居間に戻った。 451 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/25(火) 22:00:26.87 ID:1SJxJ4HD0 「おねぇちゃん、アイスあるよっ!」 「おおっ!あいすぅ!」 さっきとは打って変わってお姉ちゃんがシャキッとする。 もう、なんて可愛いんだろう…目がすっごいキラキラしてる… 「練習が終わったら、食べようね!」 「あずにゃん!練習開始だぁっ!」 「は、はい…」 ふふ、梓ちゃん唖然としてる。いつもこうなんだから、お姉ちゃんは。 それにしてもお預けってホントに気持ちいいなぁ。お姉ちゃん、私今日はもうお腹いっぱいだよ。 私はしばらく2人の練習風景を見ることにした。 463 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/25(火) 22:23:20.64 ID:1SJxJ4HD0 「あっ、唯先輩、そこはこう押さえるんですぅ」 「はわわっ、また間違えちゃった」 やっぱり2人とも可愛い…お姉ちゃんに梓ちゃん。今日の私はとても恵まれてるっ! ちょっと2人の中に入ってみようかな。 「梓ちゃん、何か手伝えることとかある?」 「あ、憂。できたら唯先輩の体押さえててくれる?」 「えっ、こう?」 私はお姉ちゃんの体を後ろから軽く抑えた。 お姉ちゃんの体、やわらかいよぉ。 「唯先輩はちょっと体に無駄な力が入ってるかもしれないんです」 「そうかなぁ?」 「だから、力を抜きましょう!」 突然、あずさちゃんがお姉ちゃんをくすぐり始めた。 467 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/25(火) 22:27:12.38 ID:1SJxJ4HD0 「ひゃふっ、ははは、くすぐったいよぉ、あずにゃん」 「どうですか?力抜けましたか?」 「うんっ、もうやめて、くすぐっひゃい…」 お姉ちゃん…くすぐりに弱かったんだね。今度試してみようっ。 私が押さえているのに、お姉ちゃんは激しく動く。 だから私は、もっともっとぎゅっとしたくなっちゃった。 「憂…くるしぃ…」 「あっ!ごめんねお姉ちゃんっ!」 やりすぎちゃった♪ 468 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/25(火) 22:30:06.46 ID:1SJxJ4HD0 「じゃぁ、もう一回弾いてみてください」 「こ、こうかな?」 ジャン♪ 「出来てます!すごいです唯先輩!」 「えへへ、なんか照れる…」 「私もびっくりしちゃった。すごいねお姉ちゃん!」 あれ、お姉ちゃんが私のこと見つめてくる… 「う~い~」 「どうしたのお姉ちゃん?」 「ごほうびのあ~い~す~」 私は満面の笑みで答えた。 「おあずけっ♪」 Fin

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