「またやってしまった。これで何度目だろうか ID:QCgllmPG0」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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874 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/01(火) 15:04:39.17 ID:QCgllmPG0
はあ……
またやってしまった。これで何度目だろうか
些細な事で律と喧嘩して、意地張って……
こんな自分が嫌になる
しかも風邪のせいか頭痛がして何も考えれない
いや、何も考えたくない
……とりあえず今日はもう寝ちゃ――
トットット
あれ、この足音は
「俺かー……?」
カチャ、とドアが開く
「超能力者かお前は!」
875 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/01(火) 15:10:35.72 ID:QCgllmPG0
やっぱり。
久しぶりに会ったというのにこのテンション
まさに男版律というか……
「元気ねーなー」
「ごめん、ちょっと風邪で頭が……」
「知ってるよ、だから来たんだろー?」
さぞかし律にでも聞いたんだろう
学校も休んじゃったし……
「で、どうしたんだ?」
「へ?」
「律だよ。律と何かあったんだろ?」
う。
超能力者は俺の方だ
……
876 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/01(火) 15:12:21.50 ID:QCgllmPG0
「……なにもないよ」
知られたくない。知られる訳にはいかない
知ったら絶対律と……
「澪がそんなに落ち込むのって律がらみしかないじゃん」
「ほら、お兄さんに話してみなさい!」
……俺は昔から律と仲がよかった。
一応私と律、俺は幼馴染みなんだけど……
私に入り込む隙間がないくらい二人は仲がよかった。そばから見たらカップルにしか見えなかった
……私は、俺にとってなんなんだろう
どうせ今日は律に頼まれて来たに違いない……
そう考えると何故か無性にに怒りが込み上げてきた
「何があったんだ?」
……
「……別に、何も」
「そんな訳――」
「何もないっ!!」
877 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/01(火) 15:14:11.02 ID:QCgllmPG0
「っ!」
自分でもびっくりした
柄にもなく声を張り上げて……
「……ごめん、とにかく俺には関係ないよ」
俺には関係ない。
俺にとって私はたぶん友達だから
私にとって俺は……
「……関係なくねえよ」
「関係ないよ」
「そんな訳ねえ!!」
体がビクッてしたのが自分でも分かった
こ、怖い。
こんなに怒った俺は今まで見たことなかった
878 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/01(火) 15:16:14.72 ID:QCgllmPG0
「……す、好きな女の子が友達と喧嘩したら心配するだろ! だから……」
「へ?」
「だから……俺は澪が好きだ!」
……
バタッ
「お、おい?! 澪」
「ん……」
頭がぼーっとする……
記憶が曖昧だ……なんで私は今寝てたんだっけ
確か俺が……
!!
879 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/01(火) 15:20:36.79 ID:QCgllmPG0
「お、起きたか?」
「――!!///」
お、思い出した
えと、確か俺がわ、私の事す、すすす……///
ど、どどうしよう
……というか律とつ、付き合ってるんじゃなかったのか……
「……すまん、嫌だったよな」
「いきなり告白して迷惑だったよな」
「あ、え、えと……」
違う
迷惑なんかじゃ……
声が出ない
880 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/01(火) 15:22:57.71 ID:QCgllmPG0
「っじゃ、じゃあ俺帰るな」
「! ま、待て!」
「えーとその……わ、私もその……俺の事が……」
「す、好き……かな」
うぅ……
は、恥ずかしい
「……みっ」
「澪ー!」
「う、うわあっ!?」
ガシッ
うわぁ……俺って暖かいなりぃ……
じゃなくて!
「わ、ばばか! 離れろっ!///」
「うーん、澪ー好きだぞー……」
「……///」
881 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/01(火) 15:24:46.25 ID:QCgllmPG0
律「という事が昨日あったんだよなー澪!」
唯「おおー! 澪ちゃんおめでとう!」
梓「澪先輩……おめでとうございます!」
澪「な、なな……///」
澪「り、律!! な、なんで知ってるんだ!」
律「ふっふっふ……実はむぎに頼んで盗聴器を仕掛けて貰ったのだ!」
紬「あらあら、うふふ」
澪「……泣きたい」
律「とりあえず、よかったな、澪! 愛しの俺と両思いになれて!!」
澪「うるさい! バカ律!!///」