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唯「最近澪ちゃんがおかしい?」  魂魄」(2009/10/02 (金) 05:09:44) の最新版変更点

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130 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 00:58:11.27 ID:RvvJ5+Hl0 唯「最近澪ちゃんがおかしい?」 律「そうなんだよ」 梓「どういうことですか?」 紬「何々? 私にも聞かせて?」 律「実はな・・・澪が最近怖がらなくなったんだよ」 唯梓紬「・・・は?」 律「だから、怖い話や痛い話をしても怖がらなくなったんだよ」 唯「なあんだ、そんなことか~♪」 梓「安心しました」 紬「澪ちゃんも成長したんだね」 律「いやっ、おかしいだろ? あの超絶怖がりの澪がだぞ?」 梓「確かにそれは変ですね。ようく考えると・・・」 律「だろ?」 唯「そうかな?」 律「唯も私が怖い話をしようとした時に、澪が耳を押えて「見えない聞こえない」って言ってたの何度も見ただろ?」 唯「うん」 律「それが、最近全然そういう反応してこないんだよ」 唯「それは変だね、うん、変だよ」 132 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 01:09:27.48 ID:RvvJ5+Hl0 律「唯もそう思うだろ? しかも、いつも誰かと話してるようなんだよ」 紬「誰かって?」 律「わからないんだ。でも、確かに誰かと話をしてる気がするんだよ、前も・・・」 澪『お母さん言うな!!』 律「・・て叫んでたし」 唯「な~にそれ?」 梓「あ母さんですか?」 律「そう、なぜか『お母さん』なんだよ、おかしいだろ?」 紬「うん、でも、澪ちゃんが『お母さん』て言われるところを想像しても違和感ないよね?」 律「それもそうだけど・・・」 ガチャッ・・・ 和「あ、みんないるみたいね」 唯「和ちゃんどうしたの?」 律「あれ? 部活に必要な書類はだしたはずなんだけど・・・?」 和「今日来たのはそう言うことではないの、澪について言って置きたいことがあって・・」 律「それなら、さっきみんなで話してたんだ」 和「そう、なら、話は早いわね・・・澪を夜中なんだけど、知らない人たちと一緒にいる所を見かけたのよ」 唯律「何だって!!」 133 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 01:27:22.66 ID:RvvJ5+Hl0 梓「どういうことですか? 和先輩」 和「うん、どう人達かって言うと・・夜中の11時くらいで、暗くてあまりよく見えなかったけど、澪を含めて5人で歩いてる姿を見たの。その中の一人が『オレンジ頭』をしてたから、よく覚えてるわ」 唯「それって、まさか・・」 唯律梓「非行!!」 和「ううん、違う違う。多分非行ではないと思うの。澪以外の4人中3人が女の子で、みんなバラバラの制服着てたから」 紬「制服?」 和「うん、多分高校生くらいかな?」 律「そうかー・・・ところで澪は?」 和「今日は用があるみたいだから、すぐに帰ったわよ」 律「もう!! 澪のやつ、仕方ない。明日澪に直接きくか?」 梓「そうですね」 唯「うん、そうしよう!!」 和「じゃあ、練習始めようよ」 唯律梓「お~!!」 136 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 02:11:48.39 ID:RvvJ5+Hl0 ~数時間後~ 律「やべやべ、つい練習に夢中になっちゃったよ。あっ、もう七時だ早く帰らないと」 タッタッタッタッ・・・ ・・・シャン・・・ 律「何だ? 今なんか音が・・・?」 ・・ガシャン・・・・ 律「何だこの音は?」 ガシャン・・ガシャン・・・ 律「え? 何だこれ・・・・・・・・・鎧!?」 ガシャシャン・・ 律「やばい・・逃げなきゃ・・」 ズルッ・・ 律「うわぁっ!! 痛たた・・はっ・・」 ガシャン・・・ギギギィ・・ 律(や・・やられる!!) 「伏せろ!!」 137 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 02:35:59.88 ID:RvvJ5+Hl0 律「え?」 ズバァァァッッ!! ・・ズ・・ズズズゥ・・ドズゥゥン・・・ ?「危なかったな、大丈夫?」 律「え?・・み・・澪・・?」 澪「り・・律!!」 律「澪ここで何をしてたんだ? てか、その格好・・」 澪「ごめん、約束で言えないんだ」 律「や・・約束って何だよ! ていうか、さっきのは何だったんだ!!」 澪「ごめん・・本当にごめんね・・」 律「澪・・・・・わかった、約束なら仕方ないな。それより、もう帰ろう・・帰って明日、軽音部来て練習しようよ」 澪「・・・ごめん・・それも出来ないんだ・・」 律「・・・え・・?・・・何でだよ・・・?」 澪「だって・・だって・・私はもう・・・」 澪「人じゃ無いから・・」 138 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 03:00:45.87 ID:RvvJ5+Hl0 律「は?・・どういう・・」 澪「律も見ただろ? あの鎧が私の一撃で崩れるところを・・」 律「見たけど・・だからと言って・・」 澪「『能力者』って言うらしいんだ。今の私のような生き物は」 律「『能力者』?」 澪「うん、詳しくは教えてあげられないけど・・能力者になるとね、死ねなくなるんだって」 律「死ねなくなる・・・?」 澪「そう・・死ねないの。だから、何て説明すればいいかわからないけど、私はもう律や唯達のもとには戻れないんだ」 律「何でだよ・・死ねないからって、私や唯達と澪は友達だろ? 仲間だろ? そんな悲しいこと言うなよ・・」 澪「ごめん・・でも、私はもう人という理から外れちゃったから、人である律達のもとには、軽音部にはもう戻ることは出来ないんだ」 律「そんな・・・」 澪「律一つお願いがあるんだ・・いいかな?」 律「うん、いいに決まってるだろ・・?」 澪「律・・私を忘れて・・最初からいないものだと思って・・・」 139 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 03:12:06.48 ID:RvvJ5+Hl0 律「な・・何言ってんだよ・・澪のこと忘れるわけないだろ・・」 澪「お願い忘れて・・そうすれば・・唯や・・ムギや・・和や・・梓や・・律が悲しまなくてすむから・・私が最初からいなければ・・みんな悲しまなくて・・笑顔でいられるから・・・」 律(え・・泣いて・・る・・・) 澪「・・・・唯達にもそう伝えて・・今までありがとう・・とても楽しかったよ・・さようなら・・」 タッタッタッタッ・・・ 律「待って!! みお・・澪おおおおおおおおおおおお!!!!!!」 なめたん「澪ちゃん澪ちゃん」 澪「ん~?」 なめたん「どうしたの泣いてるよ? 怖い夢でも見た?」 澪「ううん・・少し昔を見てたみたい・・」 なめたん「昔?」 澪「うん、そう・・・昔」 ~おわり~
130 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 00:58:11.27 ID:RvvJ5+Hl0 唯「最近澪ちゃんがおかしい?」 律「そうなんだよ」 梓「どういうことですか?」 紬「何々? 私にも聞かせて?」 律「実はな・・・澪が最近怖がらなくなったんだよ」 唯梓紬「・・・は?」 律「だから、怖い話や痛い話をしても怖がらなくなったんだよ」 唯「なあんだ、そんなことか~♪」 梓「安心しました」 紬「澪ちゃんも成長したんだね」 律「いやっ、おかしいだろ? あの超絶怖がりの澪がだぞ?」 梓「確かにそれは変ですね。ようく考えると・・・」 律「だろ?」 唯「そうかな?」 律「唯も私が怖い話をしようとした時に、澪が耳を押えて「見えない聞こえない」って言ってたの何度も見ただろ?」 唯「うん」 律「それが、最近全然そういう反応してこないんだよ」 唯「それは変だね、うん、変だよ」 132 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 01:09:27.48 ID:RvvJ5+Hl0 律「唯もそう思うだろ? しかも、いつも誰かと話してるようなんだよ」 紬「誰かって?」 律「わからないんだ。でも、確かに誰かと話をしてる気がするんだよ、前も・・・」 澪『お母さん言うな!!』 律「・・て叫んでたし」 唯「な~にそれ?」 梓「あ母さんですか?」 律「そう、なぜか『お母さん』なんだよ、おかしいだろ?」 紬「うん、でも、澪ちゃんが『お母さん』て言われるところを想像しても違和感ないよね?」 律「それもそうだけど・・・」 ガチャッ・・・ 和「あ、みんないるみたいね」 唯「和ちゃんどうしたの?」 律「あれ? 部活に必要な書類はだしたはずなんだけど・・・?」 和「今日来たのはそう言うことではないの、澪について言って置きたいことがあって・・」 律「それなら、さっきみんなで話してたんだ」 和「そう、なら、話は早いわね・・・澪を夜中なんだけど、知らない人たちと一緒にいる所を見かけたのよ」 唯律「何だって!!」 133 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 01:27:22.66 ID:RvvJ5+Hl0 梓「どういうことですか? 和先輩」 和「うん、どう人達かって言うと・・夜中の11時くらいで、暗くてあまりよく見えなかったけど、澪を含めて5人で歩いてる姿を見たの。その中の一人が『オレンジ頭』をしてたから、よく覚えてるわ」 唯「それって、まさか・・」 唯律梓「非行!!」 和「ううん、違う違う。多分非行ではないと思うの。澪以外の4人中3人が女の子で、みんなバラバラの制服着てたから」 紬「制服?」 和「うん、多分高校生くらいかな?」 律「そうかー・・・ところで澪は?」 和「今日は用があるみたいだから、すぐに帰ったわよ」 律「もう!! 澪のやつ、仕方ない。明日澪に直接きくか?」 梓「そうですね」 唯「うん、そうしよう!!」 和「じゃあ、練習始めようよ」 唯律梓「お~!!」 136 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 02:11:48.39 ID:RvvJ5+Hl0 ~数時間後~ 律「やべやべ、つい練習に夢中になっちゃったよ。あっ、もう七時だ早く帰らないと」 タッタッタッタッ・・・  ・・・シャン・・・ 律「何だ? 今なんか音が・・・?」  ・・ガシャン・・・・ 律「何だこの音は?」 ガシャン・・ガシャン・・・ 律「え? 何だこれ・・・・・・・・・鎧!?」 ガシャシャン・・ 律「やばい・・逃げなきゃ・・」 ズルッ・・ 律「うわぁっ!! 痛たた・・はっ・・」 ガシャン・・・ギギギィ・・ 律(や・・やられる!!) 「伏せろ!!」 137 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 02:35:59.88 ID:RvvJ5+Hl0 律「え?」 ズバァァァッッ!!  ・・ズ・・ズズズゥ・・ドズゥゥン・・・ ?「危なかったな、大丈夫?」 律「え?・・み・・澪・・?」 澪「り・・律!!」 律「澪ここで何をしてたんだ? てか、その格好・・」 澪「ごめん、約束で言えないんだ」 律「や・・約束って何だよ! ていうか、さっきのは何だったんだ!!」 澪「ごめん・・本当にごめんね・・」 律「澪・・・・・わかった、約束なら仕方ないな。それより、もう帰ろう・・帰って明日、軽音部来て練習しようよ」 澪「・・・ごめん・・それも出来ないんだ・・」 律「・・・え・・?・・・何でだよ・・・?」 澪「だって・・だって・・私はもう・・・」 澪「人じゃ無いから・・」 138 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 03:00:45.87 ID:RvvJ5+Hl0 律「は?・・どういう・・」 澪「律も見ただろ? あの鎧が私の一撃で崩れるところを・・」 律「見たけど・・だからと言って・・」 澪「『能力者』って言うらしいんだ。今の私のような生き物は」 律「『能力者』?」 澪「うん、詳しくは教えてあげられないけど・・能力者になるとね、死ねなくなるんだって」 律「死ねなくなる・・・?」 澪「そう・・死ねないの。だから、何て説明すればいいかわからないけど、私はもう律や唯達のもとには戻れないんだ」 律「何でだよ・・死ねないからって、私や唯達と澪は友達だろ? 仲間だろ? そんな悲しいこと言うなよ・・」 澪「ごめん・・でも、私はもう人という理から外れちゃったから、人である律達のもとには、軽音部にはもう戻ることは出来ないんだ」 律「そんな・・・」 澪「律一つお願いがあるんだ・・いいかな?」 律「うん、いいに決まってるだろ・・?」 澪「律・・私を忘れて・・最初からいないものだと思って・・・」 139 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 03:12:06.48 ID:RvvJ5+Hl0 律「な・・何言ってんだよ・・澪のこと忘れるわけないだろ・・」 澪「お願い忘れて・・そうすれば・・唯や・・ムギや・・和や・・梓や・・律が悲しまなくてすむから・・私が最初からいなければ・・みんな悲しまなくて・・笑顔でいられるから・・・」 律(え・・泣いて・・る・・・) 澪「・・・・唯達にもそう伝えて・・今までありがとう・・とても楽しかったよ・・さようなら・・」 タッタッタッタッ・・・ 律「待って!! みお・・澪おおおおおおおおおおおお!!!!!!」 なめたん「澪ちゃん澪ちゃん」 澪「ん~?」 なめたん「どうしたの泣いてるよ? 怖い夢でも見た?」 澪「ううん・・少し昔を見てたみたい・・」 なめたん「昔?」 澪「うん、そう・・・昔」 ~おわり~

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