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このSSは『【けいおん!】唯×梓スレ 3』というスレに投下されたものです http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1253346269/l50 578 名前:envy-yui[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 03:08:32 ID:sM7DDFDe いつものお茶の時間、皆で他愛もない話をしていると、突然澪先輩が私の顔に手を伸ばしてきた。 梓「な、なんですか?」 澪「動くなよー…よし、取れた」 澪先輩の指先を見ると、ケーキのクリームが付いていた。どうやら私の頬についていたらしい。 なんてことだ。話をするのに気を取られていて、まったく気付かなかった。 梓「あ、ありがとうございます…」 澪「まったく、梓もおっちょこちょいなとこあるんだな」 澪先輩はそのまま指をペロリと舐めた。私は恥ずかしくなって澪先輩から顔をそらす。 私としたことが…こんな、唯先輩みたいなドジするなんて…はっ…唯先輩!?まさか今の… 私はあわてて唯先輩の方を見る。…思った通り、先輩は明らかに不機嫌そうな表情で私を睨んでいた。 律「唯、どうした?なんか元気ないな」 唯「…なんでもない!モグモグ」 律「おぅい!それ私のケーキだぞ!!」 まずい。これは後でしっかり話をしなければ… 579 名前:envy-yui[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 03:13:07 ID:sM7DDFDe 唯先輩は、部活が終わるまで一度も私と口を聞かなかった。 皆が帰って部室に二人きりになっても、唯先輩は私の方を見ようとしない。 梓「…唯先輩」 唯「……」 梓「…もう」 私はゆっくりと歩み寄り、唯先輩を後ろから優しく抱き締める。 唯先輩はびくっと体を震わせたものの、拒絶する気配はなかった。 梓「唯先輩、なにツンツンしてるんですか?」 唯「……」 梓「当ててあげます。さっき澪先輩が私にしてくれたことで怒ってるんでしょ」 唯「……」 唯先輩は何も言わない代わりに、小さくうなずいた。まったく、この人は意地っ張りというかなんというか… 梓「もう、そんなことで怒ることないのに」 唯「…だって」 梓「だって?」 唯「だってあずにゃん、澪ちゃんにクリーム取ってもらった時、すごく嬉しそうな顔してた」 梓「そう…ですか?」 唯「そうだよ!あずにゃんは私より、澪ちゃんの方が好きなんだよ…」 今、私からは直接唯先輩の顔を見ることは出来ない。でも、見えなくても手に取るように唯先輩の表情が読み取れた。 きっと、今にも泣きそうな顔してるんだろうな…私はさらに力を入れて唯先輩を抱き締める。 580 名前:envy-yui[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 03:23:34 ID:sM7DDFDe 梓「…唯先輩のバカ」 唯「え?」 梓「私は確かに先輩たちのこと好きですけど…唯先輩より好きな人なんていませんよ?」 唯「…うそだ」 梓「嘘じゃないです。私、唯先輩のこと世界で一番好きですから」 唯「そ…そんなの…うぅ…」 唯先輩はまだ何かを言おうとしていたが、言葉が見つからないようだった。 ホント、この人はかわいいんだから… 梓「先輩、仲直り…しましょう?」 唯「でも…」 梓「まだ不満ですか?だったら」 私は素早く唯先輩にキスをする。唯先輩は驚いたように私を見つめた。 梓「これで…わかってくれましたか?」 唯「う…うん…わかった…」 梓「じゃ、仲直りのしるしに手をつないで帰りましょうか」 唯「わ、待ってよあずにゃん!」 梓「ふふ、先輩…大好き♪」 終わり すばらしい作品をありがとう

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