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899 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/23(火) 07:05:27.79 ID:S+gnzAzKO




唯は激怒した。さわ子に梓を占領されたからである。

唯「さわちゃん先生!あずにゃんはみんなのものって決めたじゃない!」

さわ子「フフフ、こんな着せかえがいのある子を私以外に渡せる訳ないじゃない。ネコミミ~」カポッ

梓「に…にゃあ…」

唯「くっ…あずにゃん…!」ワナワナ

さわ子「返して欲しい?…なら、明日の夕刻までに私の家に来る事ね」

唯「待って!明日は憂の結婚式があるの!だから期限を延ばして!」

さわ子「いいでしょう、遅れた場合、梓ちゃんの命は…」ニタァ

唯「…ごめん、あずにゃん!絶対に助けに来るからね!」ダッ!
900 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/23(火) 07:14:58.02 ID:S+gnzAzKO
唯はすぐさま走って家に帰った。その頃にはもう日は沈み、暗くなっていた。
そして、妹の憂に明日は午後からいなくなることを告げ、眠りについた。
そして翌日。憂の結婚式である。そして、梓の生死が分かれる運命の日でもあった。

紬「…では、二人とも永遠の愛を誓いますか?」ニコニコ

憂「…お姉ちゃん、今までありがとう。私、澪さんと幸せになるね…」ギュッ

澪「唯…私、絶対に憂ちゃんを幸せにするよ…悲しませたりなんてしない」ギュッ

憂・澪「はい、誓います!」

唯は涙した。もうこの二人に会えることはおそらくないだろうと。
しかし涙は見せない。唯は静かにその場を去った。目指すはさわ子の家である。

904 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/23(火) 07:24:02.84 ID:S+gnzAzKO
期限は明日の明朝まで。
それがさわ子との約束だった。
唯は走る。どこまでも。愛する梓の元へ!
歩けば二日ほどかかるさわ子の家だが、走れば何とか明朝には着きそうな距離であった。
しかし、運命は非情である。先日の夜降ったらしい雨のせいで川が氾濫し、橋が壊れてしまったのだ。

唯「どうしよう…これじゃ渡れないよ…」

唯「…でも、負けない…ここはあずにゃんに着せるつもりだったこのスク水で!」ヌギヌギ

唯は服を着替え、川に入った。
左側から濁流が唯を飲み込まんとばかりに襲いかかる。しかし唯は止まらない。
激しい水の流れに苦戦しつつ、唯はようやく川を渡りきった。
907 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/23(火) 07:31:38.86 ID:S+gnzAzKO



さわ子の家まで後半分にさしかかった。しかし、山賊に襲われてしまったのである。

律「おらおら~ここは通さないぜぇ!」

唯「!お願い、通して!」

律「通すと思うか?身ぐるみ剥いでいけ!」ガバッ!

唯「あああっ!!!!!やだ、スク水破いちゃやだぁ!!!」ビリッ、ビリビリビリィ!!

律「へっへへ…きれいな肌してるじゃんかよ…よし、こいつで」スチャ

唯「ドラムのスティック!?いったい何を…」

律「へへへ…ホントはわかってるんだろ!うりゃあ!」ズボッ!

唯「うぐうっ!?い、痛い!抜いてぇ!!」
909 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/23(火) 07:39:28.72 ID:S+gnzAzKO
唯は数時間ほど律に暴行を受け続けた。
20回以上唯は絶頂に達した頃、律は満足して帰って行った。

唯「うぅ…あずにゃんが…急がないと」ムクッ

唯は走った。泥まみれの体で。
日はもう沈み、明朝に着くのも難しいと思われる状態だった。
しかし唯は止まらない。止まってしまっては、梓を救うこともままならない。
唯は一陣の風となった。靴がないので、足の裏が痛む。
走る。唯は走る。そして、唯はさわ子の住む街へと着いた。
空はもう白み始めていた。
910 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/23(火) 07:46:52.77 ID:S+gnzAzKO
和「待って唯!今の時間じゃもう駄目よ!間に合わない!」

唯「ううん、私は走らなくちゃいけないの!お願い、止めないで!」

和「もう駄目なのよ唯!さわ子先生はもう梓ちゃんを…!」

唯「それでも止まっちゃ駄目なんだよ!ここで帰ったらあずにゃんに悪いもん!」

通行人の忠告を振り切り、唯はさわ子の家にたどり着いた。

唯「あずにゃん!」ガチャッ!

さわ子「あら、着いてしまったの…じゃあ返すわ」パッ

梓「唯先輩!」ダッ

唯「あずにゃん…!」ダキッ

梓「…先輩…私を殴ってください!」

唯「…え?」
911 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/06/23(火) 07:53:50.67 ID:S+gnzAzKO
梓「私は、昨日唯先輩はきっと助けにこないだろうと一瞬考えてしまいました。だから殴ってください!」

唯「あずにゃん…うん、わかった」パァン!

乾いた音がさわ子の家中に響き、梓はよろめき倒れた。

唯「あずにゃん…あずにゃんも私を殴って!」

唯「私も途中で、一瞬もう駄目だと思ったりしたもん!殴られるべきは私の方だよ!」

梓「え…じ、じゃあ…」パチン

唯「まだ弱い、もっと強くぶって!」

さわ子「…あなたたちには負けたわ…ところで唯ちゃん、服を着なさい。」

純「先輩、服です…」カァァ…

唯「ん?あっ、そうか裸だった!」アセアセ

…こうして、唯は梓と自分たちの街に戻り、幸せに暮らすことになったのである。