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791 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/28(日) 23:53:58.18 ID:trn6ee+SO
グワーーーーーーーッ!

律「な…なんだあの化け物は…」

澪「獲物の血を飲んでやがる」

唯「ヤツァ完全に狂ってるぞ」

梓「それにあの背中」

律「ん……な、なんだあの背中は…」

澪「もりだ…もりが刺さってる…」

紬「やはり…あいつは生きていたのか…」

律「ムギ!何かわかるのか?!」

紬「ああ、私は知っている……三本のもりを打ち込まれた羆の伝説を…」

ボワーーーーーーッ!

律「やばい!こっちに」

紬「に、逃げよう…ヤツは人間をも恐れん手当たり次第の化け物だ」
808 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/29(月) 00:06:55.51 ID:HDxjrcFpO
唯「…ん…あれ……ここは…」

律「どうやら無人島に来たみたいだ…」

唯「あれ?りっちゃん」

澪「こんなときにまであれほどぐっすり寝れるなんて唯らしいな」

唯「え?どういうこと?意味がわからないよ……ムギちゃんの船で…あっ」

紬「そう、思い出した?」

唯「……じゃあ私たち…」

律「ああ…」

澪「この島に取り残されたみたいだな」
813 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/29(月) 00:11:16.37 ID:HDxjrcFpO




───────────────────

唯「うわぁー!きれーな海だね!りっちゃん!」

律「ああ!ムギ!まだ着かないのか?」

紬「もう少しみたいです。お茶でも飲んで待ってましょう」

律「うぇー早く泳ぎたいー」

澪「もう着くって言ってるんだしちょっとだけ待て」

律「やーだー!…あ、じゃあこっから泳いで行くよ!」

澪「馬鹿も休み休み言え」ゴツン

律「いでっ!」
821 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/29(月) 00:17:36.34 ID:HDxjrcFpO
紬「あ、もう見えてきたみたい」

唯「えーどれどれー?」

律「おっ!あれかー?」

唯「どーれ?なんにも見えないよ…」

梓「私も見えないです」

律「梓は身長小さいからな」

梓「なっ!…律先輩だってあんまり大きくないじゃないですか!」

律「なにをーこのっ!」ギュー

梓「律先輩苦しいですよ」

唯「あっ!私もー」ギュッ

梓「うわっ」

律「梓は細いなぁー」

唯「あずにゃんのほっぺ柔らかーい」ホワーン

梓「もー…くすぐったいです!」
826 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/29(月) 00:23:28.28 ID:HDxjrcFpO




紬「ふふふ、みんな楽しそう」

澪「でもほどほどにしといて欲しいよ…まったく」

紬「まぁいいんじゃないでしょうか」ニコッ

澪「んーまぁな」


ユラユラユラッ

律「うぉっ、なんか揺れてる!」

唯「うわっ!酔っちゃうよ」

ユラユラユラユラッ

澪「なっ、なんだ?!」

紬「すごい揺れ…ちょっと見てくるわ」

澪「あ、ああ…」
831 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/29(月) 00:27:41.83 ID:HDxjrcFpO
ガチャ

紬「ど、どうしたの?」

運転手「あっ…紬お嬢様……」

紬「何かあったの?」

運転手「実は…何か調子かおかしいんです……」

運転手「ハンドルもきかないし…」

紬「えっ…じゃあ……」

運転手「大丈夫ですよ!目的地まではなんとか辿り着けてみせます」

紬「そう…ならよかった……あっ、ちょっとあなた!ちゃんと前を見て!」

運転手「ん?……うわっ…」
833 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/29(月) 00:32:29.37 ID:HDxjrcFpO
唯「すごい揺れ…何かあったのかな」

律「んー…あれ、澪。ムギは?」

澪「ああ、ムギならどっか行ったよ」

梓「これ…何かあったんじゃないでしょうか」

唯「何かって?」

律「具体的にはどんな?」

梓(こいつら頭わりいな…)

梓「だから例えばハンドルが利かないとかまあそんな感じです」

唯「ほーなるほど。あっみんなあれ見てー」

梓「まるで聞いちゃいねぇ…ん?何かあったんですか?」

律「なになに?…うわっ!でかい岩が」

澪「だめだ、ぶつかる…」

ガツー-ーーーン
838 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/29(月) 00:38:45.60 ID:HDxjrcFpO
唯「まさかーどこかに船あるでしょ?」

梓「唯先輩。今はふざけてる場合じゃないです」

唯「うっ…(ふざけたわけじゃないんだけどな…)」

律「とりあえず脱出する手段を探さないか?」

紬「りっちゃん…」

澪「さっき一通り見て回ったけど何もなかっただろ」

律「でっ、でもさぁ」

澪「携帯も水に濡れて使えない…使えたとしても圏外…」

澪「おまけに船もない、どうやって脱出するんだよ」

梓「…どうしようもないですね……」
841 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/29(月) 00:45:00.06 ID:HDxjrcFpO
律「くっ…でもこのままじゃみんな死んでしまう」

澪「どちらにせよ助けなんか来ないだろ」

澪「逃げることもできないんだし」

律「………」

紬「…とりあえず何か食べれそうなものを探しましょう」

澪「食べ物を調達して何をしたいの?」

紬「それは食べ物があったほうが長く生きれるでしょ?」

紬「もしかしたら助けも来てくれるかもしれないわ」

澪「ほぅ…来るかもわからない助けを待つのか」

澪「まるで生き地獄じゃないか」

紬「………」

梓「でも私は食べ物を探そうという意見に賛成です」

唯「うん、私も!」
847 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/29(月) 00:55:42.61 ID:HDxjrcFpO
律「それじゃ行こうか。ほらムギも」

紬「うん。澪ちゃんは?」

澪「ちっ…行くよ」

───────────────────

唯「いやー何にもなかったねー」

律「そうだな…草とかは下手に手出すと毒ありそうだしな」

梓「動物もまったくいませんでしたね」

律「はぁーじゃあどうする…」

紬「二、三日くらいなら我慢しても大丈夫じゃないかしら」

唯「うー何か食べたいよーういー」

律「それはみんな同じだ…落ち着け、唯」

澪「…あのさみんな……いいこと思い付いたんだけど」
855 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/29(月) 01:03:23.58 ID:HDxjrcFpO
律「ん?なんだ?」

澪「今からみんなでじゃんけんをしよう」

梓「じゃんけん…ですか?」

澪「ああ、それでじゃんけんで負けた人が………みんなに食べられるの」

澪「面白いと思わない?」


律「………」ゴクリ

梓「でも…そんなのって…」

唯「私はいいと思うな」

紬「私も賛成です」

律「そっそんな…お前ら……」

澪「仕方ないだろー律」

澪「みんな生きるために『必死』だからさ」

梓「そんな…」
861 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/29(月) 01:08:33.02 ID:HDxjrcFpO
澪「唯とムギと私は賛成だからなぁ…多数決で勝ちかな」

梓「……わかりました」

澪「わかればいいんだよわかれば。ほら、律は?」

律「……あぁ…わかったよ」

澪「そうか!みんなわかってくれてよかったよ」

澪「それじゃ…最初はグーじゃんけんポイ」

───────────────────

唯「冗談だよね…澪ちゃん……」

澪「ざんねーん、唯。負けちゃったみたいだね」

澪「何してんの。律、ムギ、早く押さえて」

律(……こいつ本気か…)

紬「はい」ガシッ