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120 :ゆいあず恋愛相談所 ◆/BV3adiQ.o :2009/07/14(火) 03:27:59.80 ID:u/ZfaRJ/0
『ゆいあず恋愛相談所』
 表の看板にはこう書いてあった。
『ラブラブカップルの私たちがあなたのお悩み解決します!』
 ゆいあずとは何だろうと思い、看板を隅々まで眺めてみると、タイトルの横に名前が書いてあった。
『平沢唯&中野梓』
 なるほど、両方の名前からとって『ゆいあず』なのかと納得したところでもう一つの疑問が生まれる。
 すなわち、これは両方とも女の子の名前なのではないのかということである。
 唯も梓もとてもじゃないが男の名前には思えないのだ。だが、男は頑なにその考えを否定した。
 なぜなら、男の名前でも真理(マサトシ)や真弥(マサヤ)と読ませるモノがあるからだ。
 そのまま考えれば逆のパターンがあってもおかしくはない。おかしくはないのだが……。
 では『唯』や『梓』を他にどう読むのだという話になってしまう。この二つは十中八九『ゆい』と『あずさ』と読むのだろう。
「百聞は一見にしかず……か。自分の眼で確かめるのが一番手っ取り早くて確実だよな」
 少し意味が違うような気がするが、気にしない。
 そして、ついに男は物語の扉を開いた――

171:なんとか相談所とかそんなの ◆/BV3adiQ.o :07/15(水) 17:47:18.87 ID:epMYwxIw0 (114) ID AA

「先輩。やっぱりこんなところで開業しても誰も来ませんよ」
「ええ~? そんなことないよー。本当に必要としてる人たちが絶対に来るってテキーラのおじさんも言ってたもん」
「見ず知らずの人を簡単に信用しちゃいけませんって習いませんでしたか?」
「うん!」
「はぁ……」
 唯先輩なら習ってても忘れてる気がするな……。憂か和さんが教えてると思うんだけど。
「ていうか、そういうことは開業する前に言ってよぉ~」
「え?」

210:なんとか相談所 ◆/BV3adiQ.o :07/15(水) 18:42:44.08 ID:epMYwxIw0 (114) ID AA


「どうして開業するって言ったときに止めてくれなかったの? 今になって文句を言うなんてひどいよぉ」
「そ、それは……」
 い、言えない……。唯先輩と二人っきりの時間を過ごせるなら良かっただなんて絶対に……。
「それは~?」
「――っ何でもありません。たまたまです、たまたま」
「え~? 何だか怪しいよ? あずにゃん?」
「べ、別に怪しくなんてありません。ほら、お客さんが来たときのために準備しますよ」
「は~い!」