686 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 05:46:03.89 ID:C71Fk8Dl0
唯「澪ちゃんに監禁されてからもう一週間か…」
唯「…お腹、空いたな…」
唯「…憂ー、アイスー…」
唯「…憂ー…」
691 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 08:36:50.08 ID:7TjnMRpXO
>>686
もう音楽室に監禁されて何日経っただろう
唯「お腹空いたなあ」
澪「よお唯。元気にしてたか」
唯「あ、みんな」
律「犬が喋ってんじゃねーよ」バキッ
唯「うぅ・・痛いよりっちゃん・・・」
692 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 08:51:26.62 ID:7TjnMRpXO
澪「そういえば唯はここ二、三日ご飯食べてなかったんじゃないか?」
梓「あ、それなんですけど」ガサガサ
梓「私、今日は唯先輩のためにご飯持ってきたんですよ!」
梓「ほら!生ゴミです!」
律「おーよかったな唯」
紬「唯ちゃんにはもったいないくらいの御馳走ですね」
693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 08:54:47.91 ID:7TjnMRpXO
梓「いいんですよ!今日ゴミ出し忘れちゃって処分に困ってたんです」
澪「梓は優しい子だなぁ~」
律「いいぞもっとやれ」
紬「ほら唯ちゃん早く食べなさい」
唯「あ・・あが・・」モグモグ
律「ははは、こりゃ傑作だな」
澪「臭いぞ唯」
694 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 08:58:12.00 ID:7TjnMRpXO
唯「(・・うぅ臭い)」
梓「ほらほら唯先輩もっと食べて下さい。いくらでもありますから」
唯「(あぁもう無理だよぉ~)」
唯「・・おぇぇ」ビチャビチャ
紬「うわっ、汚い」
律「最悪・・足にかかったし」
695 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 09:07:26.84 ID:7TjnMRpXO
梓「うわ・・マジきたねえww」
澪「ちゃんと自分で処分しろよ唯」
唯「え・・でも・・・」
律「なんだよ。雑巾でも欲しいのか?」
紬「唯ちゃん自体が雑巾みたいなものですけどね」
澪「ははっ、違いない」
紬「それに唯ちゃんの口から出たものなんですから口に戻しても大丈夫なんじゃないですか?」
696 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 09:17:46.52 ID:7TjnMRpXO
律「そ れ だ !」
澪「ムギは頭がいいな」
梓「それじゃ早速唯先輩にはゲロを飲んでもらいましょう」
梓「ほら生ゴミ!さっさと飲め」
唯「うぅ・・あずにゃん・・・」
梓「気安く呼ぶなゴミ」バキッ
唯「痛い・・もうやめて」
梓「前から私に変なあだ名付けたりさあ」ドカッ
梓「なんか初対面でもやたら馴れ馴れしいしよ」ガッ
梓「あんたのこと大嫌いだったよ」バキッドカッ
697 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 09:22:34.09 ID:7TjnMRpXO
律「おいおい梓。やりすぎだぞ~」
梓「あっすいません!つい興奮して///」
律「まあいいけど。死なない程度にやれよ」
澪「せっかく手に入れた玩具だしね」
紬「今日はもうそろそろ帰りましょうか」
律「そうだな。おい唯逃げるなよ」
澪「手錠で繋がれてるんだから逃げられるはずないでしょ」
律「それもそうか。ははは」
バタン
698 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 09:28:20.53 ID:7TjnMRpXO
唯「・・・」
唯「・・・ふぅ、今日もやっと終わった」
唯「あずにゃんに蹴られたところ痛むなぁ・・・」
唯「憂はどうしてるんだろ」
唯「まあいっか。今日は早く休もう」
699 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 09:33:32.93 ID:7TjnMRpXO
澪「おーい唯。起きろよ」
律「なんだ。唯はまだ寝てるのか」
紬「疲れてるんじゃないでしょうか」
唯「うーん・・・むにゃむにゃ」
唯「みんな」
澪「さっさと起きろ犬」
700 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 09:41:10.90 ID:7TjnMRpXO
律「まったく私たちが呼びかけても起きないなんて」
紬「何かいい夢でも見てたんじゃないでしょうか」
澪「私たちが昔のように優しく接してる夢とかかな」
梓「やめてくださいよ澪先輩。気持ち悪いじゃないですか」
律「ははっ、だよな」
701 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 09:49:34.76 ID:7TjnMRpXO
唯「ね、ねぇみんな・・・」
唯「どうしてこんなことするの?」
律「・・・あれ?」
澪「そういやなんで私たちはこんなことを」
唯「・・え?」
紬「今思えば酷いことしてましたね」
唯「あれ・・」
梓「もうやめましょうか」
唯「ちょっとみんな?」
そうだなー、やめようやめよう
702 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 09:50:15.61 ID:7TjnMRpXO
梓「もう手錠も外しました」
律「じゃあ私たちは帰ろうか」
唯「ちょ、ちょっとみんな待ってよ」
澪「そうだな。早く帰ろう」
ガチャン
唯「みんな・・・」
唯「もっとやってけってばぁー」
BAD END
703 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 09:58:39.32 ID:7TjnMRpXO
>>700
唯「ね、ねぇみんな・・・」
唯「どうしてこんなことするの?」
律「理由なんてないよ」
澪「ただ楽しいからやってただけ」
紬「所詮人間なんてそんなものです。友情なんて安いものより私利私欲が優先ですもの」
紬「エゴイズムの塊のような生き物」
705 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 10:25:13.17 ID:7TjnMRpXO
紬「大気汚染、地球温暖化にも人間のエゴイズムは表れています」
紬「己の欲望のため森林を伐採したり、汚い空気をひたすら吐き出すだけの工場をつくったり」
707 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 10:53:44.87 ID:7TjnMRpXO
紬「食べ物を残す」
紬「これはアメリカや日本のような先進国に多いです」
紬「私たちが残した食べ物で途上国の人間が何人救われるかわかりますか?」
708 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 10:59:29.07 ID:7TjnMRpXO
紬「温暖化による海面上昇により南極の動物たちは大きな被害を受けています」
紬「ツバルなどの島国は沈没してしまう恐れもあるのです」
709 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 11:22:34.50 ID:7TjnMRpXO
紬「あなたたちは考えたことがありますか?」
紬「今にも沈んでしまいそうな島国に住んでいる人の気持ちを」
紬「飢餓と疫病に押し潰されそうになりながらも必死に生きている人の気持ちを」
710 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 11:24:35.16 ID:7TjnMRpXO
紬「さああなたも出来ることから始めましょう」
711 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 11:51:49.25 ID:7TjnMRpXO
紬「WHOがお送りしました」
713 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 12:14:40.40 ID:7TjnMRpXO
律「こんなことしてる場合じゃない」
唯「私たちにも何か出来るのかな」
紬「ええ、出来ることはたくさんありますよ」
澪「そうと決まったらボランティア団体に電話しようか」
梓「そうですね」
紬(うふふ、みんな張り切って)
紬(こんな生き生きしてるみんなは久しぶりに見たわ)
714 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/02(火) 12:24:49.83 ID:7TjnMRpXO
その後放課後ティータイムはボランティア団体としても知られるようになった
それもあってか音楽活動の方も順調に進み今や日本を代表するバンドとなった
夢を追い続けた少女達は今何を思うのだろう
今や知る術はない
true end