103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 22:25:57.97 ID:aN9tDJRjO

    律「おい唯!パンと牛乳買って来いよ」

    澪「あっ、わたしはおにぎりね」

    紬「私にはミルクティーをお願いね」

    紬「でも手持ちあるかしら?」がさごそ

    律「おいおいムギwこんな奴に金渡す必要ねぇってwww」

    紬「そうね!」

    律「じゃあ唯頼むなぁー」

    唯「…でも…私お金なっ…」

    律「あぁ?なんか言ったか?この糞アマぁ」

    律はそう言うと唯の腹に一発蹴りをいれた

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 22:35:44.16 ID:aN9tDJRjO

    唯「げほっげほっ…ううぅぅ…」

    唯はあまりの痛さにしゃがみ込んでしまった、どうやらみぞにクリンヒットしたらしい、律は唯の髪の毛を引っ張った

    律「金なんかてめぇのパンツかなんか売って稼いで来いや!!」

    言い終わると同時に唯の髪を引っ張って部室の外へと放り投げた

    唯「いッたいぃぃぃぃぃ」

    唯の悲痛な叫びも部室にいるみんなにはただの騒音くらいにしか思われていなかった


132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 22:45:25.59 ID:aN9tDJRjO

    唯「うぅ…グスッ…」

    唯「みんなひどいよ…なんでこんな事になっちゃったんだろ…」

    唯はコンビニに向かう途中考えていた、何故こんな事になったのか、何故みんな私を苛めるのか、そんな事を考えていると学校から一番近くのコンビニに着いていた

    唯「えっと…りっちゃんは…これとこれか…」

    唯「澪ちゃんはおにぎりでムギちゃんは…これか」

    会計を済ませ、足早に学校へと向かう唯

    唯「早くしなきゃまたりっちゃんに怒られちゃう」アセアセ

143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 22:53:38.14 ID:aN9tDJRjO

    唯「はぁ…今月は切り詰めていかないとお小遣い足りないなぁ…」

    唯は学校に着くと、ダッシュで階段を駆け上る

    がちゃ

    唯「みんなー!お待たせー!!」

    唯「!…」

    そこには誰も居なかった時間は既に7時を過ぎていたし当然と言えば当然なのだろう、唯はたまらず泣き出してしまった

    唯「うぇぇ…みっ…みんなっ…ヒック…ひどっ…いよ…ヒック」

    30分ほどたっただろうか、唯はようやく泣き止み帰る支度をしていた

159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:04:00.51 ID:aN9tDJRjO

    唯は愛用のぎー太を持ち部室を出ようとしていた
    唯「よいしょと」

    ぴらりん

    紙切れがぎー太の弦から落ちた、唯はそれを拾い上げ読んだ
    内容はこうだ

    唯、今日はごめんな!みんな無理言って悪かったって言ってるぞ!私も殴ったりして悪かった。反省してます!明日からはまた仲良くしような?今日はもう帰っちゃうけど明日は一緒に帰ろうな?それじゃ!


    唯「み…みんなぁ…」

    唯は心底嬉しかった、またいつもみたいにみんなと仲良くできると思っていた。
    あの悪夢の放課後が訪れるまでは…

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:11:25.37 ID:aN9tDJRjO

    唯「ただいまぁー」

    憂「おかえりーお姉ちゃん」

    唯「ふんふふーん♪」

    憂「お姉ちゃん、今日機嫌いいね?学校で何かいい事あった?」

    唯「ん?フフーン♪ちょっとねぇ」

    憂「そうなの?よかったねぇ!お姉ちゃん」

    唯「とりあえずお風呂入ってくるねぇ」

    憂「わかったぁ」

    憂「…」
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:24:01.85 ID:aN9tDJRjO

    何か嫌な予感はしていた、機嫌がいいお姉ちゃんだったけど何かいつもと違っていた

    憂「心配しすぎかな…」

    ―次の日

    そこにはいつものようにみんなと仲良く会話している唯の姿があった

    律「あははっ!唯それはないってぇ」

    唯「だよねぇ!」

    澪「だよなぁはははっ!」

    唯は本当に楽しそうな顔をしていた、昨日の事がまるで嘘のように思えた


176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:32:53.84 ID:aN9tDJRjO

    それは梓の一言から始まった

    梓「あっそういえば昨日言ってたやつ、早くやりましょうよ」

    紬「そうね!私もそれが楽しみでしょうがなかったわぁ!」

    律「おぉ!そうだな、そろそろ疲れたし、なっ澪!」

    合図とともに澪は動いた、唯の背後に周り動けないように唯を掴んだ

    律「はぁ、疲れたっと」
    律は立ち上がり座ったままの唯の前に立った、唯は呆然としている、彼女には今の状況が到底理解できなかった

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:43:13.46 ID:aN9tDJRjO

    律「何ボケっとしたツラしてんだよこのカスが、あぁ?」

    律は唯の髪を引っ張る

    唯「りっちゃん…痛いよ…やめてよ…なん」

    パァーン
    その音は部室中に響き渡った
    唯が言い終わる前に律の張り手が唯のほっぺたを赤くしたのだ。

    唯「…」

    梓「あははっ!パァーンだって!あははっ」

    澪「あははっすごいなぁ律!今のおもしろかったぞ」

    紬「すごいですわぁ!りっちゃん、もうひとこえ~」

    律「まったく紬は鬼畜だよなぁ~、おらっ」

    唯「うぶっぶぅぐばはっ」

    律の蹴りが唯の腹に直撃した、今度はさっきの音とは違い、鈍く重い音がした

202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:56:19.13 ID:aN9tDJRjO

    梓「ぶぅ今の音、つまんなかったですぅちゃんと練習したんですか?律先輩」

    律「あはー、わりぃわり!何もやってないわ」

    梓「もう!昨日あんなに練習しておいてって言ったじゃないですかぁ」

    唯「げほっ…」

    唯は未だに状況が読めていなかった。

    唯「(なんでさっきまで仲良かったのになんで…あんなに楽しく会話してたのに…)」

    澪「まぁ梓落ち着いてさ!とりあえず早速行こうよ」

    梓「そうですよね!」

    律「まぁそんなあせんなって!もうちょい楽しんでからにしようゼ」

    そう言うと律はまた座っている唯の方へと歩みを寄せた

210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 00:07:16.62 ID:XcMFAcYrO

    律はまた唯の髪の毛を引っ張った

    律「てめぇのツラ見てるとイライラしてくるぜ」

    唯「いたいよ…りっちゃん…離してよ…」

    唯「ぐすっ…みんな…どうしてこんな事するの?」

    律「は?何言ってんだてめぇこら」

    髪の毛を引く力が強まる
    唯「うっ…うぅ…ど…どうし…て?私…ダメな…とこ、あったら…直すから…」

    泣きそうになるのを堪えていた、理由をちゃんと聞きたかったからだろう


214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 00:18:22.15 ID:XcMFAcYrO

  律「てめぇなぁ、まずは昨日の事謝れよ、なっ?」

    ドゥクシ

    今度は律の右フックが唯の横腹にきまる、唯は苦しそうにもがいている

    澪「どぅくしってwww」

    梓「ぶぶぷぅwww」

    二人とも腹を抱えて笑っていたどうやら律が放った「ドゥクシ」という音がツボだったようだ

    紬「まぁ!素敵な音ね、アンコール!!アンコール!!フヒヒ!」

222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 00:31:24.86 ID:XcMFAcYrO
    律「あーらよっとぉ」

    律は紬のアンコールに応えるかのように今度は唯にラリアットをかました。唯は椅子ごと転げ落ちた

    紬「ひゃひゃっふっふぅー!!」ニタァ

    律のラリアットを見て満足したのか紬はうっとりとそして不適な笑みを浮かべていた

    律「ふぅ…これで満足いったか?みんな」

    梓「律先輩やればできるじゃないですかぁw」

    澪「フフヒw」

    唯はうずくまったままピクピクしている

    唯「み゛…みんな゛…何…で…で…どぼ…じで…うっう゛ぅ…」

    よっぽと苦しかったのか唯はうまく喋ることもままならなかった


233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 00:51:31.77 ID:XcMFAcYrO

    律「なんでかってぇ?教えてやるよ」

    げし

    喋りながら律は蹴りを入れ続ける

    律「てめぇは」

    げし

    律「前々から」

    げし

    律「こうしてやりたいと」

    げしっ

    律「思ってたんだよぉ」

    どんっ

    律の放った蹴りがどんどん強くなっていくのは唯には文字通り痛々しいほど感じていた

244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 01:02:03.94 ID:XcMFAcYrO

    澪「どこかのSSでこんなセリフがあったなぁ」

    澪「石ころを蹴って帰るのに理由がいるか?って」

    梓「あははっ!知ってますそれ!まさにそれですよね!!」

    律「そういう事だ唯、つまり…」

    律「た だ の ひ ま つ ぶ し だ」

    どげしっ

    おそらく最後の蹴りが唯の腹にキマる、唯はショックと痛みで気絶してしまったようだった

    唯「…」

    律「ちっ、気絶しちまいやがった」

    紬「にひっ!にひひひぃ!しゅご!しゅごしゅうっごしゅぎぃぃいいぃぃっひぃ」

    紬はecstasyをすでに超えたようだった。

    第一部完

267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 01:26:10.18 ID:XcMFAcYrO
    本当すんませんでした。一応第二部予告

    ―更に激しさを増す苛め
    唯「もう…やだよこんなの…」

    律「うるせぇ!はやくやれ糞ビッチが」

    ―心配する妹

    憂「お…お姉ちゃん…?」

    唯「…」

    ―動き出す黒幕

    紬「次は斧よ!斧オノおのぉぉぉ」

    唯「ヒィィィ」

    梓「きりおとせぇぇええええええ!!!!!!!!」

    ―そして語られることがなかった真実。

    すべてが重なりあい真実は一つに繋がる。そこには一体何がまち受けているのか!唯は無事元の生活に戻る事ができるのか?
    次回第二部未定
    需要あったら書きためときます。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年07月22日 15:50