115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/26(日) 18:49:04 ID:dk8lNGFw
律「それじゃあな、今日はお疲れ」澪「それじゃ、また明日」
唯「じゃあねー」梓「お疲れ様でした」
唯「ふいー、今日は疲れたねー」
梓「そうですね、今日は珍しくずっと真面目に練習しましたからね。
でも、真面目に練習ってのが珍しくていいんでしょうか?」
唯「毎日毎日肩肘張っちゃってるといざって時に疲れちゃって力出せないよ。
締めるときは締めて、抜くときは抜いて、楽しみながら上達できたら一番だと私は思うな」
梓「そうかもしれませんね」
唯「ねえ、ちょっとコンビニ寄っていい?」
梓「いいですよ、何買うんです?」
唯「今日は珍しくお茶の時間もとらずに練習したからさ、ちょっとお腹空いちゃったんだよね。
あずにゃんも何か買ってく?」
梓「いえ、大丈夫です。それじゃ私、外で待ってますね」
唯「じゃあ急いで買ってくるよ」
唯「お待たせー。それじゃあずにゃん、どっちか選んで」
梓「え、何ですか?」
唯「あずにゃんにもアイス買ってあげようと思ったんだけど、何が好きか分からなかったからさ、
二種類買ってきたんだ、といってもどっちもガリガリ君だけどね。さあ、好きなほう選んでいいよ」
梓「そんな、悪いですよ」
唯「いいっていいって、たまには私にも先輩らしいことさせてよ。それに、もう買っちゃったんだしさ」
梓「そう、ですね。それじゃお言葉に甘えさせてもらいます」
唯「う~ん、冷たくて美味しいねえ」
梓「はい、美味しいです。でもホントすみません、奢ってもらっちゃって」
唯「んもう、私からやったことなんだからいいってば。
そうだ、せっかく二種類あるんだから食べ比べしてみようよ。
ほら、あずにゃん、私の食べていいよ」
梓「え!?」(そ、それって間接キス!?)
唯「そのかわり、あずにゃんのも食べさせてね、ってあずにゃんどうしたの?顔赤いよ」
梓「な、何でもないです」
唯「それじゃあずにゃん、はい、あーん」
梓(唯先輩と間接キス、しかもあーんまでしてもらって……。
この光景、憂が見たら羨むんだろうな)パクッ
唯「どう?美味しい?」
梓「はい、とっても美味しいです」
唯「でしょでしょー、それじゃあずにゃんのも食べていい?」
梓「もちろんいいですよ。はい、どうぞ」
唯「んもう、あずにゃん。あーんしてあげたんだから私にもあーんしてよ」
梓「ええっ!?そ、それは恥ずかしすぎますよ」
唯「えー、私にやらせといてあずにゃんはやってくれないのー?」
梓「そ、それは先輩が勝手に……」
唯「いいじゃーん、減るもんじゃないしさー」
梓「……分かりましたよ。それじゃ先輩、あーんしてください」
唯「ラジャー!あーん」パクッ
唯「う~ん、あずにゃんに食べさせてもらって美味しさ倍増だよ」
梓「誰に食べさせてもらったって味は変わりませんよ」
唯「そんなことないよ。あずにゃんの愛がこもってるから、より美味しく感じるよ」
梓「な!?何言ってるんですか!?」
唯「えへへ」
梓「ホントにもう……」(その笑顔は反則です、その笑顔ひとつで全部許しちゃいますよ)
すばらしい作品をありがとう
最終更新:2009年07月28日 18:33