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726 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/01(土) 21:24:50.46 ID:ivIhVYbdO
澪「梓!」
梓「喜べ!ふわふわ時間だ!ガブリッ!」
澪「変身。」

唯「行くよ!憂!」
憂「キバッて行くよ!ガブッ!」
唯「変身!」

紬「その趣味、百合に変えなさい!」
律「レ・ヂ・イ」
紬「変身!」
律「フィ・ス・ト・オ・ン」


という、投下再開予告

750 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/01(土) 21:50:12.83 ID:ivIhVYbdO
理科室

人がいないだけあって静かだな。
てか、中がイヤに暗いな…。
澪「な、なあ…やっぱり他のとこから調べよう…?」ガタガタ
ああ、やっぱりな。
真っ暗な理科室。
怖がりの澪が後込みするには充分なシチュエーションだ。
憂「でも、どの道来る事になるんでしょうし、早く調べちゃうに越した事はないですよ。」
澪「うう…そ、そりゃそうだけどさあ…。」ガタガタ
唯「大丈夫だよ!いざって時はちゃんと守るから!」
澪「唯…!」
おお!なんか頼もしいぞ唯!
唯「りっちゃんが!」
律「あたしかい!まあ、言われるまでもないけどな。」
澪「絶対だぞ!約束だからな!」

796 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/01(土) 22:29:57.30 ID:ivIhVYbdO
澪「ったくあんた達は…仕方ない!パパッと調べてサッサと次行こう!」
澪もようやくやる気になり、あたし達は理科室へと足を踏み入れる。
澪は人体模型や標本を見つける度に叫んだり飛びついたりしてきた。
男だったら確実に惚れてるな、あたし…。
唯「お~い、ヒントさんや~い。で~てお~いで~。」
律「いやいや、呼んで出て来るもんならとっくに出てきてるだろ。」
憂「皆さん!ちょっと来て下さい!」
憂ちゃんが何か見つけたようだ。
あたし達は急いで声のした方に向かった。

838 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/01(土) 23:03:41.18 ID:ivIhVYbdO
澪「おお!さすが憂ちゃん!何があったの?(ああ、やっと出られる!)」
憂「これです!」
憂ちゃんが指差した所には、何やら文字が書かれていた。
暗闇に目が慣れてきたとは言っても、さすがに何が書かれてるかまでは分からないな。
と。
ふと廊下の方を見ると、何かの灯りが理科室に近づいてくる。
澪「うわあああ!見えない見えない見えない見えない見えない!」
???「ヒホ?」
律「おお!そこゆく悪魔くん!ちょっとこっちに来てくれ!」
???「キミ達何者ホ?ここで何してるホ?」
澪「いや、まずお前が名乗れよ。」

849 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/01(土) 23:19:00.83 ID:ivIhVYbdO
澪の奴、悪魔と分かった途端に態度が豹変しやがった。
???「失礼なオンナのコヒホ!このコ絶対オトコに媚び売るタイプホ!」
澪「勝手な事言うな!」ボカッ
???「え~ん、コワいオンナのコがイジメるヒホ~!」
唯「澪ちゃん、殴ったら可哀相だよ~。」
澪「…わ、悪かったよ。で、名前は?」
???「オイラはジャックランタンヒホ。キミ達は何者ホ?」
とりあえず、あたし達はジャックランタンに自己紹介とこれまでの経緯を説明して、協力を仰いでみた。
ランタン「う~ん…協力してもいいホ。だけど、オイラのお願いも聞いて欲しいホ。」

864 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/01(土) 23:33:23.86 ID:ivIhVYbdO
憂「どんな事?出来る限り手伝うよ。」
ランタン「ありがたいヒホ!実は弟を探してるヒホ。」
律「弟?どんなやつなんだ?」
ランタン「カンタンに言うとプリクラ君ヒホ。あ、でも弟の帽子にはボンボン付いてないホ。」
澪「プリクラ君ってあの雪だるまみたいなやつか。今のところは見てないな。」
ランタン「はぐれたのはついさっきヒホ。だからそう遠くには行ってないはずヒホが…いくら探しても見つからないヒホ…もしかして、もう他の悪魔に…ヒホー!」
律「大丈夫だって!早く見つけてやろうぜ!」

867 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/01(土) 23:49:18.35 ID:ivIhVYbdO
???「ククク…オイラを呼ぶ声がすると思えば…。我が兄ではないか。」
ランタン「オマエ誰ホ!?オマエみたいな真っ黒いヤツ知らないホ!」
???「何を言う…オイラは素晴らしいチカラを手に入れたホ…。変わらぬ方が無理というものホ。」
所々変わってない気もするが…まあ、あえてツッコまないでおこう。
唯「だったら、あなたは誰なの?」
???「よくぞ聞いたホ、オンナ。オイラこそは泣く子も黙る恐怖の大王、ジャアクフロスト様ホ!」
………
……

駄目だ、ちっとも邪悪に見えねー!
で、でも、これは確実にツッコんだら負けだ!

878 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/02(日) 00:16:33.45 ID:URBVoH5vO
ランタン「弟がおかしくなっちゃったヒホー!」
フロスト「オイラが世界を恐怖で染め上げてやるヒホ!まずはオマエ達から、ごーとぅーへるしてくれるヒホ!」
ち!
やるしかねーみたいだな!
ランタン「殺しちゃダメヒホ!何とかして助けてやって欲しいヒホ!」
唯「任せといて!」
あたしと平沢姉妹は悪魔化してジャアクフロストと対峙する。
律「コレでも食らえ!」
あたしは手のひらに炎の塊を生み出すと、ジャアクフロスト目掛けて投げつけた!
フロスト「そんなモノは効かんヒホー!」
律「うわあ!」
マジかよ!跳ね返しやがった!
雪だるまに火が効かないって反則だろ!?

895 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/02(日) 01:07:53.30 ID:URBVoH5vO
唯「コレならどーだ!」
唯は手から刃を出すと、猛スピードで斬りつけた!
ランタン「い、痛いヒホー!」
唯「あう、ゴメン!」
ランタン「な~んてな!キーホー!」
唯「うわー!」
憂「お姉ちゃん!」
騙し討ちを食らって吹っ飛ばされ、激しく壁に叩きつけられて気絶してしまう唯。
律「コノヤロー!」
あたしは拳を強く握り、ジャアクフロストに殴りかかる。
同時に、憂ちゃんも風の刃を飛ばして攻撃する。
が、こちらの攻撃をことごとくかわして反撃を仕掛けてくるジャアクフロスト。
くそ!このままじゃ…!

897 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/02(日) 01:17:08.81 ID:URBVoH5vO
澪「そうか…。」
律「澪?どうし…。」
澪のアートマが輝く。
澪「お前も…怖いんだよな?」
フロスト「何を言ってるホ?オイラは何も…。」
澪は、青白い光に包まれて、悪魔に変身した。
澪「大丈夫…もう、怖くないよ。」
フロスト「何も、怖くなど…。」
澪は、ジャアクフロストを優しく抱きしめて言葉を続ける。
澪「確かに、独りぼっちは寂しいし、怖いよな。でも、もうお兄さんが傍にいる。私達もついてるよ。だから、もう何も怖がらなくていいんだ。強がらなくていいんだ。いつも通りの君に戻りなよ。」
フロスト「ヒホ…。」

922 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/02(日) 01:40:53.00 ID:URBVoH5vO
ジャアクフロストから黒い霧が吹き出す。
それが消えると同時に、今まで暗かった理科室が光に包まれた。
フロスト「あれ?オイラ今まで何してたヒホ?」
ランタン「弟よ~!元に戻ったヒホー!」
唯「よかったね~。」
憂「お姉ちゃん!大丈夫なの?」
唯「うん!全然へ~きだよ!」
ランタン「澪チャンには、なんてお礼を言ったらいいか分からんヒホ。」
フロスト「ごメーワクをおかけしましたヒホ。」
律「いいっていいって。それより、あんなすごい力、どこで手に入れたんだ?」
フロスト「う~ん…忘れちゃったホ…。面目ないヒホ。」

317 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/02(日) 18:01:34.02 ID:URBVoH5vO
律「ん~…そっか、残念。」
もしかしたら、太陽を黒くしたやつの仕業かも、と思ったけど、やられた本人が覚えてないんじゃしょうがないか。
しっかし、澪にはビックリしたぜ。
まさかフロストが黒くなった原因が分かったうえに、それを直しちまったんだからな。
唯「ねえねえ、部屋が明るくなったし、あの文字読めるんじゃないかな?」
澪「あ…。」
憂「戦いに夢中で忘れてた…。」
右に同じく。
あたし達は、さっきの文字があった所に行った。
全員「………。」
どの道読めねー!
どこの国の言葉だよこれ!?

320 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/02(日) 18:13:34.01 ID:URBVoH5vO
フロスト「おお!そうだったホ!」
ランタン「何か思い出したホ?」
フロスト「黒いチカラのせいでモーローとした意識を振り絞って、ここに犯人の情報を記したんだったヒホー!」
律「おお!マジか!早く読んでくれ!」
フロスト「今読むヒホー!えーと…『はんにんはじゃあくなめをしたすーつのおんな』だホ!」
澪「邪悪な目…?」
唯「さわちゃんがギター弾くとき…目つき邪悪になったよね…?」
憂「でも…さわ子先生とは限らないんじゃ…。」
律「な、なあ、他に何か特徴とか覚えてないか?」
フロスト「う~ん…。」

336 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/02(日) 19:20:20.35 ID:URBVoH5vO
フロスト「特徴…とくちょう…とくt…ZZZ…。」
律「っておい!寝るなよ!」
まあ、とりあえず情報は手に入ったし、そろそろ他のとこを調べに行くか。
ジャックブラザーズと別れを告げ、次に行く場所を思案する。
唯「家庭科室行こうよ!武器あるし!」
澪「いやいや、絵的に危ないだろ。包丁やらフォークやら持ってたら。」
唯「う~、確かに。」
憂「じゃあ、図書館とかどうですかね?」
律「なる程。情報集めと言えば、やっぱ図書館が一番だよな。」
澪「先に図書館にすればよかったのに。」ボソ
律「ん~?何かいいまちたか~?みおたん(はあと)」
澪「くっ…。」

352 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/02(日) 19:52:01.87 ID:URBVoH5vO
澪「まあ、私も変身出来るようになったし、結果オーライだけどさ。」
憂「そういえば、澪さんの力って、どういうものなんですかね?」
唯「あれはきっと癒やしの力だよ。だって澪ちゃんは…。」チラ
律(コク)
唯律「萌え萌え~キュン(はあと)」
澪「やめろ~!」
憂(澪さん可愛いなあ)ニコニコ
雑談もほどほどにして、図書館へと向かうあたし達。

図書館

唯「よ~し、開けるよ!」
勢いよく扉を開く唯。
唯「異常なしであります!澪ちゃん隊長!」
澪「なぜ隊長…?」
憂「じゃあ、手分けして本を調べてみましょう。」
憂ちゃんのその一言に頷いて、あたし達はてんでに本を調べ始めた。

368 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/02(日) 20:46:32.63 ID:URBVoH5vO
………
……

む~…。
それらしい情報も見つからず、一旦集合する為に呼びかけようとした時だった。
「きゃあああ!」
!?
誰かの叫び声が廊下から響いた!
憂「この声…まさか!」
急いで廊下に出るあたし達。
そこには、肩に梓を抱えた太った男がいた。
???「チッ!騒ぐんじゃねえよ小娘!」
梓「いやー、離して!」
憂「梓ちゃん!」
律「何で来たんだよ!」
梓「だって…なかなか戻って来ないから、心配になって…。」
律「ったく!無茶しやがって!今助け…!」

390 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/02(日) 21:08:02.01 ID:URBVoH5vO
憂「梓ちゃんを…離せえええええ!!」
いつの間にか悪魔化した憂ちゃんが、太った男に飛びかかる!
???「うおあ!?」
驚いて梓を落とす男。
とっさに梓をキャッチする憂ちゃん。
憂「大丈夫?梓ちゃん。」
梓「う、うん。ありがとう、憂。」
唯「あずにゃんに何しようとしてたか知らないけど!」
律「許してやる訳にはいかねーな!」
???「だったらどうするってんだ?小娘風情が。」
唯律「てめぇはミートボールだ!」
???「ぐぬっ…やってみやがれええ!」
男は悪魔化して、あたし達に襲いかかってきた。

418 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/02(日) 21:48:55.55 ID:URBVoH5vO
???「冥土の土産に名乗っといてやる。オレ様はミック・ザ・ニック!てめえら全員、食い尽くしてやるぜえ!」
あたしは拳の一撃をミックに浴びせる。
…あれ?
あっさり吹っ飛ぶ奴の頭に拍子抜けしていると。
ミック「ふいー、アブねえアブねえ。」
唯「頭が変形した!?」
ああもう!
何でボスクラスの敵ってのは、こうも何でもありなんだよ!
唯「だったら両方倒すまでだよ!」
唯は両手の間に冷気を溜めて、それを頭だったやつにぶつけた!
ミック「頭が凍っ…。」
澪「でかした唯!よし、いまのうちに…。」

442 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/02(日) 22:12:58.59 ID:URBVoH5vO
その時。
ミック(体)がその巨体を使って地面を揺らした!
律「うわわわ!」
澪「ダメだ、立ってられない!」
そうこうしてるうちに、ミック(頭)の氷が溶けてしまった!
ミック「へっ!あめえな、小娘共。」
チクショー!行けると思ったのに!
と。
どこからともなく炎の渦が現れ、ミック(頭)をとり囲んでいく。
ミック「うぎゃー!アッチーアッチー!」
???「なんだ、どっかで見た悪魔だと思ったら、てめぇかよ。また俺にミートボールにされに来たのか?」
声のする方を見ると、口が2つある真っ赤な悪魔がそこにいた。

488 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/02(日) 22:59:47.08 ID:URBVoH5vO
ミック「ゲゲッ!おめえはヒート!」
ヒート「おーおー、光栄だねぇ。てめぇみてえなカス野郎にも、俺への恐怖心がまだあるらしいな。」
ヒートと呼ばれたその悪魔は、その手に炎をたぎらせると、再びミック(頭)に放った。
ミック「ぎゃああああ…。」
あっという間に焼き尽くされたミック(頭)。
ヒート「俺が手伝うのはここまでだ。あとはおめぇらで何とかしな。」
そう言うと、ヒートは階段に向かって走り出した。
澪「一体だけなら何とかなるよな?」
唯「もっちろん!憂、あずにゃんを守っててね!」
憂「うん!」
律「よっしゃあ!行くぜ!」

495 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/02(日) 23:13:33.45 ID:URBVoH5vO
………

何とかミック(体)を倒したあたし達。
澪「さっきのヒートって奴…もしかして、音楽室に行ったんじゃないよな?」
唯「えっ!だったらヤバいよ!和ちゃん達は変身できないし!」
梓「早く戻りましょう!」
なんかデジャヴ…なんて言ってる場合じゃないか。
あたし達は大急ぎで音楽室に戻った。
ヒート「やっぱりな…道理で連絡が出来ねえ訳だ。」
紬「ごめんなさい。突然の事だったので、私達にはどうしようもなくて…。」
ヒート「謝る事じゃねぇさ。それに、こんな事をする奴の見当はついてる。」

55 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/03(月) 22:41:09.42 ID:GqohQSQHO
音楽室に到着したあたし達。
そこには、ムギ、和、赤髪でマントを着た男の3人がいた。
律「あんたさっきの…ヒートってやつか?」
ヒート「よう。生きてたか。」
澪「む、ムギ達に近づくなよ!」
ヒート「何言ってやがる?近づかなきゃアイツ等を回収出来ねえだろ?」
そう言ってヒートは石化したアルジラさん達を指差した。
律「って事はあんた、あの2人の仲間なのか?」
ヒート「まあ、そんなとこだ。」
紬「あの、さっき犯人の見当がついてるっておっしゃってましたよね?教えていただけませんか?」
ヒート「犯人は屋上にいる。多分、お前等の方がよく知ってる奴だ。」

76 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/03(月) 23:02:16.44 ID:GqohQSQHO
唯「私達がよく知ってる…?」
梓「もったいぶらずに言ってください!」
ヒート「聞いて後悔するなよ…確か、『山中さわ子』…だったか。」
………。
嫌な予感が的中しちまった。
でも、なんでさわちゃんが…!
ヒート「もっとも、コイツ等を石にした実行犯はバットって野郎だがな。たまたま見つけたソイツをとっ捕まえて吐かせたら、今回の一件は『山中さわ子』の仕業だって事をアッサリ教えてくれたぜ。」
澪「先生は…何をしようとしてるの!?」
ヒート「さあな。太陽と話でもしてえんじゃねえのか?…そういやバットの奴、『鍵』がどうとか言ってやがったな。」

83 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/03(月) 23:19:26.30 ID:GqohQSQHO
憂「『鍵』…?」
和「何の事なんですか?」
ヒート「知らねえな。俺はバットがそうつぶやいたのを聞いただけだ。『山中さわ子』が言ったんじゃねえのか?あばよ。」
ヒートはアルジラさん達を抱えると、音楽室を出て行った。
澪「やっぱり、先生の仕業だったのか…。信じたくはないけど。」
唯「『鍵』って何の『鍵』なんだろうね?」
どっちにしろ、さわちゃんに会えば全部はっきりするのか。
律「よし。行こうぜみんな。…屋上へ!」
うなずく一同。
待ってろよさわちゃん!
何する気か分かんないけど、必ず止めてやる!

102 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/03(月) 23:54:21.77 ID:GqohQSQHO
屋上にたどり着いたあたし達。
さわ子「来たわね。」
唯「さわちゃん!一体、なんでこんなことしたの!?」
さわ子「…あなた達、この世界をどう思う?」
和「どういう意味ですか?」
さわ子「私は、もう飽きちゃったわ。だから、世界を壊そうと思うの。」
梓「世界を…壊す…!」
澪「飽きたって、なんで!?」
さわ子「…変化のない、退屈な日常に嫌気がさした…ってとこかしら。太陽と交信して、この世界を壊して貰うのよ。…私じゃあ半端になっちゃったけど、あなた達なら完全な交信が出来るはず。」
紬「つまり、『鍵』っていうのは私達の事ですか?」
さわ子「そういう事よ。」

123 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/04(火) 00:11:13.64 ID:AQF5lpZlO
律「そんな事…あたし達が協力すると思うのか?」
さわ子「従わないなら太陽はそのまま。世界中のありとあらゆる生物が石化して、結局世界は滅ぶ。…どの道壊れるなら、早く壊すのが世界の為だと思わない?」
憂「自分でやっておいて…!」
澪「そんなの、間違ってる!」
さわ子「だったら私を倒してみなさい。まあ、倒す事が出来れば、の話だけど。」
そう言うと、さわちゃんは胸に手を当てた。
青白い光が輝き、さわちゃんは巨大な悪魔になった。
さわ子「さあ、どこからでもかかって来なさい!」

168 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/04(火) 00:57:09.80 ID:AQF5lpZlO
………

攻撃がほとんど効かず、防戦一方のあたし達。
対するさわちゃんはまだまだ余裕綽々といった様子で、こちらに猛攻を仕掛けてくる。
さわ子「ホラホラ、さっきまでの威勢はどうしたの!?もしかして、もう諦めたのかしら!?」
くっ…さすがにもう限界だ…!
あたしはたまらず片膝をつく。
さわ子「隙だらけよ!」
澪「律!!(駄目だ…間に合わない…!)」
さわちゃんの拳が、あたしの頭上に振り下ろされる。
ズガッ!
………
………
………?
殴られたはずなのに、痛くない。
もしかしてあたし、死んだ?
だから痛みを感じないのか?
あたしは恐る恐る目を開ける。
すると、そこには男性とも女性ともつかない、不思議な人物がいた。
この人があたしを守ってくれたようだ。

187 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/04(火) 01:15:50.29 ID:AQF5lpZlO
律「あなたは…?」
???「私はセラフ。太陽の使者…かな。」
さわ子「太陽の使者ですって?そんな奴が、今更何の用があるっていうの?」
セラフ「少し、彼女達を借りていくね。」
セラフはあたしと澪を差してそう言った。
さわ子「…直接対話をさせようっていうの?何故私じゃないの?」
セラフ「あなたが言った通り、彼女達は『鍵』だよ。この世界を…救う為の。」
さわ子「救う!?そんな事…!」
唯「先生!先生は、退屈だから世界を壊すって言ったけど…私は、この世界が好き。さわちゃんが、みんながいるこの世界が好きなの!誰もいない世界なんて、今よりつまんなくなっちゃうじゃん!そんなの駄目だよ!…戻ろうよ…ね?さわちゃん。」

207 :◆PzD3ftv2xo :2009/08/04(火) 01:47:41.89 ID:AQF5lpZlO
さわ子「唯ちゃん…!許して、くれるの?こんな事をした私を…。」
唯「誰だって間違っちゃうことはあるもん。大丈夫!今度は絶対飽きさせないから!」
さわ子「ありがとう…!」
さわちゃんは人間に戻り、その場に泣き崩れた。
セラフ「さあ、行きましょう、2人共。ブラフマンが待ってるよ。」
あたしと澪は、セラフに導かれて太陽へと向かう。

太陽・最深層

そこには、巨大な建造物があり、こちらを見下ろしていた。
セラフ「あれがブラフマン…この世界を創造した神だよ。」
澪「あれが…神…。」

212 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/04(火) 01:54:08.99 ID:AQF5lpZlO
律「神サマ、お願いだ!この世界を壊さないでくれ!あたし達はまだ、この世界でやりたい事がまだたくさんあるんだ!」
ブラフマンが何かを語るように輝く。
セラフ「その気持ち、行動で示せ…だってさ。」
ブラフマンの姿が変わる。
つまり、戦えって事か。
やってやるぜ!
みんなを、世界を守る為に…!
律「行くぜ澪!」
澪「おう!」
あたし達は神に立ち向かっていく…!

232 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/04(火) 02:07:35.32 ID:AQF5lpZlO
……………

音楽室

いつものメンバーと、いつものように放課後ティータイムに興じるあたし達。
澪「アートマも消えたし、これで何もかも元通りだな。」
唯「そ~だね~。」
律「まさに大団円って感じだな。」
紬「アルジラさん達も元に戻ったって連絡があったし、本当に良かったわ。」
梓「そろそろ練習しましょうよ。また唯先輩がコード忘れてるかもしれないですし。」
唯「あずにゃんひどい!やっぱり私の事嫌いになったんだ~!」
梓「あ、あう、別にそういう訳じゃ…。」
律「仲いいな~お前ら。」ニヤニヤ

241 : ◆PzD3ftv2xo :2009/08/04(火) 02:31:06.49 ID:AQF5lpZlO
さわ子「みんなー!新しい衣装作って来たわよ!次の学園祭はコレ着て出なさい!」
澪「そ、そんな恥ずかしい格好出来ないよ~!」
梓「私も、さすがにコレはちょっと…。」
唯「え~カワイイじゃ~ん!」

いつも通りの日常。
それって、結構幸せな事だよな。
あんな体験の後じゃ、余計骨身に染みるぜ。
律「たまには、あたしが作詞してみようかな~?」
澪「律が作詞?なんかロクな歌詞になりそうにないな。」
律「なにお~う!見てろよ!ぜってー澪よりすげー歌詞書いてきてやるせ!」




FIN