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420 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/08/06(木) 18:36:28.37 ID:KeAznxnNO

執事斉藤の一生



紬「ねぇ、斉藤」

斉藤「何でしょう、お嬢様」

紬「もう、私は大人になったわ。だから、しばらく休んでもいいのよ…ねっ?」

斉藤「何をいいますか、私からすればまだまだ子供ですよ。まだまだ元気に働けますし」

紬「バイトだって始めた。たくさんの仲間と、友好を深め世界を広げていった。…もう、私は『琴吹 紬』じゃない」

紬「一人の女の子として生きたいの…ダメ?」

斉藤「…お嬢様も、もうそんな年なのですね…」

斉藤「わかりました、では休暇を貰います」カツカツ

427 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/08/06(木) 18:45:55.30 ID:KeAznxnNO
―公園―
斉藤「…ふぅ、まさかお嬢様に休暇を与えられるとは」

斉藤「一昔前は休む暇もないほど振り回されたものだが…いやはや…」

斉藤「そういえば、こんなこともあったなぁ…あのときが一番大変だった」
ポワワン
つむぎ「イヤァ!やめて、はなして!」

誘拐犯「離さねえよ、あのじじいが金を出すまではな!オラッ早くしろ、刺し殺すぞ!」

斉藤「…要求した一億だ、受け取れ」スッ

誘拐犯「へへ、アタッシュケースに札束がいっぱいだぜぇ…おいガキ、離してやるから取りに行け」
タタタッ
つむぎ「うわぁあんさいとうごめんなさい!うわぁぁん!」

斉藤「よしよし…さぁ、これを持って行きなさい」

つむぎ「うん…うん…!」

誘拐犯「へっへ、よーし来い、早く来い!…ん?」

430 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/08/06(木) 18:55:59.76 ID:KeAznxnNO
斉藤「…私を、ただの男だと思わないことですな…はぁっ!」ガシッ!

誘拐犯「な、後ろ…うおっ!?」グルン!ドサッ…

斉藤「琴吹家の大事な一人娘を、誘拐した罪は重い!フッ!」ボグッ

誘拐犯「ぐぼっ!?…お、おえええ!」

斉藤「まだだ、立て…こんなもんじゃすまされんぞ」ドッ!
ゴロゴロ…
誘拐犯「ぐあっ!はぁっ…はぁ…くそっ…!」

斉藤「(ピッピッ)…もしもし、斉藤だ。誘拐犯が外に出た、直ちに捕らえてくれ。じゃあ頼んだぞ(ピッ)」

斉藤「…さぁお嬢様帰りましょう。おうちに帰ればあったかいご飯が待ってますよ」ニコッ

つむぎ「…(フルフル)か、かっこいい!さいとうって、すっごく強いのね!」

斉藤「はは、鍛えてますからね。そうだ、肩車してあげますよ」

つむぎ「わーい!」
ポワワン
斉藤「そのときのお礼に、似顔絵を描いて貰ったなぁ。いやぁ懐かしい」

432 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/08/06(木) 19:04:36.42 ID:KeAznxnNO
斉藤「そんなお嬢様も今年で成人…早いものだ、月日がたつのは」キーコキーコ

ようじょ「おじちゃん、そこどいてぇ…ぶらんこ、のりたいの」

斉藤「ハハ、ごめんね。さぁどうぞどうぞ」

ようじょ「…んー。やっぱいいや!おじちゃんつらいことあったみたいだし!」

斉藤「これはこれは…子供は何でもお見通しですね」

ようじょ「えーと、あれでしょ?りすとらっていうの!うちのパパとおんなじだねっ!」

斉藤「いや違いますよ、私は今仕事のお休みを貰ったからこうしてここにいるわけで」

ようじょ「それ、パパも前に言ってたー」

斉藤「なっ!?ち、違いますからね!?」

ようじょ「あはは、おじちゃんおもしろいから信じるよ!ねぇ、一緒に遊ぼう?」

435 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/08/06(木) 19:14:45.01 ID:KeAznxnNO
カー、カー
斉藤「…ふぅ、子供と遊ぶのは楽しいものです」

ようじょ「おじちゃん、またね!あしたもあそぼう!」

斉藤「明日か…明日はちょっと難しいんですよ、お嬢様の成人式がありまして」

ようじょ「へぇ、おじちゃんってひつじさん?」
《つむぎ「わぁ、あたらしいひつじさんだぁ!」》

斉藤「ひつじではなく執事…」ホロリ

ようじょ「あ、あれ?おじちゃんどうして泣くの?私のせい?ねっねっ泣きやんで!」

斉藤「え、あ…いえ、大丈夫ですよ(…幻聴か…)」