856 :鶏肉 ◆KXdf4vT3Ls :2009/08/09(日) 17:40:41.99 ID:XWDdmyVRO
『森の中で』

琴吹紬は、フィンランドにいた。
琴吹家は、毎年、夏になるとフィンランドを訪れており、紬にとっても、例年通りの
ことであった。
そして、紬は、例年通り、この旅行をつまらないと考えていた。
いや、例年通りというのは、おかしい。
正しくは、例年に比べてつまらないと考えていた。
つまらぬ旅行とはいえ、これまでは、日本にいても大差のないつまらなさであった。
しかし、今年、紬は、かけがえのない三名の友人と、打ち込めることを得た。
そのことが、この旅行を一段とつまらぬものにしていた。
「早く帰りたい……」
紬は、一人森の中で呟く。
屋敷にいても退屈なため、彼女は近くの森に出かけていた。
大した距離ではないため、お付きの者も連れていない。
ほんの少しぶらついて帰る、その程度のことであった。
しかし―


857 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 17:43:45.65 ID:XWDdmyVRO
「あら?」
いつの間にか、彼女は、見知らぬ景色の中にいた。
あたりには、鬱葱と木々が茂り、薄暗くなっていた。
彼女は、自分が来た方角さえ、分からなくなった。
「考え事をしながら、歩いてたから……」
彼女は、自分の不注意を後悔した。
「迷った時は、動かないほうがいいわね」
帰りが遅くなれば、心配した家の者達が探しにくる。
彼女は、その場で待つことにした。

「はあ……」
彼女は、木陰でため息をつく。
木の隙間から、日が沈みかけているのが見えた。
「まだかしら……」
突然、目の前の木々が大きく揺れた。
「!?」


858 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 17:48:42.15 ID:XWDdmyVRO
彼女は、息を呑む。
「……斉藤?」
彼女は、頼りとする執事の名を呟いた。
その瞬間、目の前の木々が横に倒れた。
そして、彼女の顔は、真っ青になった。
現われたのは、頼りとする執事でも、ましてや、人間ですらなかった。
彼女の目には、3メートルほどの身の丈、ギリシア神話のミノタウロスを髣髴とさせ
る、牛頭人体の怪物の姿が映った。
彼女は、我が目を疑った。
怖い、これは夢だ、殺される、逃げなければ、助けて―
彼女の頭は、混乱の渦に飲み込まれた。
怪物は、彼女に向って、その巨腕を伸ばした。
逃げろ、逃げろ―
彼女は、頭の中で、必死に叫んだ。
しかし、硬直した足が、その叫びに応えることはなかった。
巨腕が、彼女のすぐそばに迫る。


860 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 17:52:47.59 ID:XWDdmyVRO
布の引き裂かれる音が響く。
彼女の下半身を覆っていた衣類が、怪物の巨腕によって、引き裂かれた。
彼女は、状況が呑みこめなかった。
下半身を露わにしていることへの羞恥心もなく、ただ呆然としていた。
呆然としている彼女を、現実に引き戻したのは、怪物の股間にいきり立つものであっ
た。
それが、目に映った瞬間、彼女は、漠然とこれから起こりうることを理解した。
まさか―
ありえない。
私は人間、相手は怪物。
彼女は、必死に、頭に浮かんだ考えを振り払おうとした。
その時、怪物が、彼女の両足を掴み、後ろから、紬の秘所に、そのいきり立ったモノ
を当てた。
そんなはずは―
紬のそんな思いは、無情にも打ち破られた。


861 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 17:55:53.82 ID:XWDdmyVRO
「いぎゃあああああああああああああああああああああ」
この世のものではないかのような絶叫が響きわたる。
何かが破れた。
何かが裂けた。
何かが砕けた。
この上ない痛みが、彼女の股間から、そして、全身へと伝わる。
彼女の処女膜は、無残に破れ、そのモノのあまりの大きさに、彼女の秘所は裂け、鮮
血に染まっていた。
小さな穴には全く不釣り合いなものを、無理矢理突っ込まれたため、彼女の股間周り
の骨は、砕けてしまった。
この世ならざる激痛にも関わらず、彼女は、気を失うことが出来なかった。
怪物が、無理に紬の中でモノを動かす。
「うっ……やっ……っ!!…………」
抉り取られるような痛み、腹を突き破られそうになる痛み。
彼女の目は飛び出そうになり、口からは泡を噴き出していた。
「かっ…………はがっ…………あっ…………」
息も絶え絶えに、彼女の口からは、微かな声がもれていた。
突然、怪物のモノが、大きく熱く膨らむ。
そして、怪物は、紬の中に、勢いよく精を放った。


862 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 17:58:28.75 ID:XWDdmyVRO
「いや…………あつ…………い…………」
白濁としたマグマが、紬の中に満ちていく。
その華奢な体では、到底受け切れず、溢れ出たものは、大きな音を立てて、地面に落ちて行った。
怪物が、紬の中から、肉棒を抜き出す。
紬は、人形のように地面に倒れた。
その口から洩れる息により、彼女がどうにか生きていると確認できる。
股間からは、血をしたたらせ、目、鼻、口からは、それぞれ体液が溢れ出していた。
全身に痛みが走り、消えそうになる紬の意識を、無理矢理引っ張り出した。
その間にも、怪物のモノは、再び熱を帯びていく。
「もう…………嫌…………」
涙声で紬が呟く。

突然、怪物が震えだした。
「な……に……?」
怪物の動揺が、紬の目にも映った。

轟音―
木々が次々に倒されてく。
何かがこちらに迫っていた。


863 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 17:59:43.25 ID:XWDdmyVRO
そして、巨大な球体が現われた。
大きさは、8メートルほどであろうか。
体中が、無数の暗緑色をした触手に包まれており、その隙間から、目や口のようなも
のが見えた。
牛の怪物が逃げ出そうとする。
しかし、触手の怪物は、その逃亡を許さなかった。
幾本もの触手が、牛の怪物を捕える。
そして、牛の怪物は、球体の中心部へと送りこまれ、二度と出てくることはなかっ
た。

触手の怪物は、紬に向かって、5本の触手を伸ばし、彼女の四肢を拘束した。
そして、残った触手が、彼女の口に入り込んだ。
殺される―
彼女がそう思った時、彼女の口内に、勢いよく粘液が噴出された。


864 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 18:02:15.39 ID:XWDdmyVRO
「――――ッ!!?」
苦く、ねばねばとした液体が、紬の口内に充満する。
触手に口を塞がれていたため、紬はそれを飲み干す他なかった。
口内から触手が引き抜かれた。
しかし、それも束の間、さらに、数本の触手が、紬に襲いかかる。
「あっ……!!」
紬は、その豊満な胸を締め付けられた。
そして―
「やっ!そこは駄目!!」
鮮血に染まった秘所、さらに、肛門へ、触手が迫っていた。
「もう嫌!!やめて!!!!」
紬の懇願も虚しく。
「あああああああああああああああああああああああああああ」
触手は、紬の体内に侵入した。


865 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 18:05:00.80 ID:XWDdmyVRO
「痛っ…………もうやめっ…………」
触手が、牛の怪物のモノほど太くないとはいえ、血まみれの穴と、本来生殖に使う穴
に、異物を挿入されているのだ、その痛みは、言語を絶するものであった。
さらに、別の触手は、彼女の胸を締め付け、乳首を弄くりまわす。
「やっ…………だめ…………」
紬の口から、甘い声が漏れる。
「くっ……やぁ……!!」
触手の攻めは続く。
紬の感度は高まっていく。
「はっ…………ああっ……!!」
やがて、絶えまない攻めにより、下半身の激痛すら快感になり始めていた。

いくらかの時間が過ぎた、その時。
「……っ!!?」
紬の乳房から、白色の液体が飛び出した。


867 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 18:07:56.95 ID:XWDdmyVRO
「な、何で!?私妊娠もしてないのに!!?」
さらなる異常事態に、紬は、混乱を深めた。
その間にも、触手の攻めは続く。
「あがっ…………はあ…………っ!!」
痛みと、快感と、異常事態に、紬の精神は崩壊しかけていた。
体内に挿入された触手が、動きを速め、膨らみ始める。
「やめっ…………出さないでええええ!!!!」
紬の体内で、触手が勢いよく爆ぜた。
二つの穴が、熱い粘液で満たされていく。
そして、再び、触手が活動を開始する。
「あは……あはは…………」


868 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 18:09:28.20 ID:XWDdmyVRO
「あひいいいいいいいい産まれるううううううううううう」
女の膣から、糸のような触手に包まれた、野球ボールほどの大きさの球体が、いくつも飛び出した。
「もっと犯して!!!もっと産ませてええええええええ!!!!」
深い森の中、大きく腹を膨らませた琴吹紬は、怪物の母となった。



終わり

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年08月13日 13:48